はじめに
「歯ブラシを洗面台の排水管に落として引き抜くために業者に電話したら、8000円かかると言われたのよ〜」
ある60代の友人宅にお伺いした時、何人かでこんな会話をしていたので、思わず洗面台を確認もせずこう言いました。
そんなの業者を呼ばなくてもすぐ取れますよ。今後のためにもよかったら、やり方をお伝えしましょうか?
この時はお遊びでお邪魔したのですが、自分はハウスクリーニングの仕事をしていたので自信があってこう言ったわけですが…
慣れたら自分でも10分でできることなので、よかったら参考までにご覧ください。
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最近の洗面台の排水管は自分で取り外しができる
洗面台下の収納庫の中にある洗面台の排水のトラップ。
今回のことで、自分でも簡単に取り外しが出来ることをご存じない方も少なくないんだなと思いました。
手で半時計回りに回せば外れるわけですが…
怖くて触れない…という思い込み
一般の人は、トラップは素人が触らない方がいいと思い込んでいます。
わたしが、「その接続部分を回してみてください。」と言うと、
「水がドバッと出てくるのが怖くて触れません。」と言われました。
水道を閉めていれば、接続部分を緩めた時にトラップ内残留の水が多少落ちてきますが、ドバッと放水されることはありません。
そのことをご存じないようです。
トラップの接続部分を外せば、一発で中の物が取れる!
それで、わたしが接続部分を緩めて斜めに傾け、詰まっていた歯ブラシを見せました。
こんなふうに歯ブラシが詰まっています。これをとってから今度は接続部分を閉めていただいていいですか?
と言うと、
「うまくできるか自信がないのでお願いしていいですか?」
と返答。
なので、わたしが歯ブラシを引き抜いて、トラップの接続部分を閉めて、最後に水道を流しながら水漏れがないか確認して終了。
はい、10分もかからず解決!
これだけのことです。
プラスチック製のトラップであればの話ですが…
ただし、いい加減にやると水漏れが起こり、マンションであれば下の住民とトラブルになるので注意点を書き添えます。
トラップを外す時の注意点
トラップを外す時は、接続部分を半時計回りに回せばだんだん緩んできて水が溢れもれする感じになります。
なので、洗面器を下に敷いておく必要がありますし、床が濡れたらタオルですぐに拭いた方がいいでしょう。
トラップを閉める時は、外す時と逆をするわけですが、しっかりとやや強めに閉める必要があります。
閉め方が緩いと水漏れの原因になるからです。
とはいえ、ムキになって強く閉めすぎると部品にヒビが入り破損してしまうので、閉めすぎにも注意が必要です。
閉めた後は、どこからも水漏れがないかしっかり確認。
少しでも湿っていたり、ポタポタしているとやり直した方が無難。
後で近所と水漏れトラブルになるので…
以上です。
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終わりに
洗面台の排水管に歯ブラシを落としてしまった。
すぐ業者を呼ぶ?
数千円の費用をかければそれが無難ですが、プラスチック製のトラップであれば、自分でも簡単に取り外しができます。
ですが、最後の閉め方がきっちりしていないと水漏れトラブルの原因になるので、締めつけ後、ポタポタしていないかしっかり確認し、あくまでも自己責任で…
本日体験したことを文章にしてお伝えしました。
何かのお役に立てれば嬉しく思います。
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