英語表現 連絡が遅れたこととギリギリのお詫びは区別する

どうも!

この記事をご覧の方は、ちょっとした日本語ならスッと英語で話したいところですよね。

そういう希望があるので、毎日少しずつLINEコメントの日本語をどのように英語表現できるか考えることを習慣にしています。

今回は、「連絡が遅れたことをお詫びします」について考えてみました。

連絡はcontact、通知と考えるならnotice? 遅れたはlateを組み合わせたらすぐできそうな文ですね。

ここで、もう一つ考えたいのは、連絡が期日より遅れてしまったことをお詫びするのと、ギリギリ(間際)になってしまったことの違いをはっきりさせるとさらに表現が広がるのかなと思いました。

ちなみにギリギリですみませんの英語表現については昨日書きました。

ギリギリの連絡で申し訳ない… 一つ覚えるならshort noticeがおすすめ

簡潔でよければ、Sorry for the short notice.で通じますね。

 

では、連絡が遅れてしまったことをお詫びするには?

Sorry for the delay notice. でいいのかな?

一応は考えてみたので、AI先生に添削してもらいます。

 

あっ、とその前に「連絡がギリギリになったことをお詫びします」の英語表現を聞いたら下記の例文のようにlate が使われていたのでそれでも通じますね。

“Sorry for the late notice.” (More casual.)

“I apologize for the belated notice.” (Slightly more formal, emphasizing that the notice is coming later than it should have.)

うん?でもlateとbelateがどう違うのか気になります。聞いてみよう。

「late」と「belated」はどちらも「遅れた」という意味を持ちますが、使われる文脈やニュアンスに明確な違いがあります。

Late (レイt)

「Late」は、最も一般的で広範な「遅れた」を意味する言葉です。

時間通りではない: 予定された時刻や通常の時刻よりも後に起こることを指します。

例: “I was late for the meeting.” (会議に遅刻した。)

例: “The train is late.” (電車が遅れている。)

例: “Don’t be late tomorrow.” (明日は遅れるな。)

期間の終わり: ある期間の終わり頃を指す場合にも使われます。

例: “in the late 19th century” (19世紀後半に)

例: “in the late afternoon” (午後の遅い時間に)

最近の、故: 特定の文脈では「最近の」や「故人の」という意味でも使われます。

例: “our late president” (故大統領)

例: “late news” (最新ニュース)

「late」は、人、物、出来事など、何にでも幅広く使えます。

Belated (ビレイティド)

「Belated」は、「late」よりもフォーマルな響きがあり、特に特定の行動や表現が、通常期待される時期よりも後に提供されたことを強調する際に使われます。多くの場合、謝罪や祝福、認識など、感情や儀礼的なものと組み合わせて使われます。

期待された時期を過ぎた: 本来そうあるべきだったタイミングより遅れて行われた行動や、提供されたものが遅れていることを指します。

例: “Please accept my belated birthday wishes.” (遅ればせながら、お誕生日おめでとうございます。)

これは「誕生日が過ぎてしまったけれど、今になってお祝いの言葉を贈ります」というニュアンスです。「late birthday wishes」と言うと、単に「遅れたお祝いの言葉」という事実を述べるだけになり、少しぶっきらぼうに聞こえる可能性があります。「belated」を使うことで、遅れたことへの配慮や丁寧さが伝わります。

例: “I apologize for the belated reply to your email.” (メールへの返信が遅れて申し訳ありません。)

これは「返信するべきタイミングを過ぎてしまった」というニュアンスが強く、返信が遅れたことへの丁寧な謝罪を表します。「late reply」でも通じますが、「belated reply」の方がより配慮が感じられます。

例: “They made a belated attempt to address the issue.” (彼らはその問題に対処しようと、遅まきながら試みた。)

「belated」は、主に形容詞として名詞の前に置かれ、その名詞が指すものが「遅れて」来たものであることを示します。

まとめ

Late: より一般的で広範な「遅い」「遅れた」を意味し、様々な状況で使われる。

Belated: フォーマルな響きがあり、特定の行動や儀礼的な表現が、本来のタイミングより遅れて行われたことを強調する際に使われる。特に「遅れたことへの配慮」や「丁寧さ」を伝えたい場合に適しています。

なるほど!

Sorry for the belated reply to your email.

に関してlate replyでも通じるけど、書き言葉ではなんとなく響きがいいみたいですね。

でも、話す時にはlateの方が発音しやすくていいか!と思いました。通じればいいので。

ちなみにdelay notice でもいいのかな?

はい、「delay notice」という表現はよく使われます。

特に、交通機関(電車、飛行機など)、配送サービス、建設プロジェクト、イベント開催など、**何らかの予定されていたことが遅れる場合に、その遅延を知らせる「通知」**として非常に一般的です。

「delay notice」が使われる具体的な状況例:

交通機関:

“Passengers received a delay notice for their flight to London.” (乗客はロンドン行きのフライトの遅延通知を受け取った。)

“The railway company issued a delay notice due to a signal problem.” (鉄道会社は信号トラブルのため遅延通知を発行した。)

配送・宅配:

“We sent a delay notice to customers whose orders will be late.” (注文が遅れるお客様には遅延通知を送りました。)

“You might receive a delay notice if your package is affected by the typhoon.” (荷物が台風の影響を受ける場合、遅延通知を受け取る可能性があります。)

イベント・会議など:

“The organizers posted a delay notice regarding the concert’s start time.” (主催者はコンサートの開始時間に関する遅延通知を掲示した。)

“We’ll send a delay notice if the online meeting doesn’t start on time.” (オンライン会議が時間通りに始まらない場合は、遅延通知を送ります。)

建設・工事:

“The contractor issued a delay notice for the completion of the building.” (請負業者は建物の完成の遅延通知を出した。)

このように、「delay notice」は、予定からの変更(特に遅れ)を公式または非公式に知らせるための、明確で理解しやすい表現として広く利用されています。

ということは、お詫びに使うというより、遅延通知に使う表現ということですね。

念のため確認。

おっしゃる通り、「sorry for the delay notice.」という表現は、文法的には正しいものの、お詫びの言葉としては少し不自然に聞こえることがあります。

なぜ不自然に聞こえるのか

「delay notice」は「遅延通知」という「物」や「情報」そのものを指します。そのため、「遅延通知」という「物」に対して「ごめんなさい」と言うのは、人間関係の中での謝罪としては直接的ではないからです。

例えば、誰かがプレゼントをくれたとして、「プレゼントをありがとう」とは言いますが、「プレゼントにごめんなさい」とは言いませんよね。それと同じ感覚です。

より自然な謝罪の表現

「遅延の通知が遅れたこと」や「遅延そのもの」について謝罪したい場合、より自然で適切な英語表現は以下のようになります。

通知が遅れたことへの謝罪(=連絡がギリギリになったことへの謝罪)

Sorry for the late notice of the delay.
(遅延の通知が遅れて申し訳ありません。)

I apologize for the belated delay notice.
(遅延通知が遅れてしまい、申し訳ございません。)

Sorry for the short notice regarding the delay.
(遅延に関する急なご連絡で申し訳ありません。)
*これは、遅延すること自体は以前からわかっていたが、その連絡が遅れた場合などに使えます。

遅延そのものへの謝罪(=遅れてしまったことへの謝罪)

Sorry for the delay.
(遅れて申し訳ありません。)

We apologize for the inconvenience caused by the delay.
(遅延によりご迷惑をおかけし、申し訳ございません。)

We are sorry for the delay in [something]. (例: delivery, departure)
([何か]の遅延で申し訳ありません。)

まとめ

「delay notice」は「遅延通知」という名詞の塊として使うのが一般的です。謝罪の際には、何について謝罪するのか(通知が遅れたことか、遅延そのものか)を明確にすることで、より自然な表現になります。

これも知っておいてよかったです。勉強になりました。

連絡がギリギリになったことのお詫びは

Sorry for the short notice.

連絡が期日より遅れたことのお詫びは

Sorry for the late notice.

配達やイベント等の遅延通知は

We’ll send a delay notice if the online meeting doesn’t start on time.

というまとめで今回のレポートは終わりにしたいと思います。

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