英語を使って仕事をしていると、
こんな場面に出くわしたことはありませんか?
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言いたいことはあるのに、言葉がきつくなりそうで黙ってしまう
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相手の行動にイラッとするけど、どう表現していいかわからない
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「余裕をもって対応したい」と思っても、英語が出てこない
実はこれ、語彙の問題というより「考え方の引き出し」が足りていないだけかもしれません。
英語には、「余裕」を表す言葉がいくつもありますが、
中でも覚えておくと実用的なのがこの2つ。
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Margin
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Allowance
どちらも「余裕」と訳されがちですが、
意味も使いどころも、はっきり違います。
1. Margin ―― 英語で表す「自分を守る余白」
Margin の基本イメージは
👉 境界線からの余白 / 安全地帯
もともとは、
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ページの余白
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利益率(profit margin)
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安全マージン
など、「ギリギリを避けるための幅」を表す言葉です。
英語的な感覚
Margin は 感情よりも構造・設計の言葉。
「トラブルが起きる前提で、最初から余白を作る」という考え方です。
例文(シンプル)
“We need some margin in the schedule.”
(このスケジュール、少し余裕が必要ですね)
“I left a small margin, just in case.”
(念のため、少し余裕を残しておきました)
英語では、
「頑張る」よりも
“leave room / build in margin” の発想が好まれます。
👉 余裕がある=仕事ができる
という評価につながるのもポイントです。
2. Allowance ―― 英語で表す「相手を計算に入れる余裕」
一方の Allowance は、
人に向けた余裕の言葉です。
意味の核は
👉 「そうなることも想定しておく」「大目に見る」
よく使われる文脈
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相手のミス
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特殊な事情
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忙しさ・混乱・未熟さ
例文
“We should make allowances for mistakes.”
(ミスが起きることも想定しておくべきです)
“Please make some allowance for his situation.”
(彼の状況も考慮してあげてください)
ここで重要なのは、
Allowance は 感情論ではなく、判断だという点。
「優しいから許す」ではなく、
「事情を理解した上で、そう扱う」。
だから英語ではとても 大人っぽい表現になります。
3. なぜ英語では「Margin → Allowance」の順なのか
英語の感覚でも、
この2つにははっきりした順番があります。
Margin がない人は、Allowance を語らない。
自分のスケジュール、体力、役割に余白がない状態で
相手に配慮するのは難しい。
だから英語では、
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まず build in a margin
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その結果として make allowances
という流れが自然です。
これは、
英語が「精神論」よりも
構造と前提条件を重視する言語だから。
4. 英語学習にもそのまま当てはまる話
この考え方、実は英語学習そのものにも使えます。
Margin がない英語学習
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毎日〇分やらなきゃ
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完璧に言えないとダメ
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間違えたら恥ずかしい
→ 続かない、疲れる、黙る。
Margin を作った英語学習
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今日は短くてもOK
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単語だけ出れば合格
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詰まっても言い直せばいい
そうすると、自分に Allowance を出せるようになります。
「今日はここまででいい」
「今はこのレベルで十分」
この自己許可がある人ほど、
英語は長く、安定して伸びます。
まとめ:英語が楽な人は「余裕の言葉」を持っている
英語で余裕を表すなら、
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Margin:自分を守るための設計
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Allowance:相手を尊重するための判断
この2つを分けて考えるだけで、
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表現が自然になり
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気持ちが楽になり
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英語が「使える道具」になります。
英語は、
気合や根性で話す言語ではありません。
余裕を前提に組み立てる言語です。
まずは自分に Margin を。
その先に、自然な Allowance が生まれます。
▼種々の場面に対応するため、もう少しボキャブラリーを増やしましょう。
英語で「余裕」をどう言い分ける? ―― room / buffer / leeway / margin / allowance 実践まとめ
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