【脱・丸投げ質問!】海外の同僚に「仕事の様子」を聞くときに使うべき英語フレーズ集

海外の社内グループやリモートのチームに、「そちらの仕事の様子はどうですか?」と尋ねるとき、”How is your work?” とだけ言っていませんか?

実は、これは相手を少し困惑させてしまう、**「丸投げ質問」**かもしれません。

何を聞きたいのかを明確に伝えることが、グローバルビジネスにおける効率と信頼の鍵です。

この記事では、「仕事の様子」に関するNG表現と、目的別に具体的な質問フレーズ、さらに組織構造に関する役立つ知識をご紹介します。


 

🙅‍♀️ まずは避けたい!「漠然としたNG質問」

 

日本人が使いがちですが、海外の同僚を戸惑わせてしまう可能性のある、抽象的な質問表現です。

NG表現 理由
How is your work? 「仕事」全体が巨大すぎて、何について答えればいいか分かりません。挨拶ではなく、具体的な質問が必要です。
How are things going? カジュアルな挨拶としてはOKですが、仕事の進捗を尋ねるには漠然としすぎています。「何についての things (物事)?」となります。
How are you busy? 英語として不自然です。「忙しいですか?」と聞くなら、”Are you busy?” が正しいですが、聞くこと自体が失礼に当たる場合もあります。

 

✅ 目的別!具体的な「仕事の様子」の尋ね方

 

相手に「何を答えるべきか」を具体的に示すのがポイントです。

 

1. 進捗状況・完了度合いを知りたいとき

 

特定のプロジェクトやタスクの進み具合を確認する場合です。

英語フレーズ 日本語訳 専門用語(カタカナ発音)
What’s the current status of the [Project Name]? [プロジェクト名]の現在の状況はどうなっていますか? status(ステイタス):状況
Could you give me an update on [Task]? [タスク]に関する最新情報を教えていただけますか? update(アップデート):最新情報、報告
Are we on track with the schedule? スケジュール通りに進んでいますか? on track(オントラック):順調に、計画通りに
How far along are you on the report? そのレポートはどのくらいまで進んでいますか far along(ファーアロング):どの程度進んでいるか

 

2. 問題点・障害がないか確認したいとき

 

相手が何か困っていることがないか、サポートが必要かを確認する場合です。

英語フレーズ 日本語訳 専門用語(カタカナ発音)
Are you facing any challenges? 何か課題に直面していますか? challenges(チャレンジズ):課題、困難
Do you have any roadblocks I can help with? 私が手伝えるような障害はありますか? roadblocks(ロードブロックス):進捗を妨げる障害物
What are the next steps on this issue? この件について次の段階は何ですか? next steps(ネクストステップス):次にとるべき行動

 

3. 個人的な業務の負担や状況を気遣うとき

 

相手の近況や、一般的な調子について聞く場合です。

英語フレーズ 日本語訳 専門用語(カタカナ発音)
How’s your workload looking right now? 現在の業務量はどんな感じですか? workload(ワークロード):業務量、仕事の負担
How are things at work lately? 最近、仕事はどんな感じですか? lately(レイトリー):最近

 

💡 組織構造の専門用語の違い

 

グローバルな環境で働くなら、組織を表す用語のニュアンスの違いを知っておくと、コミュニケーションがスムーズになります。

社内のメンバーに「所属」を尋ねる際の質問表現と合わせて、主要な用語を理解しておきましょう。

 

「所属部門」を尋ねる表現

 

英語フレーズ 日本語訳 コメント
What department are you in? どの部門にいらっしゃいますか? 最も一般的で自然な表現です。
What team are you on? どのチームに所属していますか? 部署よりも小さな単位を聞きたいときに便利です。

 

Department と Section の違い

 

用語 規模のイメージ 日本語訳の一般的な対応 発音
Department 比較的大きな単位。主要な機能を持つ。 部、部門 パートメント
Division Departmentより大きな単位。特定の事業全体。 事業部、本部 ディヴィジョン
Section Departmentの下位の単位。特定の業務に特化。 課、係 クション

 

🚀 まとめ:今日から「具体的な質問」へシフトしよう

 

「仕事の様子はどうですか?」という質問が、実はあまり役に立たない丸投げ質問だったということに、ハッとされたのではないでしょうか。

on track(オントラック)や far along(ファーアロング)のような具体的な進捗表現、そしてDepartment(部門)と Section(課)の違いなどの専門用語は、これまではあまり気にしていませんでしたが、改めて整理することで、海外の同僚に対してより適切な言葉で話せるようになったと強く実感しました。

グローバルなコミュニケーションでは、曖昧さや遠慮は誤解を生む原因になりますが、今日ご紹介したように、「何についての話がしたいのか」を明確にした具体的な質問フレーズを使うことで、相手はすぐに本題に入り、効率的なやり取りが可能になります。

ぜひ、これらの知識とフレーズを明日からの業務に活かして、海外チームとの信頼関係を深めていきましょう!
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