リノベ清掃で二度手間を防ぐために プロが現場で必ずやっている5つの事前チェック その「納得いかない指摘」は、段取りで防げる

前回の記事では、リノベーション現場で直面した
「清掃時にはなかったはずの汚れ」を指摘されるモヤモヤについて書きました。

【リノベ清掃の落とし穴】 「新品のクロス」こそ疑え!見落としがちな木屑汚れと現場の盲点

正直、現場の人間からすれば
「やってられない」と思う瞬間もありますよね。

とはいえ、感情的になっても現場は前に進みません。
「気をつけろと言われても、結局なにをすればいいのか?」

今回はその疑問に答えるため、
私が現場で実際にやっている“効く行動”だけをまとめました。

愚痴はゼロ。
淡々と、プロの仕事を完遂するためのチェックリストです。


■ リノベ現場は「完成形」ではない

リノベーション物件の清掃で、
まず頭に入れておきたいのがこの前提です。

見た目が綺麗=作業が終わっている、ではありません。

清掃は、リノベーションという大きな工程の「途中」に入る仕事です。

私たちの後には、

  • 電気工事士がプレートを取り付け

  • 設備担当が最終チェックに入り

  • 営業や管理側が内覧に来る

といった流れが待っています。

つまり、リノベ現場は
「他業者の出入りが前提」の空間

この構造を論理的に理解しているだけで、
後からの汚れ指摘に過度に反応しなくなります。


■ 清掃前に必ず確認したい3つのポイント

現場に入ったら、感覚ではなく
機械的に以下の3点をチェックします。

① クロスは「乾拭き前提」で見る

分かっている人ほど、意外と抜けやすいポイントです。

白いクロスは、
ボード粉や木屑がほとんど目視できません。

  • 光の当たり方

  • 静電気

  • 乾燥後の浮き

この条件が重なると、
清掃後に必ず粉が表に出てきます。

「見えなくても、一通りクイックル等で撫でる」
これをルーティンにしておくだけで、
後出し指摘はかなり減ります。


② 未装着のプレート・部材の有無

スイッチ、コンセント、換気口のカバー。

外れている箇所はありませんか?

ここで重要なのは、
「今、汚れているか」ではありません。

**「後から誰かが触る場所かどうか」**です。

未装着=後工程あり。
そう判断できれば、予測精度が一段上がります。


③ 自分の後に誰が入るかの確認

  • 電気屋

  • 水道屋

  • 完了検査

予定がはっきりしない現場ほど、
後から汚れが持ち込まれるリスクは高くなります。

スケジュールが曖昧な場合は、
「何か起きる前提」で構えておく。

これだけで、心の余裕が違います。


■ 写真を撮っておくと「助かる場面」

写真は、
相手と戦うための武器ではありません。

あくまで
**「お互いの認識を合わせるためのツール」**です。

撮っておくと助かる例

  • 未装着の部材

  • 最初から汚れていた既存部分

  • 作業完了時の部屋全体(パノラマ)

「清掃完了時にはこの状態でした」

この記録があるだけで、
万が一の指摘があっても、

「それは清掃後に入った業者の可能性が高いですね」

と、感情を交えず事実確認ができます。

写真は
自分を守るためではなく、
現場をスムーズに終わらせるための道具
です。


■ それでも出る指摘への考え方

どれだけ準備しても、
指摘をゼロにすることはできません。

大切なのは、その指摘が

  • 想定内か

  • 想定外か

どちらなのか。

「木粉は出るかもしれない」
「プレートは後付けだから汚れるかも」

こうした想定ができていれば、
指摘が来ても「やっぱりね」と受け止められます。

30分で終わる手直しなら、
最初からその時間を余白として
スケジュールに組み込んでおきましょう。


■ まとめ:リノベ清掃は「確認作業」までが仕事

リノベ清掃で求められるのは、
単なる掃除の技術ではありません。

  • 技術より段取り

  • 怒らないための準備

  • 長く続けるためのメンタル管理

リノベ清掃は、

「汚れを落とす仕事」ではなく、
「汚れが出る前提で仕上げる仕事」

そう定義を変えるだけで、
明日からの現場が、少しだけ楽になるはずです。

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