格安SIMの最終結論
格安SIMを選ぶ際、多くの方が「最安」を求めます。
しかし、私は「最安ではないが、最も快適でストレスがない」という理由で、今でもmineoの2回線契約を継続しています。
過去には、不安定な通信速度や他社への乗り換えを考えた時期もありました。
特に2016年頃に利用した楽天モバイル(当時のMVNO)では、体感は遅いのに計測アプリでは速い結果が出るという経験をし、以来、格安SIMに対する信用を一度大きく落としました。
その後、ライバルとされるOCNモバイルONEなども試しましたが、「契約・解約のしやすさ」や「ユニークなサービス」といった総合的な使いやすさで、mineoが頭一つ抜けていると感じています。
現在のmineoは、かつての懸念点だったお昼の通信速度も改善傾向にあり、さらに主力のサービスである「パケット放題 Plus」は速度アップの兆し。
私が「格安SIMの最終結論」としてmineoを選び続け、他のサービス(楽天モバイルも含む)に目移りしない理由を、複数回線を運用するヘビーユーザーの視点から包み隠さずお伝えします。
過去の経験が導いた結論:「安さ」より「信頼」が重要
私がmineoを「最安ではないが最終結論」と呼ぶ理由は、ズバリ「総合的な使いやすさ」に尽きます。
安さよりも「正直さ」や「安定性」を重視するようになった背景には、過去の苦い経験があります。
楽天モバイル(MVNO時代)で感じた不信感(スピード計測アプリ問題)
私は2016年頃に、スマホデビューとして楽天モバイル(当時のMVNO)を契約しました。ところが、使用開始からすぐに「通信速度の遅さ」に悩まされることになります。
PDF資料のダウンロード一つにしても時間がかかり、体感では明らかに低速モード以下。しかし、不思議なことに、速度計測アプリで計測すると、体感速度に反してそこそこ速い結果が出ていたのです。
この「体感と計測結果の乖離」という経験により、私は格安SIM、特に当時の楽天モバイルに対して、一度大きく信用を落としました。
この不信感から、安さだけでなく「正直さ」や「安定性」を重視するようになり、最終的にmineoにたどり着いています。
mineoがOCNモバイルを超えた「使いやすさ」の真実
最安値を追い求めるなら他に候補はありますが、快適性、安定性、そして手続きのシンプルさを考慮すると、mineoの右に出るMVNOは今のところありません。
OCNとの比較で際立つ、mineoの「安定した体感速度」
かつて私は、mineo(au回線)とOCNモバイルONEを並行して契約していた時期があり、体感の安定性においてmineoに軍配が上がると強く感じました。
特に顕著だったのが、低速モード利用時です。
OCNモバイルONEの低速通信(当時の500Kbpsなど)は、理論値はmineoの低速(当時の200Kbps)より速いはずなのに、実際の使い勝手ではmineoの方が安定していたのです。OCNの500Kbpsは思ったほど使えず、不安定さが目立ちました。
それに対し、mineoの200Kbpsは速度こそ控えめでしたが、その速度内での表示や操作の安定性があり、ストレスが少なかったのです。
この経験から、カタログスペック上の数値よりも、mineoのネットワーク設計がもたらす「体感の安定性」こそが、快適なモバイルライフの鍵だと確信しました。
契約・解約手続きがネットで完結する利便性
mineoの最大のメリットの一つは、契約から解約、MNP転出まですべての手続きがマイページでスムーズに完結する点です。
- オンライン完結: 面倒な電話対応や店舗訪問は一切不要。
- 違約金: 2021年4月以降の新プランでは、原則として違約金(契約解除料)が発生しないため、安心して契約・解約ができます。
この「ユーザーフレンドリーな手続きのシンプルさ」も、私が「もう目移りするつもりはない」という確信につながっています。
【最新評価】mineo 2回線運用で感じる通信品質の現状
私がDプラン(docomo回線)とAプラン(au回線)の2回線運用を続けるのは、電波の「死角」をなくすためです。
通信の「冗長性」を確保することが、私のストレスフリーな利用環境を支えています。
かつての懸念点、お昼の速度が「この頃は改善されている」実感
MVNOの宿命として「平日12時台の速度低下」は長年の課題でした。
しかし、この頃のmineoは、体感として以前よりも格段に改善されていると感じています。
もちろん、MNO(大手キャリア)の速度にはかないませんが、通信がまったく使えなくなるほどの極端な遅延は少なくなり、ちょっとしたSNSのチェックや情報収集なら十分対応できるレベル。
これは、mineoが継続的に設備増強に投資している結果だと思います。
一人での利用ならmineo 2回線で「通信は十分完結」
私はこの2回線を、メインのスマートフォンとサブ機やモバイルルーター代わりに使っています。
どちらかの回線にトラブルがあっても、もう一方でカバーできる。また、時間帯によってdocomo回線の方が速い、au回線の方が安定している、といった使い分けも可能です。
これにより、一人で使用するなら高速・大容量プランを契約せずとも、mineo 2回線で全ての通信ニーズが賄えるという結論に至っています。
mineoの未来に期待:パケット放題 Plusの進化
私がmineoを使い続ける上で、非常に大きな役割を果たしているのが、オプションサービスである「パケット放題 Plus」(最大1.5Mbps)です。
これは、速度を制限する代わりにデータ通信を無制限で利用できる、mineo独自の強力なサービスです。
【未来への期待】 最近、mineoが提供する使い放題プラン「マイそく」のプレミアムコースなどで、最大3Mbpsという速度が提供され始めています。これは「パケット放題 Plus」のさらなる高速化を予感させる動きです。
もし「パケット放題 Plus」が最大3Mbpsに進化すれば、より高画質な動画視聴や、テザリング利用、さらには簡単なリモートワークまで、利用範囲が格段に広がります。
特に、Zoomなどのビデオ会議で、2時間程度の安定した利用を目指す場合、1.5Mbpsでは心許ない場面もありましたが、3Mbpsなら半分の速度の時よりもはるかに安定し、快適な利用が可能になると期待しています。
というか、10月の間1ヶ月間限定で速度が3Mbpsにアップしました。それを経験することで体感がかなり良くなりました。希望を言えば期間限定ではなくこのまま続いてほしい…
このように、最安ではないとしても、この「コスパ最強の使い放題サービス」の進化に期待できる点も、私がmineoから目移りしない重要な理由です。
総括:楽天ユーザーの私が、今も「楽天モバイル」を推せない理由
私は日頃から楽天カードや楽天市場を利用する楽天経済圏のユーザー。
それでも、通信サービスとしての楽天モバイル(現行のMNOサービス)を個人的におすすめできない、というスタンスは今も変わっていません。
楽天モバイルを個人的におすすめできない不安定要素
結論から言えば、私が楽天モバイルを推さないのは、「過去の不信感」と「現在の不安定要素」があるからです。
- 過去の経験: MVNO時代の「体感速度と計測結果の乖離」により、通信品質への信頼感が大きく損なわれました。
- 現在の不安要素: 料金面での魅力は高いものの、ネットワーク構築の歴史が浅く、場所や時間帯による通信品質の不安定さが指摘されがちです(※私はあえて検証していませんが、個人的な信頼度が低いため候補に入れていません)。
安さだけを求めるなら楽天モバイルを選ぶかもしれませんが、私は通信の安定性、サービスの透明性、そして手続きの容易さというトータルバランスを重視します。
楽天モバイルの不安定な信用要素に対し、mineoは安定した通信品質とオンラインでの安心感、そして進化し続ける使い放題オプションを提供してくれます。これが、最安ではないmineoを、私の「格安SIMの最終結論」たらしめている理由です。
終わりに:mineoを検討している方へ
もしあなたが、
- 安さだけでなく、**「安定性」**を重視したい
- 大手キャリアのような**「煩雑な手続き」**を避けたい
- **「データ消費量を気にせず使いたい」**が、高速大容量は不要
と考えているなら、mineoは有力な選択肢です。特に私のように2回線運用することで、通信の冗長性を確保し、さらに快適なモバイルライフを実現できます。
最安値は他社にあるかもしれませんが、ストレスフリーの「使いやすさ」はmineoにあります。一度試してみるといいかもしれません。
では。
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