海外からのbotは「サイトの検問」だった話

アクセス解析を見ていて、ふと違和感を覚えたことはありませんか。

海外からのアクセスが急に増えている。

調べてみると、検索結果には

  • 危険かもしれない
  • 攻撃の前兆だ
  • すぐにブロックすべき

といった、少し身構えてしまう情報が並びます。

私のサイトでも、ある日から海外IPのアクセスがまとまって入るようになりました。たまたま解析上は「中国」と表示されていましたが、重要なのは国ではありません

不思議だったのはその挙動です。

  • 瞬間的にまとまって来る
  • 滞在時間はすべて0秒
  • しばらくすると、何事もなかったように消える

もしこれが人間なら、かなり不自然です。

そこで私は、何かを断定する前に、まず数字そのものを見てみようと思いました。数日間、対策もせず、ただ淡々と眺めてみることにしました。すると、ある一つの例えがしっくり来たのです。

これは攻撃ではなく、「検問」だ。

そう考えた瞬間、それまでバラバラに見えていた数字の動きが、一本の線としてつながりました。


結論:多くの海外botは「検問」

海外から来るbotの正体を一言で言うなら、

インターネット上の秩序を保つための「定期検問」

です。

警察官が車を止めて免許証を確認するように、botはこう確認しています。

  • このサイトは存在しているか
  • 正常に表示されるか
  • 危険な挙動をしていないか
  • 前回から何か変わったか

異常がなければ、0秒で通過。それだけです。


なぜ「瞬間的に」「まとめて」来るのか

実際の挙動はこんな感じでした。

  • 突然10件ほどアクセス
  • 数十分〜1時間沈黙
  • また10件ほど一気に来る

これは人間ではあり得ませんが、botでは非常によくある動きです。

botはページを1つずつ読むのではなく、

  • トップページ
  • 新着記事
  • カテゴリ
  • サイトマップ内のURL

といったひとまとまりを、スケジュールに沿って確認します。


中国IP=中国人ではない

ここが一番誤解されやすい点です。

アクセス解析で「中国」と表示されるのは、中国に割り当てられたIPアドレスから来ているというだけ。

  • 実際の運営主体が中国とは限らない
  • Googleや他の検索エンジンも世界中のサーバーを使う
  • クラウドの出口が中国にあるだけの場合も多い

つまり、

中国から来ている“ように見える”だけ

というケースがほとんどです。


botと実ユーザーは簡単に見分けられる

事実は、数字を見ればはっきり分かります。

  • 滞在時間が0秒で揃っている → bot
  • 数十秒〜数分のばらつきがある → 実ユーザー
  • 同じ時間にまとめて来る → bot
  • ぼちぼち分散して来る → 実ユーザー

日本からのアクセスが以前と変わらないなら、サイトは平常運転です。


なぜ過剰に警戒する情報が多いのか

理由は単純です。

  • 「危険!」の方が読まれやすい
  • 不安を煽る方が印象に残る
  • 初心者向け情報が極端になりがち

しかし、普通にブログを書いている人にとって、
多くの海外botは敵ではありません


触らない、騒がない、それが正解

botに対してやるべきことは、ほぼありません。

  • ブロックしない
  • 慌てて設定を変えない
  • bot向けに記事を書き換えない

人間の読者だけを見て、淡々と続ける。

それが結果的に、botにとっても「問題なし」のサイトになります。


まとめ

海外からのbotは、

  • 攻撃者ではなく
  • 侵入者でもなく
  • 多くの場合、ただの検問

あなたのサイトは今、

「異常なし、通過してください」

と言われているだけかもしれません。

アクセス解析に振り回されず、
数字の意味を知った上で、淡々と書く。

それが一番、安全で健全な運営方法です。

▼合わせて読みたい こちらの記事も人気です。

海外ボット対策は必要? 何もしなくていい理由を、体験ベースで説明します
スポンサーリンク


コメント

タイトルとURLをコピーしました