フローリングの一部分剥離はホント手間…全体剥離の方が絶対楽!体験記

どうも!

毎回のハウスクリーニング作業のインシデントレポートを書いています。

今回はフローリングの一部分だけの剥離とWax塗布。これが一番スキルが求められますね…  一部分だけ剥離をするなら部屋全体に剥離をする方が絶対楽、というお話。

 

ちなみに前回のレポートはこれです。

浴室のグレーの凸凹床の溝の乾くと目立つ白い汚れをきれいにするには?

お風呂のグレーの魚のウロコ状の凸凹床をきれいにするのもなかなか大変ですが、フローリングの一部分剥離Wax塗布よりはマシですね。

 

ということで本題。

赤い矢印のフローリングの板だけ剥離をかけました。

というのは、Waxがたっぷりかかっている板に、縦に何かを引きずったような傷がついていて軽く洗っただけでは消えなかったからです。

先方はこの傷跡を消してほしいとのこと…

作業者としては、周りがテカテカなので、そこだけ剥離をするとWaxの濃淡が目立ってしまい、余計に不自然に見えるからできれば避けたい、というかその部屋全部を剥離していいなら簡単です。

ところが、周りに補修剤を塗っているので、剥離をかけるとそれが取れてしまうから剥離はやめてほしいと先方に言われてしまった…

困ったもんですが、該当の板だけ剥離をするしかありませんのでそうしました。

 

一つの床だけをどのように剥離をするか。

周りに剥離剤がこぼれないように、マスカーテープなどでしっかり養生します。大きめのきれいなタオルを敷くのも良いでしょう。ブルーシートを使うなら、きれいかどうかを確認してください。洗剤が付いていたりするとそれが床に引っ付いてWaxを剥がしてしまい、余計に悲劇です。だから全体を剥離したいわけですが…

さて、そのように養生したら、業務用の剥離剤をビーカーに入れて水で希釈して刷毛で周りにはみ出ないように薄く塗ります。薄くて大丈夫ですが角をピッタリと決めるのがコツ。そして1分ほど放置。

それから、もう一度ビーカーの剥離溶液を上から塗ります。今度ははみ出なければ適当で大丈夫です。水分も薄くて大丈夫。何度も言いますがはみ出なければ。

そして、濡れた雑巾で床に載っているベトベトな剥離液を吸うように拭き取ります。この時も周りにはみ出ないように! その後、乾いた雑巾である程度の力で拭うように拭き取るときれいにWaxが剥げてくれる… 乾燥した雑巾は剥離液を吸い込む力がすごいです。これは意外な発見。

角と端も乾いた雑巾で力を入れながら吸うように拭き取ると、きれいに剥離ができてしまうんです。注意深くやれば剥離自体は意外と簡単。

その後、微妙に床材に残っている剥離Waxを、何回か水拭き乾拭きして触ってみてサラサラになるまでに拭きあげます。

そうすると、後はWaxを何度か塗る重ねるだけ。でも、これが一番難しい…

一つの板だけをモップでWaxを塗るとモップ跡が結構目立ってしまうんです。それに苦労しました。 モップ跡が目立たないようになるまで、何回か剥離のやり直し…

塗ってみた印象としては、Waxの量は少し多めにしながら、力を入れずに数回だけ滑らすように往復するだけにとどめるのがポイントだと思いました。なかなか難しいです。

周りのWaxの層に合わせるために何度か塗り重ねる必要がありますし…

というか、部屋全体を剥離した方が早くてきれいになりますね。フローリングの継ぎ目に穴が空いていない限り、剥離をして床が浮いてくることはまずないと思います。

床材が浮かないフローリングのワックス剥離の方法

剥離をかけて板がやられるのは、10分とか長時間付け込んでいたり、継ぎ目の穴から剥離剤が浸透していくから… 狭い範囲ずつ剥離作業をしていくことで問題になったことはないですね。板の表面が傷んでいれば話は別ですが…

ちなみに、先ほどの写真の玄関手前のフローリングは全体を剥離作業しました。その方が部分的にチマチマ剥離をするよりもきれいで早い。とはいえ、補修してあったものが剥離剤によって剥げた箇所がありましたが、ほとんど目立たないです。

見ていただいたらわかると思いますが、奥よりも手前の方が均一で濃淡がなく、光り方も自然ですよね。

ということで、一部分剥離は手間で時間がかかる… しかも難しい要素が多すぎ!

できれば部屋全体を剥離させてほしいと痛切に叫びたくなりました。

作業レポートは以上です。

フローリングを一部だけ剥離したい→メラミンスポンジが活躍した

 

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