finish / complete / get through の違い|「最後までやる」を英語で言い分けられますか?

英語で「最後までやった」と言いたいとき、
つい finish ばかり使っていませんか?

I finished the work.
I finished the project.

間違いではありません。
でも、どこか 軽く・事務的 に聞こえることも多い。

なぜでしょうか?

それは英語では、
「何を終えたか」より「どう終えたか」
はっきり言い分けるからです。

今回は、

  • finish

  • complete

  • get through

この3つの違いを、
また 「景色」 で整理します。


結論から|3語の違いは「終わり方」

まず全体像です。

  • finish:作業が終わる

  • complete:欠けていたものが全部そろう

  • get through:しんどい過程を抜け切る

どれも「最後まで」ですが、
見ているポイントが違います。


1. finish|作業が終わった、それだけ

景色

  • タスクが目の前にある

  • チェックを入れて終わり

例文

I finished the report.
(レポートを書き終えた)

ニュアンス

  • 事実報告

  • 感情はほぼゼロ

  • ビジネスで無難

👉 finish は一番フラットです。


2. complete|欠けていたピースが全部埋まる

景色

  • パズルの最後の1ピースがはまる

  • 形として「完全」になる

例文

The project is complete.
(プロジェクトが完成した)

Please complete the form.
(書類をすべて記入してください)

ニュアンス

  • 不足がなくなる

  • 完成・完結

  • 品質・正確さ重視

👉 complete は「状態」を見ています。


3. get through|正直、きつかった。でもやり切った

(※第2回の復習 詳細は下記の記事を参照)

get through の意味と使い方|「通る」と訳しても一生わからない理由

景色

  • 途中でやめたくなる

  • 面倒・重たい・精神的に消耗

  • それでも出口にたどり着いた

例文

I got through the week.
(なんとか1週間を乗り切った)

She got through a tough project.
(大変なプロジェクトをやり切った)

ニュアンス

  • 感情が入る

  • 努力・忍耐

  • 現実感がある

👉 **get through は「人間くさい英語」**です。


4. 同じ日本語でも、英語はここまで違う

日本語の
「やり切った」

これを英語で言うとき👇

  • 作業として終えた → finish

  • 完成度を強調 → complete

  • 苦労を含めて言いたい → get through

ここを使い分けられると、
英語が一気に 薄っぺらくなくなります。


5. 初心者がまず覚えるべき使い分けルール

細かく考えなくてOKです。

まずはこの3つだけ。

  • 事務的 → finish

  • 正確さ → complete

  • しんどさ → get through

これだけで、
finish 連発地獄 から抜け出せます。


6. 会話で差がつく一言

たとえば、仕事終わり。

I finished today’s work.

I got through today.

後者のほうが、
「今日は楽じゃなかった」
という空気が一瞬で伝わります。

これが、
ネイティブが get through を好む理由です。


まとめ|英語は「結果」より「過程」を語る

finish / complete / get through は、
どれも正しい英語。

でも、
自分がどこを伝えたいか で選ぶ単語は変わります。

  • 作業?

  • 完成度?

  • それとも、そこに至る苦労?

英語は、
自分の立ち位置を選ぶ言語

ぜひ今日から、
「終わった」ではなく
「どう終えたか」 を意識してみてください。

あなたの英語は、
確実に一段、深くなります。

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