皆さん、こんにちは。
英語を少しでも喋りたいという思いから、英語について学んだことを何でもかんでもブログ記事に投稿している英語学習者です。
今回は、「模範」、もっと言えば「規範」という意味合いでのexample とpattern の違いについて学んだことを書いてみました。
というのは、よく読む英語の本の中に「「Brothers, take as a pattern of the suffering of evil and the exercising of patience the prophets.」という文があり、日本語ではざっくり、預言者たちの忍耐や苦難に耐える模範に見倣う、という意味ですが、
ふと、pattern って不自然、examples ではダメなのか、と思って調べたことがきっかけです。結論から言うと逆にその方が不自然という結果になりました。笑
というようなことを書いています。
ちなみに前回はこんなことを書きました。
英会話がワンランクアップ!「exercise」を使いこなす3つの方法
では本題。
「pattern」と「example」の違い
この二つは非常に似ていますが、全く同じ意味ではありません。
シンプルに言えばこんな感じ。
- Example (例): ある状況や事柄を説明するために、具体的な実例や見本として提示されるものです。
- Pattern (模範、手本): 例示されるだけでなく、それに倣うべき、真似るべき「型」や「手本」といったニュアンスが強く含まれます。
この文脈での「pattern」は、預言者たちの苦難や忍耐を「見習うべき模範」として捉え、単に「例」として知るだけでなく、自らの生き方の「型」として取り入れるべきものだという強いメッセージを伝えています。
型なので、その動きをよく捉える必要があります。
逆に言えば、example は模範は模範ですが、模範例というイメージですね。
したがって、「pattern」は「example」の意味を内包しつつ、それに倣うべきという規範的な意味合いが加わっているため、単純に置き換えられるものではないということになります。
さっきの文では、「預言者たちの模範」例を挙げているというより、その行動の型に倣うという意味で言っているので、pattern の方が適切、ということになります。
では、この違いを英会話に役立つように、もう少し身近な例文で考えてみたいと思います。
pattern とexample の使い分け
まずpatternから。
Pattern (模範、手本)
Patternは、見本として真似るべきもの、手本とすべきものという強い規範的なニュアンスを含みます。
単なる事例ではなく、それに倣うことで良い結果が得られる、あるいはそうすべきだという意図が込められているんですね。
例文を挙げると、
- The teacher is a pattern of patience for her students. (その教師は、生徒たちにとって忍耐の模範です。)
- The company’s success provides a pattern for new businesses to follow. (その会社の成功は、新しい事業が従うべき手本を提供します。)
今度はexample。
example (見本、良い例)
「example」を「手本」という意味で使う場合、「good example」 や 「perfect example」 のように、ポジティブな意味合いの形容詞と一緒に使うことで、「見習うべき手本」というニュアンスを強調できます。
ただし、「pattern」が持つ「型」や「規範」としての意味合いは弱いため、文脈によっては「見本」や「良い例」と解釈されることもあります。
例を挙げると、
- He is a good example for all of us.
- 彼は私たち全員にとって良い手本です。
- Her dedication is a perfect example of what a leader should be.
- 彼女の献身は、リーダーのあるべき姿を完璧に示す手本です。
- The company’s success provides a great example for startups.
- その会社の成功は、スタートアップ企業にとって素晴らしい手本になります。
ということは、見本、良い例という意味合いです。
ではまとめます。
まとめ
ざっくりまとめると、
- 単に見本、良い例として使う場合は、example
- 行動の型、規範という意味合いではpattern
ということになります。
この違いを知っているだけでも、言いたいことがより適切に伝わること間違いなしです。
今回の英語学習レポートは以上です。
英語で「だんだんわかってきた」と「ようやくわかった」を使い分けよう
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