【ワンルームのハウスクリーニング】一人で最後まで仕上げるスキルのトレーニング

はじめに

 

ハウスクリーニングの雇い主であれば、ワンルームマンションの空室清掃は現場がたくさんあるので、できればスタッフ一人につき一室全部を任せていきたいですよね。

そのために、新人さんを募集して訓練していくわけですが、どの程度、またどのように訓練していったら良いのか、迷うことはないでしょうか?

わたしは雇われの身なので偉そうに言えませんが、30年ハウスクリーニングに携わっているので、色々な人のスキルの成長を見てきました。

それで分かったのが、やはりこの仕事も向き不向きがあり、作業全部を任せられるまでの成長速度も人それぞれということです。

新人さんの訓練という観点でどうすればいいのか、経験から良いと思った方法をお伝えしたいと思います。

まずは、空室ハウスクリーニングはどの程度の綺麗さが求められるのか、というところから。

 

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空室清掃作業はそれなりにスキルが必要

 

賃貸マンションのワンルームや2DKのマンションでは、前の入居者が引っ越して、全然違う人が次の入居者になります。

なので、新しい入居者は、前の人が汚した油でベタベタなキッチンにお皿などを収納したくはないでしょう。

トイレやお風呂も、ちゃんとクリーニングされたものでないと気持ちよく使えない…

そういうわけで、素人清掃ではなく、油やカビ、石鹸カスや湯垢など、落ちる汚れは全部落としてほしいと思っているはずです。

素材の変色や傷、破損は清掃ではどうにもなりませんが、汚れが全て取れたらそれなりに綺麗になります。

では、ハウスクリーニングにはどのようなスキルが必要なのでしょうか?

 

ハウスクリーニングに必要なスキルの分析

ハウスクリーニングには、大きく分けて下記の汚れを除去するスキルが求められます。

  • レンジフードのベタベタな油汚れを含めたキッチン全体の油の飛び散り汚れ、調味料のこぼした跡、手垢など
  • 風呂場、洗面台、洗濯板などの箇所全体のカビ、白い石鹸カス、水垢、こぼした跡
  • ガラス面やレール周りとベランダ、壁などの汚れ
  • クローゼット、コンセント類、備品、ドア周りの埃や汚れや手垢、内装工事があればボンドやのりの除去
  • 床の拭き上げとWax塗り

それぞれ、特有のスキルが求められますので、新人さんであれば一つ一つ何度か試行錯誤してある程度自信がつくまで、場数をこなすことが求められるでしょう。

毎日出勤している人でも、全てをある程度できるようになるまでは半年くらいはかかるかも。

実際にやってみないと、マニュアルの想像だけでは分からないこともあるからです。

 

実際にやってみないと分からないこともあり、マニュアルだけでは不十分

 

ある時、自転車屋さんにパンクの修理を頼みました。

もちろん有償ですが、ものの見事に5分で完了!

プロは手の動きが体に馴染んでいるのですね〜

素人が久しぶりにパンク修理すると1時間はかかると思います。

というか、わたしはかかりました。

 

同様にハウスクリーニングもそうです。

いきなり強い洗剤を使うと素材を傷めたり、スポンジで強くこすり過ぎると表面にこすり跡ができて、つけた傷は元には戻りませんし、かえって汚らしく見えます。

それで、こする時の力の入れ方にはコツがあります。

ムキになって強くこすり過ぎると傷が付くし、優しすぎても汚れは取れない…

シールを剥がそうとして、コンセントや洗面台のプラスチック素材にいきなりシール剥がし剤を噴霧すると、素材が溶けてきた…

こういうことは経験しないと分からないことです。

スキル成長には場数を踏むことが大事で、どんなに要領のいい人でもある程度の時間はかかります。

雇用者にとってはイライラの原因になるかもしれませんが、十分に時間をプレゼントしてあげてくださいね。

さて、自信がついたようなら、一人で全部をやってみてもらいましょう。

 

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ある程度自信がついたら一人でやってもらう

 

最初は、キッチンや風呂場、ガラス周りを、相手が満足するまで綺麗にできるようになったとしても、ワンルームの部屋全部は1日では終わらないかもしれません。

それでいいです。

自分一人で作業全体でどのくらいの時間がかかるのか知るようにします。

仮に1日半かかるとすれば、1日以内で終わらせてほしいですよね。

でも簡単な事ではないと思います。ハウスクリーニング歴5年くらいの同僚は今でもこう言っているからです。

「私は1DK(エアコン含む)の作業時間は平均8~9時間かかります。比較的時間をかけて作業していますので、クレームも余りありません。」

こう言えるなら素晴らしい!

 

ただ、新人さんがワンルーム清掃に1日半かかるのであれば、原因を分析して、何に時間がかかっているのか、どうすれば時短できるのか考えてもらうようにしましょう。

【ハウスクリーニング】作業効率アップ・時短のポイント2つを仕事経験から紹介

 

そうしながら半年くらいやり込んでいくと、最初は1日半かかっていたものが、だんだん1日以内で終わらせれるようになるでしょう。

タバコのヤニが猛烈にひどかったり、汚れがあまりにもひどい場合は例外です。

汚ったない風呂場やトイレの清掃のビフォーアフターとコツ(ハウスクリーニング)

 

うまくいけば、マンツーマンの訓練半年、さらに一人でやってもらって半年くらい、合計1年くらいでワンルーム室内清掃を1室任せられるようになるかもしれません。

 

経験から進歩の早い人の特徴をお伝えします。

 

スキルを身につけるのが早い人の特徴

 

マンツーマン指導の時に、言われたことは丁寧にするけど、それ以上は自分で考えようとしない。

このようなタイプの人は、全てを任せるレベルになるのに時間がかかってきました。

言われたことは逆らわずにするので、一見いい感じなのですが…

 

ある程度、自分で道具を揃えてみたり、言われた以外のことも自分で検索したり、試行錯誤したり、経験者に質問してみる人はスキル成長が早かったです。

確かに失敗も少なくないですが、その分、結局は多くを学んでいるのでしょうね。

「言われたことだけしてればいい」だと成長は遅い、これにはわたしの同僚もこのように同意しています。

「親切な指導も大事ですけど、成長には本人の自覚とやる気、そして何より様々な経験を積むことは大きいですね。」

 

以上、この記事では、新人さんをハウスクリーニングでワンルーム清掃を1室任せるのに向き不向きの判断材料と、ざっくりその方法をお伝えしました。

 

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終わりに

 

たくさんの件数のハウスクリーニングは一人ではできないでしょう。

人材育成が必要ですね。

IT化の時代に、ハウスクリーニングのような仕事は若い人には人気がないかもしれません。

でも、少しでも見込みがありそうな人にはトレーニングしてあげれば、企業としても財産になります。

ざっくりした内容ですが、トレーニングや向き不向きの見極めのヒントになれば嬉しいです。では。

 

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