【実録】子連れ自転車同士の衝突から学ぶ!厳罰化時代の「まさか」の事故とリスク対策

こんにちは。

毎日の出来事から教訓を得るべく、ブログを綴っています。

かつて私にとって、自転車は「ガソリン代不要」「歩くより断然早い」という、最強のコスパを持つ移動手段でした。

少し前までは、多くの方がそう考えていたのではないでしょうか。

しかし、時代の流れと共に、自転車を取り巻く環境は激変しました。

厳罰化される交通ルール、そして高額化する事故の損害賠償リスク――。

今や、自転車は「お手軽な乗り物」とは言えなくなってきています。

先日、私は道端で、子連れの自転車同士が思わず衝突してしまうという、衝撃的な光景を目撃しました。

スピードが出ていなくても、衝突事故は「面倒」を招きます。

本記事では、この体験談をきっかけに、

  • なぜ、今の自転車事故は「面倒」なのか?(厳罰化の現実)

  • 警察沙汰を避けるために、私たちが備えるべき具体的な対策(保険・意識)

について深掘りします。

自転車に乗るリスクを正しく理解し、安全かつ賢く活用するためのヒントになれば幸いです。


【体験談】自転車同士の「まさか」の衝突事故現場

子連れ同士の衝突が示唆するリスク

先日、道端で自転車同士の衝突事故を目撃しました。

場所は比較的見通しの悪い住宅街の角でしたが、両者とも子どもを乗せていたため、それほどスピードを出していたようには見えませんでした。

しかし、ぶつかった衝撃で自転車は簡単に転倒し、周囲には散乱した荷物と驚いた子どもたちの声が響き、現場は騒然としていました。

幸い大事には至らなかったようですが、見た瞬間に「これは非常に面倒なことになっているな」と感じました。

この光景が私に示唆したのは、事故は速度に関係なく、いつでも発生しうるということです。

特に自転車は体が剥き出しなので、たとえ自転車同士の軽い衝突であっても、怪我や自転車の修理代など、後々の交渉や手続きに多くの時間と労力を要します。

今まで、自分は警察にお世話になったことはありませんが、このまま無意識に乗っていると、いつか警察沙汰になるかもしれない、と強く危機感を持たされました。


なぜ今、自転車事故は「面倒なこと」になったのか?

厳罰化で変わった!自転車運転の罰則

自転車事故が「面倒」になった最大の要因は、罰則の厳罰化です。過去のお手軽なイメージはもはや通用しません。

自転車の運転において、以下の16種類の危険行為が指定されています。これを3年以内に2回以上繰り返すと、「自転車運転者講習」の受講が命令されます。

  • 講習時間:3時間

  • 手数料:6,000円

  • 命令違反:5万円以下の罰金

特に、信号無視や一時不停止、遮断機が下りた踏切への立ち入りなどは、3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科される刑事罰(赤切符)の対象です。

さらに、スマートフォン操作や傘差し運転なども「安全運転義務違反」として検挙対象になりやすく、これが繰り返されると講習の対象となります。

「歩道は原則ダメ」が事故の面倒さを増す

「歩道=安全」という古い認識も、事故を面倒にする原因です。

現在のルールでは、自転車は軽車両として扱われ、原則として車道の左端を走行しなければなりません(車道走行の原則)。

歩道を通行できるのは、「普通自転車歩道通行可」の標識がある場合や、運転者が高齢者・子どもである場合など、例外的な場合に限られます。

仮に歩道で事故を起こした場合、自転車側には歩行者を守る義務があるため、「徐行」や「一時停止」をしなかったとして、自転車側の過失割合が非常に高くなりやすいです。

これにより、歩行者との接触事故は、重い損害賠償責任を負うリスクを伴い、事態はさらに複雑になります。


事故リスクを最小化する!私が実践する3つの対策

対策1:買い物コースの「最小化」と「徒歩」へのシフト

リスク(事故の可能性)は、利用頻度や移動距離が増えるほど高まります。

そこで私は、自転車の利用そのものを再検討し、リスクそのものに遭遇する機会を減らすという予防策を講じました。

  • 徒歩へのシフト: 時間に余裕を見て、歩いて行ける範囲の買い物や用事は、自転車を使わずに歩いて行くことにシフトしました。リスクゼロに近づくだけでなく、健康増進というメリットも得られます。

  • 移動の厳選: 自転車に乗る際は、買い物のコースを決めて移動を最小限に抑え、交通量が多かったり見通しが悪かったりする危険なルートはなるべく避けるように意識しています。

対策2:万が一に備える「TSマーク」と「自転車保険」

自転車事故が最も面倒になるのは、高額な損害賠償責任を負うリスクがあるからです。

過去には、小学生が起こした事故で9,500万円の賠償命令が出た事例などもあります。このリスクへの備えは必須です。

  • 義務化の確認: 地方自治体によっては、自転車保険への加入が条例で義務化または努力義務化されています。お住まいの地域の状況を必ず確認しましょう。

  • 保険の種類:

    • 火災保険や自動車保険に付帯されている「個人賠償責任保険」でカバーできる場合が多いです。まずはご自身の保険を確認しましょう。

    • 自転車安全整備店で点検・整備を受けられる「TSマーク付帯保険」も手軽な選択肢です。

自転車は一番安上がりだと思っていましたが、今や「保険料をリスク対策として見込む時代」になりました。

対策3:警察にお世話にならないための「意識」

ルールを知り、保険で備えても、最後は運転する個々人の意識にかかっています。

  • プロ意識を持つ: 自転車は免許不要ですが、「車を運転するのと同等の責任を負っている」というプロ意識を持ち、警察のお世話になることがないよう、交通の安全と秩序を守る意識を持つことが重要です。

  • 「ひやっと」を減らす心構え:

    • 逆走は自動車との正面衝突を招くため、車道走行時は必ず左側通行を厳守する。

    • 特に交差点や曲がり角では、車や歩行者から「自分は見えていないかもしれない」という前提で運転する。

    • スマホ操作や傘差し運転など、「ながら運転」につながる行為を完全に排除する。


まとめ:リスクと利便性のバランスを保つために

今回の自転車同士の衝突事故の光景を見て、私は安全に対する意識を大幅に高めました。

自転車は相変わらず便利で、利便性や環境面でのメリットはあります。

しかし、20年前とは社会の認識とルールが全く違うことも事実。

リスクばかりに囚われていては、何もできなくなってしまいます。

しかし、無意識で乗り続けるのはあまりにも危険。

正しいリスク認知と高い安全意識、そして万が一の「備え(保険)」を持つことで、自転車の利便性を享受しながら、事故や罰則のリスクを適切に管理できます。

ぜひ、この機会に皆様もご自身の保険の状況を確認し、明日からの安全運転に意識を向けてみてください。

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