【「〜らしい」は英語で何?】伝聞の万能フレーズ “I’ve heard” の使い方と自然な言い換え

「友達から聞いたんだけど、〇〇らしいよ」 「ニュースによると、浸水被害が出ているらしい」

日常会話で頻出する「〜らしい」や「聞くところによると…」。

いざ英語にしようとすると、”It seems” や “They say” など、どの単語を使うべきか迷ってしまいませんか?

結論から言うと、人から聞いた情報を伝えるなら “I’ve heard (that)…” を覚えるのが一番の近道です。

今回は、実際にあったLINEのやり取りを例に、なぜこの表現が汎用性が高いのか、そして他の表現との違いについて解説します。


1. 実例:災害時の状況を英語で伝える

2025年8月に発生した熊本県での大雨被害。

私の親族が被災した際、届いたLINEにはこのような状況が綴られていました。

元のLINEメッセージ(抜粋): 「今はトヨタが休みらしくて修理はこれからです。結構浸水被害多数らしい聞くところ行方不明の人が一人いるそうです。」

「〜らしい」「聞くところによると」が連続していますね。

これをAI(GeminiやChatGPT)を使って、自然な英語に直すと以下のようになります。

AIによる自然な英訳

  • “It seems Toyota is closed for now, so repairs will have to wait.”

  • I’ve heard there are many other cases of flood damage.”

  • I also heard that one person is missing.”

ここで注目したいのが、“I’ve heard” という表現です。

日本語の「〜らしい」「聞くところによると」の両方にピタッとハマっています。


2. なぜ “I’ve heard” が最強なのか?

日本語の「〜らしい」に惑わされると訳しにくくなりますが、**「(誰かから)聞いた内容である」**という点に注目すれば、”I’ve heard” だけでほとんどの場面に対応できます。

この表現が便利な理由は3つあります。

  1. 情報源を特定しなくて良い(友人、TV、SNSなど何でもOK)

  2. 文頭に置くだけで完成する(文法がシンプル)

  3. 「耳に入っている」という自然なニュアンス


3. 深掘り:”I heard” と “I’ve heard” の違い

どちらも使われますが、微妙なニュアンスの違いを知っておくと表現に深みが出ます。

  • I heard…(過去形): 「(あの時に)聞いた」という過去の事実

  • I’ve heard…(現在完了形): 「(耳に入っていて)今、その情報を知っている」という状態。

今回のLINEのように「今、そういう情報が入ってきているんだ」という文脈では、現在完了形の “I’ve heard”を使うと、より「事情に詳しい」自然な響きになります。


4. 似た表現との使い分け表

「〜らしい」と訳される他の単語との違いを整理しました。

表現 ニュアンス 状況
I heard / I’ve heard 人から聞いた 誰かから聞いた、ニュースで見た
It seems / It looks like (見て)〜のようだ 目の前の状況から推測した
They say… 一般的に〜と言われている 世間一般の噂、格言、風潮

「トヨタが休み(と聞いた)」なら I heard、「空が暗いから雨が降りそう(に見える)」なら It seems と使い分けましょう。


5. そのまま使える!トラブル時の頻出フレーズ

今回の事例に関連して、覚えておくと役立つフレーズです。

  • I’ve heard that the roads are closed. (道路が封鎖されているらしいです。)

  • I heard the power is out in that area. (その地域は停電しているらしいよ。)

  • I’ve heard it will take a few days to fix. (修理には数日かかるらしいです。)


まとめ:日本語を柔軟に捉え直そう

英語上達のコツは、日本語をそのまま一字一句訳そうとせず、**「つまり、どういう状況か?」**を考えることです。

「らしい」や「聞くところによると」が出てきたら、まずは “I’ve heard” という型に当てはめてみてください。

それだけで、あなたの英語はぐっと自然に伝わるようになります。

 

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