はじめに
ハウスクリーニングの基本的な作業方法の解説はググれば結構出てきます。
もちろんそれは踏まえての話ですが、30年ほど清掃の仕事に携わってきたので、必ずしもマニュアル通りにしなくても、手間をかけずに相手先に満足していただける作業方法にも気づいています。
今回は網戸に絞って記事を書いてみました。
網戸の汚れは大半は雨か排気ガス
キッチンのそばに網戸がある場合、油汚れでネタネタしていて少し手間です。
しかしそうでなければ、たいていは雨か排気ガスの汚れです。
なのでホースで流水するだけで、ほぼ完璧に汚れが落ちてくれます。
ただし、出来るだけきれいにしたければ隅々までしっかり流す必要があります。
この写真は洋間の部屋の網戸です。
なので洗剤を使わなくてもなくても、水で流すだけで十分綺麗になりました。
ただ手の平サイズのメラミンスポンジは使いました。
そして流しっぱなしでは流し跡が残るので拭き上げが必要になります。
私が一番いいと思った網戸の水の流し方、手順、コツをお伝えしたいと思います。
効率的な網戸の水の流し方
まずは網戸を右寄せにします。
そうしないと、ガラスの上の小窓にたっぷり水がかかって、後で垂れてくるからです。
次にベランダの外側から網戸の上から下にホースを向けて汚れを全て下に流すような感じで水を流します。
これで8割以上の汚れは取れました。
それでも網戸の内側に雨や排気ガス以外の汚れがついていることがあります。
埃とかペットの毛とか…
なので網戸が濡れている状態で、内側からメラミンスポンジで横向きに全面なでます。
そうするとメラミンスポンジが埃やペットの毛を吸ってくれます。
ちょっと油などでベタっとしていることに気づいたら、そこだけマジックリンなどの油汚れの洗剤を噴霧します。
その後、もう一度ホースで十分にすすぎます。
これで汚れはバッチリです。
網戸は流水した後、10分以内に必ず拭き上げる
ホースで十分に水を流したとしても、そのままにしておくなら、必ず水の流した跡が乾いてしまって、後でタオル拭いても取れなくなってしまいます。
なので網戸を水で流した後は、目安として10分以内に拭き上げるのがきれいにするコツです。
面倒ですが、内側からも外側からも拭き上げた方がきれいになります。
そうしておくと、後で手直しする手間が省けるでしょう。
ところで部屋の小窓の網戸っていちいち外して洗うのは面倒です。
ちょっと手抜きしてもそれなりにきれいになります。
小窓の網戸は濡れた雑巾で水拭きと乾拭き
ここで言う小窓の網戸とはこのような出窓の網戸です。
網戸を外すのはそれほど難しくありません。
外してベランダで洗った方が拭くだけよりは絶対にきれいになります。
でも、網戸を外して洗うのって意外に面倒なんですよね。
先程もお伝えしたように汚れの大半は雨か排気ガスです。
なので外側からたっぷり水を含ませた雑巾で汚れを吸い取って乾拭きすれば、いちいち外さなくても結構綺麗になることに気付きました。
もちろん内側からも手のひらサイズのメラミンスポンジで横向きになでて、汚れを吸い取って乾拭きします。
それで普通の人なら満足していただけるほど十分きれいになります!
例外的にタバコのヤニですごく茶色い網戸はどうしたらいいのでしょう?
ヤニで茶色い網戸の洗浄
記事のタイトルを「手間をかけずに洗浄する」としましたが、ヤニがすごい網戸は必然的に手間がかかってしまいます…
なので記事タイトルからそれますが、そういう網戸も珍しくないので、個人的にベストと思った洗浄方法も追記したいと思います。
まず流水で雨汚れや、排気ガスの汚れを落としきった後で、ヤニ落としの洗剤を泡立つほどたっぷり噴霧します。
5分置いてから流水し、再度ヤニ落としの洗剤をたっぷり噴霧し、5分放置してから流水します。
流水した時に洗剤の泡しか流れてない状態になるまで繰り返します。
その後、カビキラーを全面にまぶします。
10分ほど経ってから、ホースで十分すすぎます。
その後、きれいな雑巾で拭き上げです。
それでダメなら潔く貼り替えた方がいいと思います。
ヤニのすごい網戸は手間がかかり厄介です。
そんなところで、網戸の洗浄に関してはそんなところです。
終わりに
今のところ、網戸の効果的な洗浄方法はこう思います。
- まず、雨汚れ、排気ガス汚れを流水で全て除去する
- 濡れている間に内側の埃やペットの毛はメラミンスポンジで吸い取る
- 流水した数分後、必ずきれいな雑巾で拭き上げる
部屋の小窓に関しては、たっぷり水を含んだ雑巾で汚れを吸いとって、乾拭きすればそこそこ綺麗になることに気付きました。
ヤニのすごい網戸に関してはどうしても手間がかかります…
この記事で書いた清掃方法は完全に我流ですが、一般のマニュアル通り手間をかけなくてもそれなりに綺麗になっていると自負しています。
少しでも網戸清掃のヒントになれば幸いです。では。
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