recognize 「わかってる」「見覚えある」まで使いこなせば便利な単語

はじめに

 

「recognize」という単語、皆さんはどんな意味で使いますか?

「認識する」と覚えている方が多いかもしれませんが、実はこの単語、日常会話からビジネスシーンまで、非常に幅広い意味とニュアンスで使われる、とても便利な動詞です。

と書きましたが、英語のプロではなく学習者です。

少しでも話せるようになりたという思いで学んだことを全てブログに書いています。

ちなみにさっきはこんなことを書きました。

「Off to a good start」ってどういう意味? “分離”だけじゃない「off」の使い方

 

では本題。

という前に、なぜ今回はrecognizeについて書こうと思ったのか経緯を書きます。

どうでもいい話かもしれません… スクロールしちゃってください。

 

あえてrecognize について調べてみたいと思ったきっかけ

 

英語の文章を読むのが好きなのですが、

「We recognize that what this world offers is worthless.」

こんな文を見ました。「この世界が提供するものは結局無価値であることを認めている」という悲観的に思える文章ですが、ここではそれはどうでもいいです。

recognize っていう動詞はあまり会話では使わないかな、と思ってもっと簡単な単語に置き換えられないかAI先生に聞いてみました。

すると、意外にその逆で、会話でも汎用性高いから使いこなせるようになりなさい、と。

だから調べてみる気になりました。

一つの単語を使えるようになるためには類義語との比較が近道です。

類義語と表現のニュアンス

recognizeの類語を図式化するとこんな感じになります。

表現 ニュアンス
acknowledge 公式に、または公に認めるというニュアンスが強い。事実に直面して受け入れる感じ。
perceive 感覚や直感を通して物事を理解・認識するニュアンス。より個人的な洞察に基づく。
understand 知識として論理的に理解するニュアンス。感情的な受け入れというよりも、知的な把握を意味する。
realize 突然、または徐々に真実を悟る、気づくというニュアンス。心の底から納得するような感覚。
admit 自分の非や間違いを認める、自白するというニュアンス。ややネガティブな文脈で使われることが多い。

まあ、この辺りは文章よりも一目でわかる方がいいですね。

 

これらの類語を使って、先程の文次のように言い換えることができます。

  • We acknowledge that what this world offers is worthless. (我々は、この世界が提供するものが価値がないことを公式に認める。)
  • We perceive that what this world offers is worthless. (我々は、この世界が提供するものが価値がないと洞察する。)
  • We understand that what this world offers is worthless. (我々は、この世界が提供するものが価値がないことを理解している。)
  • We realize that what this world offers is worthless. (我々は、この世界が提供するものが価値がないことに気づいている。)

結局、同じ文章の繰り返し。

動詞を変えているだけですが…

ただ、一つ言えるのは、この文脈では、「realize」が最もrecognizeに近いですね…

なぜなら、「recognize」も「気づく」や「悟る」といった意味合いを含むことが多いからです。

 

recognizeの正確な発音

 

カタカナで表記すると、レコグナイズでOKです。

発音記号で書くと /ˈrɛkəɡnaɪz/ となります。

  • re):舌を歯茎の近くに持っていき、少し弾くように「レ」と発音します。強く、短く発音します。
  • コグcog):口を軽く開け、喉の奥から「コ」と発音します。
  • ナイズnize):この部分は「ナイ」と「ズ」を一つの音のように滑らかにつなげます。「ズ」は濁った音になります。

」に最も強いアクセント(ストレス)を置くのがポイントです。

コグナイズ ですね。

日本語の「レコグナイズ」でも十分に伝わりますが、このアクセントと音のつながりを意識すると、よりネイティブに近い発音になります。

では、なぜ会話でも実用的と言えるのか?

こんな場合に使えるからです。

 

1. 「〜だとわかる」「気づく」の recognize

 

「recognize」の最も一般的な使い方の一つが、ある事実や状況について「理解する」「気づく」といった意味。

これは、「realize」と似ていますが、より「知識として知っている」というニュアンスが強いのが特徴です。

例文:

  • We recognize the importance of teamwork. (私たちはチームワークの重要性を認識しています。)
  • He was quick to recognize the potential problem. (彼は潜在的な問題にすぐ気づいた。)

 

2. 「見覚えがある」「聞き覚えがある」の recognize

 

こちらは、日常会話で頻繁に登場する使い方。

過去に経験したこと(見たり、聞いたり、会ったりしたこと)に基づいて、「ああ、あれか」とわかる場合に使います。

例文:

  • I recognize your voice from the phone call. (お電話の声、聞き覚えがあります。)
  • Do you recognize this song? (この歌、聴いたことある?)
  • I didn’t recognize him at first because he changed his hairstyle. (髪型が変わっていたので、最初は彼だと分からなかった。)

 

3. 「功績を認める」「表彰する」の recognize

 

ビジネスやフォーマルな場でよく使われるのが、この「功績を認める」という意味。

誰かの努力や成果を正式に評価し、称えるニュアンスが含まれます。

例文:

  • The company recognized her for her outstanding performance. (会社は彼女の卓越した功績を称えた。)
  • His colleagues recognized his hard work. (彼の同僚たちは、彼の努力を認めた。)

 

最も近いrealize との違いは?

 

「recognize」とよく混同されるのが「realize」。

この二つの違いは、シンプルに言うと以下の通りです。ここを極めたいところ。

  • recognize: 過去の経験や知識に基づいて、「見たことがある」「知っている」とわかること。
  • realize: 考えて、または経験を通して、「そうだったのか」と悟ること。

例えば、旧友に道でばったり会ったとき、「I didn’t recognize you at first. (最初、あなただと分からなかった)」と言います。

これは「あなたの姿を過去の記憶と結びつけられなかった」という意味。

一方、自分が大きな間違いを犯していたことに気づいたときは、「I realized my mistake. (自分の間違いに気づいた)」と言います。

これは「頭の中で考えて、間違いだと悟った」というニュアンスですね。

ということでまとめます。

 

最後に

 

「recognize」は単なる「認識」以上の意味を持つ、非常に柔軟な単語です。

なので、使い方をマスターすれば、英語表現がもっと豊かになります。

それで、今日から意識して使ってみたいと思います。

  • 〜だとわかる、気づく
  • 聞き覚えがある、見覚えがある
  • 表彰する

皆さんは「recognize」と「realize」、どちらをよく使いますか?

こんな記事を書いておいて今更ですが、個人的にはこの質問の回答としてrealizeの方がよく聞くような気がしますが… 笑

とはいえ、両方使いこなせるようにしたいです。

では。

意外な結末を語る魔法のフレーズ:”turn out”を使いこなそう!

 

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