askとtellを使いこなせば会話力が劇的にアップする話

「聞く」「伝える」の基本動詞で英語はもっとスムーズになる!

 

翻訳アプリで英語のフレーズを調べているとき、ふと気づいてしまった…

「質問する」「お願いする」には必ずaskが、「伝える」「教える」には必ずtellが出てくるではないか…

ということは、英会話ではそれを使いこなせば、翻訳アプリの出番をだいぶ減らせるんじゃね?と。

この2つ、日本では「聞く」「話す」とざっくり訳されますが、実は情報の流れを司る超重要な基本動詞だということがわかりました!

※このような英語学習の気づきを毎日投稿。ちなみに前回はこれ。

【英語】アプリに頼るのは「逃げ」じゃない!話せないもどかしさを解消する、翻訳アプリの「賢い使い方」

💬 なぜ ask と tell が重要なのか?

 

英語の会話は、情報のやり取り(キャッチボール)で成り立っています。

  • ask:相手から情報を受け取るための動詞(「教えてください」
  • tell:相手に情報を提供するための動詞(「教えますよ」

この2つを意識するだけで、相手に「私は質問していますよ」「私は情報を伝えていますよ」という意思が明確に伝わり、会話がスムーズに進むようになります。

 

👂 核心を突く「ask」の使い方(質問・依頼)

 

相手の国の経済や治安など、ちょっと突っ込んだことを堅苦しくなく聞きたいとき、askの出番です。

 

1. 質問を切り出すクッションフレーズ

 

デリケートな質問をする前に、この一言を挟むと丁寧で自然な会話になります。

目的 英語 (ask) の導入フレーズ
単なる好奇心で聞きたい Just out of curiosity, I want to ask…
恐る恐る聞きたい I hope you don’t mind me asking, but…

 

2. 経済・物価について尋ねる

 

日本語 英語 (ask) 例文
そちらの物価は日本と比べてどうですか? How does the cost of living compare to Japan?
(あなたの)仕事を見つけるのは簡単ですか? Is it easy for you to find a job in your industry there?

 

3. 治安について尋ねる(主観的に)

 

「安全ですか?」と直球で聞くより、「安全だとあなたは感じますか?」と聞く方がベターです。

日本語 英語 (ask) 例文
あなたの街は安全だと感じますか? Do you feel safe living in your city?
観光客にとって、その場所は安全ですか? How safe is it for a tourist to visit there?

 

🗣️ 会話を繋ぐ「tell」の使い方(情報提供・指示)

 

相手が質問に答えてくれたら、次はあなたがtellを使って日本の状況を伝えましょう。これがキャッチボールの第二段階です。

 

1. 自分の意見や状況を伝える

 

「〜だと私は思います」「〜だと断言できます」というニュアンスを込めます。

目的 英語 (tell) 例文
断定して伝える I can tell you that living in Tokyo is very expensive. (東京の生活費は高いと断言できます。)
自分の主観を伝える I’d tell people that dangerous things rarely happen in my town. (私の街はめったに危険なことはないと人に伝えますね。)

 

2. askとtellで会話のラリーを作る

 

askで質問し、相手が答えたら、tellで返して、またaskで次の質問に繋ぐ。

あなた (ask): I hope you don’t mind me asking, but how’s the economy in your country?

差し支えなければ聞きたいけど、あなたの国の経済状況は?

相手 (tell): Well, I can tell you that things have been a bit unstable recently.

最近、物価は少し不安定かなあ。

あなた (tell & ask): Oh, that’s tough. In Japan, prices are rising too. What kind of things are getting expensive there?

それはそれは。日本でも上がっているよ。そちらではどんなものが上がっているの?

💡 この2つを知ってよかったこと:会話の「瞬発力」が劇的にアップ!

 

以前は「聞く」も「伝える」もごちゃ混ぜになっていましたが、asktellを区別することで、頭の中で情報の流れを整理できるようになりました。

 

単語が少なくても、会話は止めない!

 

この2つの動詞の最大のメリットは、知っている単語が少なくても、会話の骨格をすぐに作れることです。

会話中に「今、何を言えばいい?」と迷ったとき、脳内で以下の判断が瞬時に行えるようになります。

  1. 情報が足りない askで質問する!
    • (例) 単語が聞き取れなかったとき: I need to ask what that word means.
  2. 情報を提供する tellで返答する!
    • (例) 質問に答えるとき: I can tell you that it’s difficult.

このように、会話の目的が「相手に情報を求めるのか(ask)」、「相手に情報を提供するのか(tell)」が明確になるので、英会話における「瞬発力」が格段に向上します。

他の単語は後から肉付けすればOK。まずはこの2つの動詞を軸に、堂々とコミュニケーションを取れるようになりましたね!

皆さんも、ぜひこの2つの動詞を意識して使ってみましょう。

学習レポートは以上です。

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