「もっと」はmoreだけじゃない!furtherを使って英語を次のレベルへ

英語で「もっと」と言いたい時、ついつい “more” ばかり使っていませんか?

もちろん more は便利な言葉ですが、それだけでは表現の幅が狭くなってしまいますよね… 泣

ここでボキャブラリーを増やすのに登場するのが「further 」

実は、”more” と “further” には、それぞれ異なるニュアンスがあるんです。

この記事を読めば、”further” の正しい使い方を理解し、英会話はぐっと洗練されること間違いなしです。

ということを毎日投稿している英語学習者です。できるだけ初心者向けのフレーズを自分のボキャブラリーに取り入れて英会話をマスターしたいから…

ちなみに前回はこんなことを書きました。

英語で「解決する」は”solve”だけじゃない!ネイティブがよく使う「sort out」を使いこなそう

では本題。

more の使い方:「量」と「比較」

 

“more” の主な役割は、「量」「数」 の増加、または「比較」。

最も身近で、最も頻繁に使われる「もっと」の表現ですよね。あえて説明は不要なくらい…

例文を挙げると、

  • もっと時間が欲しいな。
    • I need more time.
  • この仕事はあの仕事よりもっと大変だ。
    • This job is more difficult than that one.

このように、“more” は、単純に何かを「追加」したり、「程度」を比較したりする際に使います。

このようにすでに使いこなしていることだと思います。

でも、これを取り入れると、さらに表現力アップ!

further の使い方:「進展」と「距離」

 

一方、“further” は「物事を前に進める」*というニュアンスが強い言葉。

つまり、単なる「追加」ではなく、すでに始まっているプロセスをさらに一歩進めるイメージです。

例文を挙げると、

  • 私たちはこの件について、もっと深く話し合う必要がある。
    • We need to discuss this matter further. (単に「もっと話す」ではなく、「議論をさらに進展させる」というニュアンス)
  • キャリアをさらに発展させるために、MBAを取得した。
    • I got an MBA to further my career. (「キャリアを前に進める」という動詞としての使い方)

さらに、“further” は物理的な距離を表す「もっと遠くに」という意味でも使われます。これは “farther” とほぼ同じ意味です。

  • もう少し進んでみよう。
    • Let’s go a little further down the road.

勢いよく進んでいく…というイメージかな。

“more” と “further” の使い分けチェック!

 

この2つの例文で、違いをはっきりさせましょう。

  1. 「もっと(追加の)情報をください。」
    • Can I get more information? (一般的でカジュアル)
  2. 「さらなる詳細については、こちらをご覧ください。」
    • For further details, please see here. (よりフォーマルで、ビジネスや公式な文書で使われる)

このように、“further” を使うことで、「追加の」という単なる情報量ではなく、「議論やプロジェクトを進める上で必要な、次のステップの情報」というニュアンスを伝えることができます。

この比較でも勢いを感じますね。

ここで、もうちょっと例文を追加して挙げます。そうすると、どのような場面で使ったらいいのか使い方の幅が広がるから…

further とmore の例文で比較

furtherとmoreはどちらも「もっと」という意味で使われますが、それぞれ異なるニュアンスと用途があります。

more

意味は「より多くの」「追加の」「より大きな量・数」で、特徴としては量や数に焦点を当てる、非常に汎用性の高い言葉です。

形容詞:として使うなら、可算名詞、不可算名詞の両方につきます。

  • “I need more time.” (もっと時間が必要だ。)
  • “Can I have more coffee?” (もっとコーヒーをいただけますか?)

 

副詞:として使うなら、動詞や形容詞、副詞を修飾します。

  • “She speaks more fluently now.” (彼女は今、もっと流暢に話す。)
  • “This car is more expensive than that one.” (この車はあの車より高価だ。)

 

詰まるところ、moreは、シンプルに「追加の」「より多くの」を表現する最も一般的な単語です。

further

意味は「さらに」「より遠くへ」「より進んだ」というニュアンスで、特徴:は抽象的な進展や距離に焦点を当てる。moreよりもフォーマルな響きがあります。

形容詞:として使うなら、「追加の」「さらなる」という意味で使われます。moreと置き換えられることもありますが、よりフォーマルです。

“For further details, please visit our website.” (さらなる詳細については、当社のウェブサイトをご覧ください。)

副詞:として使うなら「さらに進んで」「加えて」という意味で使われます。

  • “He didn’t want to discuss the matter further.” (彼はその件についてこれ以上話し合いたくなかった。)
  • “Let’s walk a little further.” (もう少し歩こう。)

これで二つの単語の違いのイメージが湧きましたよね。

では、全体をまとめます。

まとめ:今日から使える further

シンプルに言うと、

“more” は「量」や「数」の増加を表す一方、“further” は「進展」や「前進」を強調します。

今日から、少しフォーマルな場面や、物事を一歩進めたい時には、ぜひ “further” を使ってみましょう。

そうするなら、“more” から “further” へ。この小さな一歩が、英会話スキルを次のレベルへと押し上げてくれるでしょう。

今日の学習レポートは以上です。

英会話で「Central」を使いこなそう!main、key、coreとのニュアンスの違いは?

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