記事作成の背景:なぜMacだとスクショが共有できないのか
私は当時、Zoomホストを始めたばかりで、参加者の前で失敗してしまった苦い経験があります。
私の失敗談と教訓
当時は、スクショした写真を共有しようと、画面共有ボタンを押した後に「デスクトップ」という選択肢を選んでいました。
「デスクトップ」を選べば、当然そこに置いた写真につながるだろう、と思い込んでいたのです。
しかし、実際に参加者に見えていたのは、写真ではなく、わたしのパソコンの壁紙だけでした。
何度やっても写真にはつながらず、参加者を前にして焦り、パソコンに詳しくないことがバレてしまったようで、とても悔しかったです。
会議後に調べ直して分かった教訓は、以下の点でした。
Zoomの仕様(Macの場合): Zoomは、単にデスクトップに置いてあるファイルではなく、 「現在、何らかのアプリで開いている(起動している)ウィンドウ」を共有対象としてリストアップする
つまり、写真を開いていなかったのが失敗の原因だったのです。
大前提:macOSでのスクリーンショット撮影方法
そもそも、Macでスクリーンショット(スクショ)を撮る方法が分からないという方もいるかもしれません。
当時も今も(基本的な)撮影方法は変わっていませんので、念のため確認しておきましょう。
これらの操作で撮影した写真は、特に設定を変更していなければ、デスクトップ上にファイルとして保存されているはずです。
スクショ・写真を共有する「決定的なコツ」
ここからは、MacBook Air 2014を使っていた私が、二度と失敗しないために身につけた「決定的なコツ」をご紹介します。
この方法は、今の最新のMacやZoomの環境でも、基本的な仕組みは変わっていないはずですので、きっとお役に立てるはずです。
決定的なコツとは、「Zoomで共有ボタンを押す前に、共有したい画像を何らかのアプリで開いておくこと」です。
【最重要】事前の準備:共有したい画像を「起動」する
私がいつも実践していた確実な方法をご紹介します。どちらかを選んで実行してください。
【注意!】 繰り返しになりますが、単にデスクトップに置いておくだけではダメです。必ずどちらかの方法で画面上に画像が表示されている状態にしてください。
これが全ての失敗を解決する鍵です。
共有リストから「アプリ名」を選択して共有開始
画像が起動状態になったら、いよいよZoomで共有を始めます。
- Zoomの画面下部にある**「画面を共有(緑色のボタン)」をクリックします。
- 共有オプションのウィンドウ(ベーシックタブ)が表示されます。
事前の準備が正しければ、共有オプションのウィンドウには「デスクトップ」の選択肢だけでなく、あなたが起動しておいたアプリのウィンドウが表示されているはずです。
- プレビューで開いた場合: 「プレビュー – [画像ファイル名]」という項目
- Finderで簡易表示した場合: 「Finder」という項目
表示された「プレビュー(またはFinder)」のサムネイルをクリックして選択し、右下の「共有」**ボタンをクリックすれば完了です。
これで、見せたい画像だけが参加者に共有され、デスクトップ上の他のファイルやアイコンが映り込む心配はなくなります。
トラブルシューティング:それでもうまくいかない時の確認事項(最新版をご利用の方向け)
この「画像を事前に開いておく」という方法は確実ですが、もし最新の環境でうまくいかない場合は、以下の設定を確認してみてください。これは、当時よりも今のmacOSで重要になっている設定項目です。
- Zoomのアクセス許可を確認する
- Macの**「システム設定」(または「システム環境設定」**)を開く。
- **「プライバシーとセキュリティ」**に進む。
- **「画面収録」**の項目で、Zoomアプリにチェックが入っているかを確認してください。チェックが入っていないと、そもそもZoomが画面の内容を認識できません。
- Zoomアプリが最新版か確認する
- 古いバージョンだと不具合がある可能性があります。Zoomの公式サイトから最新版にアップデートしてみてください。
読者へのお願い:最新環境での補足とまとめ
最新版をご利用のMacユーザーの方へのお願い
筆者は現在もMacBook Air 2014を使用しているため、最新のmacOS(Sonomaなど)や最新版Zoomの画面とは、一部異なる可能性があります。
しかし、今回ご紹介した「プレビューやFinderを起動しておく」という基本的な考え方や原理は変わらないはずです。
もし現在の環境で操作方法に違いがある場合、ぜひコメント欄でご指摘いただけると幸いです。
皆様の情報を共有し、この記事を最新のZoomハウツーとして完成させていきましょう。
まとめ:MacでZoomを使いこなすための最終チェックリスト
- 共有前には必ず画像をアプリ(プレビューなど)で開いておく。
- 見せたくない情報が映らないよう、特定のウィンドウ(アプリ)共有を基本とする。
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