なぜネイティブは can をあまり使わないのか?|英語が幼く聞こえる原因と脱出法

英会話を始めたばかりの頃、
こんな英語ばかりになっていませんか?

I can do it.
I can speak English.
I can finish the work.

もちろん、文法的には正しい。
でも、どこか 子どもっぽく・浅く 聞こえることがあります。

実はこれ、多くの英会話初心者が通る道です。

問題は、英語力ではありません。
can に頼りすぎていることです。


結論から|can は「可能性」しか言っていない

まず、はっきりさせましょう。

can は「できる可能性がある」ことを言う単語

それ以上でも、それ以下でもありません。

  • 実際にやったかどうか

  • どれだけ大変だったか

  • どういうプロセスだったか

👉 一切、語っていません。

だから、can ばかり使うと
英語が「事実の羅列」になってしまうのです。


単語は「結果」ではなく「通ってきた道」を語る

ここまでのシリーズを思い出してください。

  • through:中を突き抜ける

  • get through:困難を抜け切る

  • over / past:視点の違い

  • finish / complete:終わり方の違い

英語はずっと一貫しています。

over / past / through の違い|「通り過ぎる」だけで済ませると英語は一生ズレる

👉 「何ができるか」より「どうやってそこに至ったか」

これを語る言語なんです。

finish / complete / get through の違い|「最後までやる」を英語で言い分けられますか?


1. can が多すぎると、何が起きるか?

たとえば、こんな2文。

文①

I can finish the project.

文②

I got through the project.

文②のほうが、

  • 苦労

  • 現実感

  • 人間味

が、にじみ出ていませんか?

can は「入口の前」。
get through は「出口に立っている」。

この差が、
英語の厚みを分けます。


2. ネイティブがよく使う「can の代わり」

ここで、シリーズに出てきた単語たちが活躍します。

get through

👉 しんどかったけど、やり切った

I got through the week.


manage to

👉 ギリギリ成功した

I managed to fix it.


allow / let

👉 条件がそろって可能になった

This system allows us to work faster.


finish / complete

👉 状況に応じた「終わり方」

I completed the task.

どれも共通しているのは、
can より情報量が多い ということ。


3. 「can を使ってはいけない」のではない

ここ、誤解しないでください。

can は
悪い単語ではありません。

  • 能力の話

  • ルールの話

  • シンプルに可能かどうか

こういう場面では、
can は今でも最強です。

問題は、
👉 can しか使えない状態

これが、
英語が伸び悩む原因です。


4. 初心者が今日からできる脱・can のコツ

やることはシンプル。

「can が出てきたら、こう問いかける」

「それって、楽だった? しんどかった?」

  • 楽だった → finish / complete

  • しんどかった → get through

これだけで、
あなたの英語は一段深くなります。


5. シリーズの核心|英語は“姿勢”を語る言語

このシリーズで伝えたかったことは、ひとつ。

英語は、立場と姿勢を言語化する道具

  • 横を通ったのか(past)

  • 上から越えたのか(over)

  • 中に入ったのか(through)

  • ただ終えたのか(finish)

  • 完成させたのか(complete)

  • 苦労して抜けたのか(get through)

can は、
まだ何も語っていない状態です。


まとめ|can を卒業すると、英語は「語り」になる

can を使うのを、やめる必要はありません。

でも、
can 以外の選択肢を持った瞬間
あなたの英語は変わります。

  • 薄い英語 → 現実の英語

  • 反射の英語 → 語る英語

このシリーズが、
その最初の一歩になれば幸いです。


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