「剥離代が出ない…」と嘆く前に 築浅ワンルームを1時間早く仕上げる「部分剥離×バスタオル」の裏技

「剥離の追加料金、今日は出せないんだよね」

元請けからそんな一言を言われた経験、ありませんか?

キッチン前の油ギッシュな床。
浴室前の白ボケした水跡。

普通の洗浄では落ちないのはわかっている。
でも全面剥離をしたら利益は消える

そんなとき、あなたならどうしますか?

今回は私が実際の現場で使った、

「部分剥離 × 徹底養生」

というサバイバル術を紹介します。

掃除機をあえて使わない。
ツールボックスの蓋すら道具にする。

限られた時間と予算の中で
**「ハイテクフローリングコート」**の光沢を部屋全体に馴染ませる段取りです。

同業者の方なら、きっと
「なるほど、それは使える」と思ってもらえるはずです。

※この記事の現場はこれです。バリヤフリーではなくセパレートなのがやりやすいですね。


1. 現場の「健康診断」

全面剥離が必要とは限らない

現場に入ったら、まずやるべきことは 観察 です。

今回の現場は築浅のワンルーム。

床の状態を確認すると、はっきりと差がありました。

玄関〜キッチン前

・油汚れ
・水跡
・ワックスの白ボケ

完全に死んでいる状態。

一方で、

奥の部屋

・光沢あり
・傷少ない
・汚れも軽い

つまり、

ワックスはまだ生きている。

この場合、全面剥離は必要ありません。

今回の判断はこうです。

入口付近

部分剥離

リンレイ「オールゴー」使用

奥の部屋

汚れ除去のみ

既存ワックスを活かす

真面目な職人ほど

「全部剥離しなきゃ」

と考えがちですが、

生かせるワックスは残す

これが

  • 時短

  • コスト削減

  • 床保護

すべてを両立するプロの判断です。

※フローリングを傷めない剥離のコツはこちら

→ 【床が波打つリスク回避】フローリング剥離は『たっぷり撒く』が間違い。30年プロが教える極小範囲作業の真実


2. 「水一滴」も通さない鉄壁養生

部分剥離で一番怖いのは

汚水の侵入

です。

剥離しないエリアに水が入ったら、
ワックスが一瞬で白化します。

そこで今回は 完全防御 をしました。

養生のポイント

マスカーテープで通路封鎖

水の動線を完全に切る。

バスタオルを要所に配置

・浴室前
・キッチン前
・通路

タオルが水を吸ってくれます。

さらに、私がよくやるのがこれ。

ツールボックスの蓋をトレイにする

濡れた道具を床に置かない。

全部

ツールボックスの蓋の上

に置きます。

これだけで

  • 水ハネ

  • ワックス汚染

  • 二次汚れ

がかなり防げます。

地味ですが、
現場の仕上がりを守るテクニックです。


3. 掃除機は「あえて使わない」

多くのスタッフが

「まず掃除機」

だと思います。

でもワックス仕上げの現場では、
掃除機が逆効果になることもあります。

理由はシンプルです。

排気でホコリが舞う。

これがワックスに入ると

  • ゴミ混入

  • 表面ザラザラ

になります。

そこで私はこうします。

バスタオル清掃

乾いたバスタオルで

床を走る。

これで

  • 微細ホコリ

を吸着できます。

残った髪の毛は

養生テープでペタペタ回収。

これが意外と一番キレイになります。

掃除機より

  • 静か

  • 早い

  • ゴミが舞わない

というメリットがあります。

※掃除機を使わない理由はこちら

→ 【プロ直伝の裏技】フローリングワックス塗布前の髪の毛・ホコリ対策!掃除機より確実な「白いバスタオル」活用術


4. ハイテクフローリングコートで「一体化」

剥離した部分だけに

ハイテクフローリングコート

を塗ります。

するとどうなるか。

香り

ワックス特有の香りが出る。

入室した人が

「あ、ワックス塗ったな」

と感じる清潔感。

光沢

既存ワックスと
塗り直した部分。

このワックスは

馴染みが非常に良い

ので、

境目はほぼわかりません。

つまり、

全面塗布しなくても

部屋全体が

新品の床のように見える。

これが

部分剥離の最大のメリットです。


まとめ

知恵で利益を守る

追加料金が出ない現場。

そんなとき

「適当に洗って終わり」

では三流です。

一流の職人はこう考えます。

追加が出ないなら
知恵で時間を作る。

  • 部分剥離

  • 徹底養生

  • 掃除機を使わない清掃

  • ワックスの一体化

段取りを工夫すれば

1時間以上短縮

できます。

現場は毎回違います。

だからこそ

  • 道具を工夫する

  • 動線を考える

  • 状態を見極める

この積み重ねが

職人の「余裕」

になります。

同業者の方の参考になれば幸いです。


この記事と一緒に読まれている記事

スポンサーリンク


コメント

タイトルとURLをコピーしました