「AIを使えば、ブログは誰でも簡単に書ける時代になった」
確かにそうです。構成も、見出しも、リサーチも、AIが数秒で用意してくれる。記事を書く作業は、間違いなく以前より“楽(らく)”になりました。
それでも、です。
AIという最強の武器があっても、1,000記事という壁を越えて書き続けられる人は、今も昔もほとんどいません。
私は2019年にブログを開設し、紆余曲折を経て、現在は1,300記事を積み上げています。月間20,000PVからの転落、大量の記事削除、長い停滞期、そしてAIとの出会い。そのすべてを通して、ひとつ確信したことがあります。
AIは「作業」を減らしてくれますが、あなたを「2,000記事の世界」へ連れて行ってはくれない。
「楽」になっても、1,000記事の壁が消えない理由
AIの登場で、書く苦労は激減しました。タイトルや見出しに悩み、数時間かけて下書きをしていた時間が、今では数分で形になります。
ここで多くの人が、こう考えます。
「こんなに楽になったなら、誰でも1,000記事いけるのでは?」
しかし現実は、そうなっていません。
なぜか。
それは、続ける力の正体が“楽さ”ではないからです。
楽=疲れにくい
楽しい=またやりたくなる
AIは前者を与えてくれますが、後者までは用意してくれません。むしろ、AIが生成する“平均点な文章”を並べ続けると、書いている本人が先に飽きてしまいます。
1,000記事、2,000記事と書き続けている人は、「楽だから」続けているのではありません。
「これを書きたい」という感情が、まだ残っている。
それだけです。
20,000PVからの転落と、戻らないエース記事
私のブログ運営は、決して順風満帆ではありませんでした。
開設当初は、iPhoneのトラブル解決や新聞記事の感想を、文字通り“だらだら”と書いていました。それでも当時は、月間20,000PVほどのアクセスがありました。
転機は、「SEOには質の低い記事が邪魔になる」という情報を真に受けたことです。
私は大量の記事を削除しました。残った記事も、「正解」とされる型に必死でリライトしました。
結果は、はっきりしています。
PVは6,000前後まで急落。そこから、長い停滞期に入りました。
正しいはずのことをしているのに、数字だけが減っていく。この感覚は、想像以上にきついものでした。
さらに厄介なのは、その後日談です。
かつて月間数万PVを支えていたエース級の記事たちは、一度順位を落としてからというもの、今も検索結果の3ページ目あたりを彷徨ったままです。どれだけ手を尽くしても、以前の場所には戻ってきません。
そこで私は、ようやく気づきました。
「正解」を追い求めて過去に固執するより、
今の自分が“楽しい”と思える新しい種をまいたほうがいい。
そう開き直れたのが、900記事を過ぎた頃でした。
AIを「魂」ではなく「衣装」に使う
ここで、私のAIとの付き合い方をお話しします。
私は、AIにすべてを任せることはしません。
まずやるのは、自分の中にある体験を、そのまま吐き出すことです。
・iPhoneの古いOSで、思わぬ挙動に遭遇した話
・現場で失敗して、あとから気づいた本当の原因
そうした、自分にしか書けない一次情報を、整っていなくてもいいから書き殴ります。
AIを使うのは、そのあとです。
文章を読みやすく整え、構成を整理し、余分な部分を削る。いわば、自分の“魂”が入った文章に、AIというパリッとしたスーツを着せる感覚です。
この役割分担ができてから、書くことは苦ではなくなりました。
むしろ、「次はどんな失敗をネタにしようか」と考えるのが、楽しくて仕方なくなったのです。
1,000記事は「最高のスタート地点」
1,000記事を越えたとき、私はこう感じました。
「やっと、スタートラインに立てたな」と。
現在は1,300記事を越え、視界はさらに開けています。
最近、iPhoneの古いOSに関するニッチな記事を書いたところ、公開から3日ほどで上位表示され、1日10PV前後を稼ぐ“小さな芽”になりました。
▼これです。
「まだ使えるよ」──iOS 15.8.6が古いiPhoneユーザーにくれた延命チケット
一方で、3ページ目に沈んだままの過去記事も、今なお存在します。
▼これです。
📸 【9割解決】AirDropが「待機中…」から動かない!自分だけ受け取れない時の「3秒で直る」全手順(最新iOS対応)
それでも構いません。
古い記事が役目を終え、新しい記事が育つ。その入れ替わりを、今は自然に楽しめています。
2,000記事になったとき、どんな景色が見えるのか。
それを知るために必要なのは、AIに書かせることではありません。AIを相棒にして、自分自身が“楽しい”と思える文章を書き続けることです。
「楽」の先にある「楽しい」を見つけたとき、ブログは義務ではなく、あなたの人生を語る最高のツールに変わります。
もし今、100記事や300記事で立ち止まりそうになっているなら、思い出してください。
楽しくなった時点で、もう勝ちは始まっています。
▼続きはこちら。
1,000記事書いた人が“本当は言わない”7つのこと
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