はじめに
英語話せたらいいですよね。
そのためには、こんな場合にこういう表現を使うんだな、ということをできるだけ多く頭に入れておくことが得策だと気がつきました。
さらにそのためには、シンプルで覚えやすい、しかも汎用性が高いものをチョイスしていくと良いですね…
それで、毎日学んだ英語フレーズを短く投稿しています。
ちなみにさっき書いた記事はこれ。
英語で何か始めてみよう!”Give it a try” と “Let’s give it a try” の違いって?
では、この記事を書いたきっかけについてですが、
先日、洋書を読んでいた時、“find out” という表現が頻繁に出てきて、ふと気になりました。
「find」は「見つける」だけど、「find out」になるとどういう意味になるんだろう?
辞書を引いてみると、「〜を知る」「〜を発見する」といった意味があることがわかりました。でも、“discover” や “learn” とは何が違うんだろう?と疑問が湧いてきたんです。
今回は、そんなふとした疑問から、日常英会話で最も使いやすく、汎用性が高い”find out”の魅力を書いてみたいと思います。
「知る」を表す英語表現のニュアンス
まずは、いくつかの単語を簡単に比較。
- find out:「調べてわかる」「人から聞いて知る」「何かの結果として明らかになる」など、幅広いニュアンスで使える、最も汎用的な表現です。日常会話で「〜を知る」と言いたい時、まずこれを使えば間違いありません。
- discover:「これまで知られていなかったことを発見する」というニュアンスが強いです。新しい場所や事実、才能などを「発見」する際に使います。
- learn:「学ぶ」「習得する」という意味が中心です。知識やスキルを身につける時に使います。
- figure out:「考えて、悩んだ末に答えを導き出す」という、論理的に解決する過程を強調します。
では、それぞれの単語の意味と例文は?
Discover
「discover」は、「これまで知らなかったことを発見する」というニュアンスが強い単語。
調査や探求の末に、新しい事実や場所を見つけ出す際に使われます。
例文を挙げると
- I discovered a new method for cooking rice. (新しいご飯の炊き方を発見した。)
- Scientists discovered a new planet. (科学者たちは新しい惑星を発見した。)
要するに単純に発見ですね。この単語は。
2. Learn
「learn」は「何かを学ぶ、知る」という広い意味で使われます。
情報を得たり、スキルを身につけたりする際に使えます。
例文を挙げると
- I learned that the cafe closes at 5 p.m. (そのカフェが午後5時に閉まることを知った。)
- We learn about history in school. (私たちは学校で歴史について学びます。)
カフェの例文についてはfind out でもいいような気がする…
結論から言えば、どっちでもいいです。しかしながら微妙な違いがあります。
そこで、learn」とfind outのニュアンスの違いを調べると、
「learn」 は、「知る」という行為に加えて、その情報を頭の中に取り込んで知識として定着させるというニュアンスを含みます。
- I learned that…誰かから教えてもらったり、看板を読んだりして「その情報を知った(学んだ)」という過程を少し感じさせます。
「find out」 は、「(調べて)その結果として知る」というニュアンスが強いです。
- I found out that…自分でウェブサイトを調べたり、直接店員に聞いたりして、能動的に情報を「突き止めた」という感覚が少しあります。
なるほどね… 微妙な違いがわかると使い分けが面白いです。
3. Figure out
「figure out」は、「考えて、悩んだ末に答えを導き出す」というニュアンス。
パズルを解くように、論理的に答えを見つけ出す場合に適しています。
- I can’t figure out why the computer isn’t working. (なぜこのコンピューターが動かないのか分からない。)
- She figured out the solution to the problem. (彼女はその問題の解決策を考え出した。)
要するに問題が生じて、その解決の答えがわかった時に使う感じ。主にビジネス用途ですね。
4. Ascertain
「ascertain」は、「正確に確かめる」「突き止める」という意味で、「find out」よりフォーマルな響きがあります。
特に、公的な場や、確実な事実を確認したいときに使われます。
- We need to ascertain the cause of the accident. (私たちは事故の原因を突き止める必要がある。)
公的調査… 日常で使いことはほぼ皆無。
新聞や本ではよく出てくるので、この単語を見た時に意味がわかればいいか…
5. Uncover / Unearth
「uncover」や「unearth」は、「隠されていた事実を暴く」「掘り起こす」というイメージ。
特に、秘密や不正な行為などを明らかにする際に使われます。
- The reporters uncovered evidence of corruption. (記者たちは汚職の証拠を暴いた。)
これは事件が起きた時に関係するフレーズですね。日常会話にはちょっと不自然。
類似フレーズの比較で、それぞれの特徴と使い方については十分知ることができました。
でも、ここで目指すのは英会話なので、言いやすいフレーズの理由を明確にしたいところです。まとめてみました。
「Find out」が会話で使いやすい理由
- ニュアンスが広い
- 「find out」は、「調べてわかる」「聞く」「知る」「発見する」など、幅広い意味で使えます。特定の調査だけでなく、人から何かを聞いて知った、といったカジュアルな状況でも使えます。
- 例: I’ll find out what time the movie starts.(映画が何時に始まるか調べてみるね。)
- カジュアルで口語的
- 「find out」は句動詞なので、discover や ascertain のような単語よりも、口語的で親しみやすい響きがあります。
- 例: We found out he was lying.(彼が嘘をついていることが分かった。)
- 使い方の幅が広い
- シンプルに「〜を知る」という意味だけでなく、「〜を明らかにする」「〜の正体を突き止める」といった、より強いニュアンスでも使えます。
- 例: I need to find out who’s responsible for this.(誰がこれの責任者なのか突き止めないといけない。)
英語は単語よりも句動詞を使う方が口語的です。
単語の方が覚えやすいけど、なんとかものにしていきたいと思います。この句動詞は覚えにくくはありませんが、忘れやすいのも時々出てきますが…
一般には句動詞の方が使う幅が広いんですね。
もう少し例文を分析すると、find out の有用性が浮き彫りになります。
例文で見る「find out」の使いやすさ
先程の単語の中でも、なぜ”find out”が一番使いやすいのでしょうか?
それは、「知る」という行為の過程を問わず、結果だけをシンプルに伝えられるからです。
- I need to find out when the meeting is.
- (会議がいつか知る必要がある。)
- つまり、誰かに聞く、メールを調べるなど、方法は問われないから結果だけシンプル
- I just found out that my favorite cafe closed down.
- (お気に入りのカフェが閉店したことをたった今知った。)
- つまり、人から聞いたり、たまたま通りかかって知ったり、知ったきっかけは様々で、どの場合でも使える
- We’ll find out the results next week.
- (来週、結果がわかります。)
- つまり、試験や検査の結果など、自然に明らかになることにも使えます。
このように、“find out”は「誰から聞くか」「どうやって知るか」といった詳細を省いて、「知った」という事実を伝えることができるため、非常に便利だということがわかります。
この例文でもよく知っている単語だけで構成されているので、結構覚えやすい、そして実際に使えそうなのがいいですね〜
まとめ
ということで、今日の学びの結論に入ります。
偶然本で見たfind out 。
たまたま調べてみると、実におくが深い。
「知る」を表す単語はたくさんありますが、日常会話で迷ったらまずは”find out”を使ってみると間違いないということをfind out できたのはなかなかな勉強でした。
このことから、本を読んでいて「これってどういう意味だろう?」と疑問を持つこと、それが新しい学びのきっかけになります。
もし英語の表現で「これはどういう意味?」と感じたら、これからも、類似表現と比較しながら、なぜその文脈ではその単語が使われているのか調べてみたいと思います。
なぜなら絶対に何かの新しい発見があるからそれが楽しい!
今日のレポートは以上です。
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