【5年前はフリーズ】WiMAX +5GならZoomの同時2台接続は快適にできるか?(W04との徹底比較)

結論から申し上げます。

5年前、私が経験したWiMAX 2+(W04)の時代とは打って変わり、現在のWiMAX +5Gであれば、Zoomの2台同時接続は問題なく快適に利用できます。

5年前のあの日、私は自宅のWiMAX 2+ルーター(W04)に、自分のPCと友人のタブレットの2台を繋ぎ、同時にZoom会議に参加しようと試みました。

結果は、ご記憶の通り、画面と音声が途切れ途切れになり、最終的には両端末がフリーズ

結局、私のスマホのテザリングに切り替えて、その場をしのぐしかなかった、という苦い経験があります。

当時のWiMAX 2+では、Zoomの2台同時運用は「絶対に無理」だと確信しました。

しかし、その後のWiMAXは「+5G」へと劇的に進化し、通信速度や安定性は当時の比ではありません。

この記事では、

  1. なぜ5年前のWiMAX 2+ (W04)ではZoom 2台接続が不可能だったのか(当時の失敗原因の分析)
  2. 現在のWiMAX +5Gは、その問題をどう克服したのか(最新機種のスペックと成功の根拠)

を、私の失敗体験という一次情報を軸に、最新の客観的なデータと比較しながら徹底解説します。当時の私と同じように「WiMAXでZoomは大丈夫?」と不安に思っている方は、ぜひ読み進めてください。


 

なぜ5年前のWiMAX 2+(W04)ではZoom 2台接続が不可能だったのか?

 

5年前に私がWiMAX 2+のW04を使ってZoomの同時2台接続に失敗した経験は、当時のWiMAXが持つ技術的な限界と、サービス特性に起因していました。

「日曜日の午前中」という比較的電波状況が良い時間帯(通信速度は20Mbps程度出ていたと記憶しています)にもかかわらず、なぜフリーズしてしまったのか、主な原因を分析します。

 

【最大の原因】ルーター(W04)の処理能力の限界

 

当時のW04のようなモバイルルーターは、現在の機種に比べて内蔵されているチップの処理能力が低かったことが最大の原因です。

Zoomのようなビデオ会議アプリは、2台分の映像と音声の送受信データをルーターがリアルタイムで適切に処理し、回線に流す必要があります。

2台分のデータが同時に集中したことで、W04のCPU(中央演算処理装置)がオーバーロードを起こし、結果としてフリーズや通信の途切れが発生したと考えられます。

 

Zoomに必要な「安定した上り速度」の不足

 

Web会議に必要なのは、自分の映像や音声を相手に送るための「安定したアップロード速度(上り)」です。当時のWiMAX 2+回線は下り速度を重視した設計で、上り速度は不安定になりがちでした。

2台の端末が同時に高品質の映像送信(上り通信)を要求したことで、回線全体が不安定になり、通信品質を示す「ping値」が悪化。これがフリーズを引き起こしたと言えます。

電波の干渉と回線の混雑耐性の低さ

 

当時のWiMAX 2+は、回線が混雑すると一気に速度が低下する傾向がありました。

ルーターと端末間のWi-Fi接続(特に2.4GHz帯)も干渉に弱く、ルーター内部の処理遅延と相まって、一気に「使い物にならない」という状況に陥ったのです。


 

4. WiMAX +5Gではなぜ可能になったのか?(W04からの劇的な進化)

 

5年前にZoomの2台接続を諦めた当時の私には想像もつかないほど、現在のWiMAXは「+5G」として劇的に進化しています。

この進化こそが、Zoomの同時運用を可能にした最大の理由です。

 

【回線の進化】速度と安定性の桁違いな向上

 

W04時代は主にWiMAX 2+回線を利用していましたが、現在のWiMAX +5Gは、それに加えてauの5Gおよび4G LTE回線も利用可能になりました(注:プラスエリアモード利用時など)。

比較項目 5年前のWiMAX 2+ (W04) 現在のWiMAX +5G (最新機種 例:L13) 克服された課題
最大下り速度 最大 程度 最大 ※1 (約10倍の速さ) 2台分のデータ受信の余裕が生まれた
利用回線 主にWiMAX 2+ WiMAX 2+ + au 5G/4G LTE 接続エリアと安定性が大幅向上
5Gの特性 非対応 超高速・大容量・超低遅延 Web会議で致命的だった遅延が改善

※1:理論上の最大値であり、実際の通信速度は利用環境や機種に依存します。

特に、Web会議に重要な上り速度(アップロード)の安定性が、5Gの特性とau回線の利用により大幅に改善されました。

2台同時に高品質な映像を送信しても、回線全体がパンクするリスクが激減しています。

 

4-2. 【ルーターの進化】同時接続と処理能力の強化

 

W04の最大の弱点だった「ルーター自体の処理能力」も、最新機種では根本的に解決されています。

比較項目 5年前のWiMAX 2+ (W04) 現在のWiMAX +5G (最新機種 例:L13) 克服された課題
最大同時接続台数 約10台 32台〜48台(機種による) ルーターが処理できるデータ量が増加
Wi-Fi規格 Wi-Fi 4(11n)中心 **Wi-Fi 6(11ax)**対応 端末との通信速度が高速化

最新のルーターは、何十台もの端末を処理できる高性能なチップを搭載しています。

2台程度のZoom接続では性能を使い切ることはなく、安定した動作が可能です。

実際に最新機種を使った検証では、「PCでZoom、別端末で動画視聴などを同時に行っても問題なく快適に使えた」という結果が多く報告されています。


 

まとめ:WiMAX +5GをZoom利用で快適にするためのアドバイス

 

5年前の失敗体験から見ても、現在のWiMAX +5Gは、Web会議を安定して行える水準に劇的に進化していると断言できます。

現在のWiMAX +5Gは、5G/4G LTE回線の利用とルーターの高性能化によって、当時の「回線容量不足」「ルーターの処理能力不足」という課題を見事に克服しました。

最後に、WiMAX +5GでZoomなどのWeb会議を運用する際に、さらに安定性を高めるための重要なアドバイスを2点お伝えします。

 

WiMAX +5Gを契約する際の注意点

 

WiMAX +5Gを契約・利用する際は、以下の2点を確認することで、安定性が格段に向上します。

 

① 必ず「最新機種」を選ぶこと

 

Zoomの同時接続において、回線速度よりもルーターの処理能力が重要です。古い機種は5Gに対応していても、Wi-Fi規格や内部チップが旧世代のままです。

  • モバイルルーターなら: Speed Wi-Fi 5G X12など
  • ホームルーターなら: Speed Wi-Fi HOME 5G L13など

最新のWi-Fi 6(11ax)に対応し、最大同時接続台数の多い機種を選びましょう。

 

② プラスエリアモードの活用も視野に入れる

 

WiMAX +5Gはauの広範囲な4G LTE回線(プラスエリアモード)も利用できます。

もし自宅や利用場所で5Gの電波が届きにくい場合でも、このプラスエリアモードを使えば通信の安定性が向上し、Web会議での途切れを防ぐのに有効です。

月間容量制限があるため、Web会議が集中する日だけ利用するなど、使い分けを推奨します。

 

Web会議をさらに安定させるためのコツ

 

WiMAX +5Gであっても、さらに快適さを追求するための設定や工夫があります。

 

① ルーターをPCと「有線接続」する(ホームルーターの場合)

 

もしホームルーター(L13など)を選べる環境であれば、PCとルーターをLANケーブルで有線接続しましょう。

Wi-Fi接続よりも通信が安定し、特に上り速度の品質が向上するため、自分の映像や音声が途切れにくくなります。

Web会議のホストや、重要なプレゼンをする際に特におすすめです。

 

② 5GHz帯のWi-Fi接続を使う

 

WiMAXルーターは、$2.4\text{GHz}5\text{GHz}$の2種類の周波数帯でWi-Fiを発信しています。

  • 遠くまで届くが、家電などと干渉しやすく速度が出にくい。
  • 近くにしか届かないが、干渉が少なく高速で安定しやすい

Zoomに接続する端末は、できる限り**$5\text{GHz}$帯**に接続することで、安定性が向上します。

 

最後に

 

5年前の失敗は、当時の技術の限界によるものです。

現在のWiMAX +5Gは、その体験を過去のものとするほどの進化を遂げました。

「WiMAXではZoomが無理」という先入観を捨て、ぜひ最新のWiMAX +5Gでの快適なWeb会議ライフを試してみてください。

 

 

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