【Googleサイト】コメント機能がない!→Googleフォームで「ご意見箱」を作る具体的な手順とメリット

「Googleサイトは便利だけど、読者からのコメント欄がないのが唯一の不満…」

そう思って、サイト訪問者との交流やフィードバックを諦めていませんか?

WordPressのような高機能なCMSと違い、Googleサイトには標準でコメント機能は搭載されていません。

外部サービスを導入するのは複雑そうで、どうしたらいいか悩んでしまいますよね。

この記事では、私が実際に職場の社内サイトなどで実践している、最もシンプルで導入が早い解決策をご紹介します。

それは、Googleフォームを「ご意見箱」としてサイトに埋め込む方法です。

この方法なら、面倒な外部ツールへの登録は不要。たった数分の作業で、あなたのサイトに「読者からの声を集める仕組み」が完成します。

本記事を読むことで、以下のことがわかります。

  • わずか数ステップで「ご意見箱」を作る具体的な手順

  • Googleフォームを使う方法が、特に閲覧者を限定したサイトで最適な理由

  • 回答を効率的に管理するための設定のコツ

時間を無駄にせず、今すぐ読者とのコミュニケーションを始めましょう!


1. Googleサイトの「コメント欄問題」とは?

 

Googleサイトは、特に社内Wikiや簡単な情報共有サイトを作成するのに非常に便利なツールです。

しかし、一般的なブログやWebサイトとは異なり、読者が意見や質問を書き込める標準の「コメント機能」が搭載されていません。

そのため、「閲覧者からのちょっとした疑問や意見を、サイト内で受け付けたい」というニーズに応えられず、別のメールやチャットツールでのやり取りが必要になるなど、手間が増えてしまうのが難点でした。

2. 私が実践した「最速・最も簡単な」解決法:Googleフォームを使う

 

結論として、Googleサイトに読者からのフィードバックを受け付ける仕組みを導入する最もシンプルで導入が早い方法は、Googleフォームで「ご意見箱」を作成し、それをサイトに埋め込むことです。

この方法は、特に社内掲示板や部署限定の連絡サイトなど、閲覧者を限定したサイトで非常に効果的です。

なぜGoogleフォームが最適な選択肢なのか?

 

  • 利用者にとって馴染み深い: Googleフォームは多くの人が利用経験があり、入力方法で迷うことがほとんどありません。新しいアプリの使い方を説明する手間が不要です。

  • 管理が簡単: フォームの回答は自動でGoogleスプレッドシートに集計されるため、届いた意見の管理や共有が簡単に行えます。

  • サイト編集権限が不要: サイトの閲覧者が編集できない設定にしていても、埋め込んだフォームを通じて記述式のコメントの書き込みが可能になります。


3. 【手順公開】「ご意見箱フォーム」を作るための具体的な設定

 

実際にGoogleフォームで読者からのコメントを受け付ける「ご意見箱」を作るための具体的な手順と、管理しやすくなる設定のコツをご紹介します。

ステップ1:Googleフォームで「ご意見箱」を作成する

 

  1. Googleフォームを開き、新しいフォームを作成します。

  2. フォームのタイトルを「〇〇サイトへのご意見箱」「サイトに関するご質問・ご要望」など、目的に合わせて分かりやすい名前にします。

  3. 【質問項目の作成】 以下の2つの質問を設けることを推奨します。

    • 質問1(プルダウン推奨): 「お名前の記載について」

      • 選択肢:「記名する(お名前を入力してください)」「無記名希望」

    • 質問2(記述式): 「このサイトのことでお気づきになられたことやご不明な点、ご要望がありましたら、こちらに記載してください。」

ステップ2:フォームの回答設定を行う(管理を楽にするコツ)

 

  1. フォームの編集画面上部にある「回答」タブをクリックします。

  2. 右上の緑色のスプレッドシートアイコンをクリックし、「新しいスプレッドシートを作成」で回答の集計先を作成します。

  3. これで、フォームに回答が届くたびに、スプレッドシートにタイムスタンプと共に内容が自動で記録されます。このスプレッドシートをブックマークしておけば、コメントの確認が非常に楽になります。

ステップ3:作成したフォームをGoogleサイトに埋め込む

 

いよいよ作成したフォームをサイトに表示させます。

  1. Googleサイトの編集画面を開きます。

  2. フォームを挿入したいページの下部など、適切な位置に移動します。

  3. 右側のメニュー「挿入」タブから「ドライブ」をクリックします。

  4. 作成した「ご意見箱」フォームを選択し、「挿入」をクリックします。

  5. サイト上でフォームのサイズや位置を調整して、公開すれば完了です!


4. 設置場所はどこが良い?最適な「ご意見箱」の置き方

 

「ご意見箱」をサイトのどこに設置するかは、サイトの種類と、読者からどれだけ積極的に意見を集めたいかによって最適な場所が変わります。

Googleサイトに埋め込む場合の設置場所の候補と、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

最もおすすめは「フッター」への設置

 

読者からの意見を幅広く集めるなら、Googleサイトのフッターに設置するのが最も効果的です。

  • メリット:

    • サイトのすべてのページに表示されるため、読者がどの記事を読んでいても、すぐに意見を投稿できます。

    • コンテンツ(記事本文)の邪魔にならず、デザインの統一性を保てます。

  • 設置方法: Googleサイトの「フッター」機能を使ってフォームを埋め込むと、全ページに自動で表示されます。

その他の設置場所

 

場所 メリット デメリット
記事コンテンツの直後 記事を読み終えた直後でフィードバックが集まりやすい。その記事に関する具体的な意見を得たい場合に有効。 記事ごとに手動で埋め込む手間が発生する。
専用の「お問い合わせ」ページ フォーム全体を大きく表示でき、入力しやすい。ナビゲーションメニューにリンクを張れば、迷わずたどり着ける。 読者がわざわざページ移動する必要があるため、手軽な意見は集まりにくい。

5. 💡 他にもある!Googleサイトにコメント欄を導入する代替案

 

Googleフォームはクローズドなサイトに最適ですが、一般公開しているサイトや、よりブログ的なコメント機能が欲しい場合は、以下の代替案も選択肢に入ります。

代替案 特徴 用途の使い分け
外部コメントサービス(Disqusなど) コメントのツリー表示や、スパム対策など高機能。ブログに近い運用が可能。 一般公開サイトで、訪問者同士の議論を促したい場合。埋め込みコードが必要で、設定はフォームより複雑。
外部フォームサービス(Tally, Typeformなど) デザイン性に優れたフォームを作成できる。 Googleフォームにデザイン面で物足りなさを感じる場合。回答は外部サービス側で管理する。

サイトの目的に合わせて、最も手間がかからず、読者が使いやすい方法を選ぶことが大切です。

6. まとめ:サイト運営で最も大切なこと

 

Googleサイトにコメント欄がないという不便さは、今回ご紹介したGoogleフォームという身近なツールでシンプルに解決できます。

サイトを多くの人に活用してもらうためには、見た目の美しさや高度な機能よりも、「いかに読者が使いやすいか」がポイントだと実感しています。

例えば、ユーザー層の年齢が高い場合は、文字を大きくしたり、カタカナではなく漢字で表記したりといった配慮が、何よりもスムーズな利用を促します。

ご自身のサイト運営の目的と読者層に合わせて、最適な「ご意見箱」を設置し、読者とのコミュニケーションをぜひ活性化させてください。

 

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