【実体験】飛行機の手荷物検査で引っかかった物!機内持ち込み・預け入れNGリストと注意点

「仕事で使うドライバーとピンセットだから大丈夫だろう」

「アロンアルファのような少量サイズの接着剤は許されるはず」

――その判断、ちょっと待ってください!

飛行機搭乗前の手荷物検査で、私はこの油断から見事に検査に引っかかり、大切な荷物を泣く泣く処分することになりました。

この記事では、飛行機にあまり慣れていない方が特に引っかかりやすい「落とし穴」を、私の実体験から詳しくご紹介します。

検査でNGとなった瞬間接着剤やモバイルバッテリーの具体的なルール、そしてスムーズに通過するためのチェックリストをまとめました。

もう二度と、搭乗口で慌てないために、ぜひこの体験談をお役立てください。


機内持ち込み:うっかり入れていた「仕事道具」で引っかかる

 

私は数年ぶりの飛行機搭乗でした(大阪府の伊丹から熊本への便)。

荷物を預ける手間を省きたかったため、全ての荷物を一つのリュックサックに詰め込み、機内持ち込み手荷物として持っていくことにしました。

しかし、このリュックの中に、普段仕事で使う「あるもの」が入っていたことが、検査でストップがかかる原因となりました。

引っかかった!先端が尖った金属製の工具類

 

手荷物検査のX線ゲートにリュックが流れていくと、担当者から「こちらの中身を確認させてください」と声がかかりました。

リュックを開けて調べてもらった結果、まず目をつけられたのが以下のアイテムでした。

  • 短いドライバーセット

  • ピンセット

これらは一見、凶器になり得ると判断されてもおかしくありません。

私は「仕事で使う工具です」と説明し、これらのアイテムについては無事に持ち込みが許可されました。

正直、ここでホッと胸をなでおろしました。

まさかの「瞬間接着剤(アロンアルファ)」がNGで即処分

 

しかし、検査官がリュックの奥底から取り出したのは、私が完全に存在を忘れていた「瞬間接着剤(アロンアルファ)」でした。

「こちらは持ち込みができません」

そう告げられたとき、私は驚きと焦りを感じました。

少量だし、液体でもないから大丈夫だと思い込んでいたのです。

これは、「引火性の高いもの」として危険物に該当する可能性があるため、機内持ち込みも預け入れもできない物品に分類されます(※詳細は後述)。

⚠️ 私の失敗:『少量だから大丈夫』という勝手な判断 この時、検査の列を止めてしまったことへの焦りと、交渉してもルールは覆らないことを悟り、私はその場で接着剤を処分することを選びました。

旅先で必要なければ、最初からカバンに入れないこと。これが機内持ち込み検査の最大の教訓です。


預け入れ:安心したのも束の間、今度は「バッテリー」で呼び出し

 

帰りの便(熊本から伊丹)では、お土産が増えたため、行きとは変えて荷物をカウンターで預けることにしました。

機内持ち込みルールで懲りたので、これでもう安心だと思っていたのですが…。

管内放送で呼び出し!預け入れがNGだったもの

 

チェックインを済ませて搭乗口に向かっていると、突然館内放送で私の名前が!

「〇〇様、〇〇カウンターまでお越しください」

急いで戻ってみると、預けたスーツケースから取り出されていたのは、私が機内で使おうと入れておいた「モバイルバッテリー」でした。

検査担当者からはっきり告げられました。

「モバイルバッテリーは、預け入れ荷物に入れることはできません。必ず手荷物としてご自身で機内に持ち込んでください。」

なぜモバイルバッテリーは預け入れNGなのか?

 

これは飛行機に不慣れな方にとって、接着剤以上に「うっかりミス」が多い項目です。

なぜモバイルバッテリーが預け入れできないかというと、それは「発火の危険性」があるためです。

モバイルバッテリーに含まれるリチウムイオン電池は、破損や衝撃によって発熱・発火するリスクがあります。

  • ✅ 機内持ち込み(手荷物): 発火した場合、客室乗務員がすぐに対応できるためOK。

  • ❌ 預け入れ荷物(受託手荷物): 貨物室で発火した場合、初期消火が難しく大惨事につながるリスクがあるため原則NG。

私はすぐにモバイルバッテリーを取り出し、ズボンのポケットに入れ替えて、無事に搭乗することができました。

しかし、この一件で、機内持ち込みと預け入れでは、「危険物」の定義や対処法が全く異なることを痛感しました。

別の悲劇:ポケットからの紛失

 

無事に搭乗できたものの、帰宅後に気づいたことがあります。

ポケットに入れたはずのモバイルバッテリーが、どこを探しても見当たらないのです。

おそらく、座席に座っている間にポケットからすり抜けてしまったのでしょう。

機内で落としてしまったのか、空港内で落としたのかは不明ですが、結局紛失という結果になりました。

高価なものではなかったとはいえ、余計な出費になってしまいました。

この一件から、私は旅先でのバッテリー管理についても反省しました。

  • モバイルバッテリーのルール: 預け入れは絶対NG。機内持ち込みはOK。

  • 私自身の対策: 次回からはバッテリーを携帯するのではなく、旅先でスマホの充電が持つように、事前にバッテリーを新品に交換しておくなど、根本的な解決策を優先することにしました。


まとめ:初心者必見!失敗から学んだNGリストとチェックポイント

 

私の二度の失敗(瞬間接着剤の処分とモバイルバッテリーの紛失)から、特に飛行機に乗り慣れていない方に知ってほしい「機内持ち込み・預け入れNGリスト」をまとめました。

これらのアイテムは、旅行前に必ずカバンから出すか、適切な方法で持ち込む準備をしましょう。

アイテム 引っかかった理由/該当するルール 機内持ち込み 預け入れ
瞬間接着剤 (アロンアルファ等) 引火性物質の可能性(危険物) ❌ NG (※処分推奨) ❌ NG
モバイルバッテリー リチウムイオン電池の発火リスク ✅ OK ❌ NG
工具類 (ドライバー、ピンセット、ハサミ等) 凶器と見なされる可能性 △ 要確認 (サイズ制限あり) ✅ OK
スプレー缶 (制汗剤、殺虫剤など) 高圧ガス、引火性物質の可能性 △ 要確認 (量や種類に制限あり) △ 要確認
液体物 (化粧水、ジェルなど) 100ml超は機内持ち込みNG △ 要確認 (100ml以下で袋詰め) ✅ OK

💡 私の教訓: 「迷ったら持っていかない、預け入れなら預け入れ、持ち込みなら持ち込みのルールを徹底的に確認する!」

最終チェックリスト:スムーズに搭乗するために

 

  1. 【バッテリー類】 モバイルバッテリーは必ず手荷物に移し、預け入れ荷物に入っていないか確認する。

  2. 【火気厳禁】 接着剤、ライター(持ち込み本数制限あり)、高圧ガススプレー缶は持ち込まない。

  3. 【刃物・工具】 ドライバーやカミソリ、ハサミなど、先端が尖ったものは預け入れ荷物に入れるか、家で抜いておく。

  4. 【液体物】 機内持ち込みにする液体物(化粧水など)は、100ml以下の容器に入れ、透明なジッパー付き袋に入れる。


🌈 結び:来年の搭乗は、もう焦らない!

 

私のように「年に数回しか飛行機に乗らない」という方にとって、手荷物検査のルールは本当に複雑で分かりにくいものです。

今回の記事が、少しでもあなたの「知らなかった」を解消できていれば嬉しいです。

私は来年もまた、今回の教訓を活かして飛行機に搭乗する予定です。

次は「半年前に格安チケットを予約する方法」など、よりお得でスムーズな旅のテクニックを記事にしたいと考えています。

この記事を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。あなたの次のフライトが、何事もなくスムーズに進むことを心から願っています!

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