over / past / through の違い|「通り過ぎる」だけで済ませると英語は一生ズレる

英語学習をしていると、こんな疑問にぶつかりませんか?

「over も past も through も、日本語にすると“通る”?」
「結局どれを使えばいいの?」
「ネイティブは感覚で使ってるんでしょ…?」

安心してください。
これも あなたの感覚は正しい です。

なぜなら、この3語は
👉 日本語に訳した瞬間に、違いが消える単語たち だから。

今回も、答えは同じ。
「訳」ではなく「景色」で理解します。


結論から|3語の違いは「どこをどう通るか」

まず、全体像を一気に整理します。

  • over:上を越える

  • past:横を通り過ぎる

  • through:中を突き抜ける

同じ「通る」でも、
見ている景色がまったく違う のがポイントです。


単語は「移動ルート」で覚えると一生迷わない

この3語を、
人が歩いて移動する場面でイメージしてみましょう。


1. over|上を越える・障害をクリアする

景色

  • 目の前に壁や山がある

  • それを 乗り越える / 飛び越える

例文

The plane flew over the city.
(飛行機が街の上を飛んだ)

Get over the problem.
(問題を乗り越える)

ニュアンス

  • 高さ

  • ハードル

  • 克服

👉 over は「上から見る」視点です。


2. past|横を通り過ぎる・関与しない

景色

  • 道の横に人や建物がある

  • それを 横目で見ながら通過

例文

Walk past the station.
(駅の前を通り過ぎる)

Let’s put the past behind us.
(過去は水に流そう)

ニュアンス

  • 関わらない

  • 立ち止まらない

  • 距離感

👉 **past は「素通り」**です。


3. through|中に入り、出口まで抜け切る

(※第1回・第2回の復習でもあります)

through の意味と使い方|「スルー=無視」だと思っていた人が一瞬で腑に落ちる覚え方

get through の意味と使い方|「通る」と訳しても一生わからない理由

景色

  • 中に入る

  • 途中がある

  • 出口がある

例文

Go through the tunnel.
(トンネルを通り抜ける)

Get through hard times.
(つらい時期を乗り越える)

ニュアンス

  • プロセス

  • 徹底

  • 最後まで

👉 through は「中に飛び込む」視点です。


4. 3語を一瞬で見分けるコツ

迷ったら、この質問を自分にしてください。

Q. どこを通っている?

  • 上? → over

  • 横? → past

  • 中? → through

これだけです。


5. 日本人がよくやる間違いパターン

❌「困難を通り過ぎる」= past

→ 冷たい・他人事の響きになります。

❌「問題を over した」

→ 物理的・結果重視に聞こえがち。

⭕「困難を through した」

ちゃんと向き合った感じが出る。

ここが、
英語が「薄く聞こえる人」と
「伝わる人」の分かれ道です。


6. 会話でまず使うなら、この組み合わせ

初心者のうちは、
無理に全部使い分けなくてOK。

まずはこの感覚だけ持ってください。

  • 結果・克服 → over

  • 無関心・距離 → past

  • 努力・過程 → through

これだけで、
文章の説得力が確実に変わります。


まとめ|英語は「どこを見ているか」で決まる

over / past / through の違いは、
単語の難しさではありません。

視点の違いです。

  • 上から見るのか

  • 横を通るのか

  • 中に入るのか

英語は、
世界をどう見ているか を言語化する道具。

訳に頼るのをやめて、
ぜひ「景色」で選んでみてください。

そうすれば、
あなたの英語はもう
「なんとなく」ではなくなります。


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