ロビーのカーペット→掃除機だけでは角の埃は取れない→ではどうするか

本日、あるホテルの担当者から、「部屋や通路が埃臭い」という清掃の依頼の連絡を受けて現場に行ってみました。

すると、確かに館内はすっきりしない空気感…

結論から言えば、埃臭い一番の原因は換気です。

大阪市の心斎橋の飲み屋街に位置する、築7年くらいの比較的9階建の新しいホテルですが、外国人客が結構泊まっています。

そんな場所なので、あんまり窓も開けられないのでしょう。

 

では、なぜ清掃業者に、埃臭いのをなんとかしてほしいと依頼があったのか?

部屋にも通路にもカーペットが敷いてあり、埃はちゃんとカーペットがホールドしてくれているのですが、角の方に埃が溜まってきているのが気になっていたのでしょう。

この写真では大したことないように見えますが、写真でこれだけ見えたら結構溜まっている状態と断言できます。

もっと普段から日常の清掃できちんと手入れしてくれよ〜

と言いたくなりますが、大きなホテルではこのような状態になるのは仕方ないのはわかります。

泊まり客がチェックアウトしてから、次の客がチェックインするまでの数時間の間にゴミを処理したり、シーツを取り替えたり、掃除機をかけたりしなければなりません。

掃除機をかけることに関しては、下の写真のようにアップライトの掃除機で効率よくかけているつもりになっているのですが、

この掃除機が走りやすい大半の真ん中の部分は掃除機が当たっていますが、実際のところは角の方は全く当たっていないので埃が溜まっていくのです。

「ノズルを向けてかけている」と反論がありそうですが、ここに罠が…

そう、残念ながらノズルを当てるだけでは、角の埃は取れていないまま蓄積されて、しかも、結構固まっている状態になっています。

往々にして、それで角もちゃんと掃除しているのになんで?という気になってしまうわけです。

まあ、あるあるなこと。

 

では、どうするか?

一番簡単な方法は、まずスクレーパーで角を左右に擦ってから掃除機を当てる、イメージとしてはこの写真のような感じで。

写真で見えやすいビフォー・アフターを示します。

まず、ビフォー。

ここは顕著に埃が溜まっていました。

おそらく掃除機が入りにくかったのでしょう。

そこで、埃で白い部分をスクレーパーで擦ってから掃除機をかけてみる、

すると、アフターはこんな感じです。

これでも、まだうっすらと埃が見えていて、完全に取りきれている状態ではないのですが、ここだけに時間をかけてられないので、今回はこの辺にしておきます。

こういう、少し屈んで角をスクレーパーで擦る作業を時間の範囲内で繰り返していけば、見た目は随分変わってくるでしょう。

結局のところ、いちいち屈んで手を入れる、それが面倒だから角に埃が溜まって固まってしまうという図式が成り立ってしまうわけです。

汚れや埃は真ん中より角に溜まっていく性質があるので、角がきちんと決まっていれば清掃作業の仕上がり評価は変わってきます。

競合業者と仕上がりに差をつける重要なポイントですね。

清掃業者なら誰でも分かっていることですが、意外に手が抜かれてしまっている…

 

繰り返しますが、大きなホテルのロビーの角をよく見てください。

たいてい埃が溜まっているはずです。

なぜなら、掃除機のノズルを当てるだけでは実際のところ取れていない…

そして、屈んで手作業している時間がないからです。

では、他の業者や作業員と仕上がりで差をつけるために、ちょっとずつでも、角をスクレーパーで手作業しましょう。

繰り返していくと、仕上がりに大きな差が出て高評価を得ることができますよ。

では、少しでもお役に立てれば幸いです。

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