はじめに:なぜMacユーザーなのに「Word」を推すのか?
封筒の宛名印刷って、地味に面倒ですよね。特にMacユーザーは、無料で使える標準アプリのPagesでやろうとして、「設定が細かすぎて挫折した」「印刷位置がずれる」といった経験があるのではないでしょうか?
結論から言うと、MacBookユーザーの筆者がPagesとWordを比較検証した結果、封筒印刷に関しては圧倒的にWord(ワード)に軍配が上がります。
本記事では、私自身の過去の検証に基づき、PagesとWordの「機能差」に焦点を当てながら、なぜWordが封筒印刷に優れているのかを徹底解説します。
Pagesのシンプルな設計思想に対し、Wordが備えるビジネス文書作成に特化した便利な機能を知れば、もう宛名印刷で悩むことはなくなります。
Pagesで封筒宛名印刷を試してわかった「無料の壁」
まず、Macユーザーの多くが最初に試すであろうPagesで、封筒の宛名印刷を試みました。
1. 用紙サイズの選択肢が少なすぎる
Pagesで新規作成画面を開き、用紙設定に進むと、プリンターが対応している封筒の種類が表示されます。
しかし、Pagesで選べる封筒サイズは洋形を中心にわずか数種類のみ。
例えば、A4用紙が入る「角形2号」など一般的な封筒に印刷したい場合、Pagesにはそのテンプレートが用意されていませんでした。
💡 Pagesの大きな手間
印刷したい封筒の縦と横の長さをミリ単位で測り、用紙サイズを「ユーザー設定」で手動入力しなければならないため、ここで時間を取られてしまいます。
2. 連続印刷(差し込み印刷)機能がない
Pagesは、住所録からデータを読み込んで連続で異なる宛名を印刷する**「差し込み印刷」のような機能が非常に簡素**です。
複数の宛先に送る場合、宛名を変えるたびに手動でデータを入力し直す必要があり、印刷枚数が多くなればなるほど、手間と時間が爆発的に増えてしまいます。
これはPagesが、ビジネスの定型作業よりも、デザイン性の高い単発の文書作成を優先している設計思想の表れと言えるでしょう。
Wordが封筒印刷で「圧倒的にラク」な2つの理由
次に、有料ソフトであるWord(Microsoft Word)で同じ封筒印刷を試したところ、Pagesで感じた手間が一気に解消されました。
1. 豊富な封筒テンプレートが用意されている
Wordの新規作成画面から「差し込み文書」タブを開き、「封筒」を選択するところから作業はスタートします。
ここで最もPagesと違うのが、用意されている封筒サイズの豊富さです。

長形、角形、洋形など、日本で流通しているほとんどの封筒サイズがプリセットとして用意されており、ミリ単位のユーザー設定など不要です。
✅ 機能差の核心
Wordは、ビジネス文書作成ソフトとして、**「定型業務の効率化」**に重きを置いています。そのため、Pagesのように自分で測って入力する手間がなく、封筒を選んで即印刷設定に入れるのです。
2. 印刷機能が充実している(位置調整が簡単)
Wordでは、宛先と差出人の住所を入力すると、封筒上での配置イメージ図が表示されます。
このイメージ図上で、それぞれの「位置」を視覚的に設定できるため、印刷位置の調整がPagesよりも圧倒的に簡単でした。
また、単発の印刷だけでなく、住所録データさえあれば連続印刷を可能にする「差し込み文書」機能が充実しているため、手間のかかる宛名印刷を一気に完了させることができます。
【重要】印刷失敗を避けるための必須テクニック
PagesとWord、どちらを使うにしても、封筒印刷で失敗しないための「コツ」があります。
私が実際に比較検証を行う中で気づいた、最も効率的で失敗が少ない印刷方法は、「宛先と差出人を両方とも封筒の表面だけに印刷する」ことです。
というのは、表面に宛先、裏面に差出人を印刷すると印刷失敗の確率が高くなるからです。
それで、宛先と差出人は表面だけに印刷することにしました。
終わりに(まとめ)
今回の検証結果をまとめると、以下のようになります。
Macユーザーでも、封筒印刷をスムーズに、失敗なく終わらせたいなら、Wordを選ぶべきという結論に変わりはありません。
有料ソフトですが、その機能の豊富さは、印刷にかかる時間と手間を考えれば十分に投資する価値があると言えるでしょう。
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