NumbersでもExcelのセルの入力規則は、フォーマットのポップアップで設定できるのですが、Excelに比べてかなり面倒…というちょっと残念な実感をお伝えします。
私はiPadで無料のNumbersに使い慣れたので、今はExcelを使っていませんが、有料のExcelの方が優れている部分もあります。有料なので当然か…
その一つがセルの入力規則の設定です。
それを比較すると、下記のようにシンプルに言語化いたしますが、その違いはかなり大きい…
- Excelはセルの入力規則の範囲をセル参照(リスト)でできる
- Numbersはポップアップ(セルの入力規則)の設定は項目を一つ一つ入力しなければならない…
Numbersの仕様なので愚痴を言っても仕方ないのですが、Numbers愛用者としては、なんとかExcelのような仕様にならないかと願うところです。
この違いがどういうことなのか、もう少し掘り下げてみたいと思います。
では、本題への導入から。
NumbersでVLOOKUP関数の表を仮に作成しました。
VLOOKUP関数については、既にお分かりだと思いますが、念のため一言説明を加えます。
表1に、適当な氏名と、フリガナ、年齢、担当地域を入力。
それを、表2では、氏名を入力するだけで、縦に、フリガナ、年齢、担当地域が全部表示することができるのが、このVLOOKUP関数です。関数式の詳細はここでは割愛。
「56」「東京」と表示されているセルにもそのような関数を入れています。
ここから、一番伝えたい本題。
この表2のB2のセルに表1の氏名を間違いなく入力すると、全てのデータが表2に反映されますが、この氏名の入力は結構面倒です。一文字でも間違えたらエラーが出る…
そこで、このセルにはExcelなら入力規則をリストで指定することができます。
この場合は、赤澤康雄から林田節子までドラッグするだけで一発!これは必須の機能ですよね。
ところが、Numbersのポップアップは一人一人入力しなければなりません。どういうことでしょうか?
フォーマットでポップアップに入るとこのような画面になります。
この新しい項目の追加で、一つ一つ入力しなければならない、この図ではやっと2人だけ入力しました。
コピペでも結構面倒… 1回1回画面が変わるから…
面倒でしたが、やっと全員入力できました。
これでこのセルには、入力規則ができたので、該当者をタップするだけで、全てのデータを返してくれます。
それはいいのですが…
ここで疑問に思ったのが、この表ではたった6人なので、一個一個の手入力でもたいして時間はかからないかもしれなません。それでも結構面倒でした…
これが70人とか、あるいはもっと人数が多かったら、もうやってられない…
Numbersのポップアップはそもそも大量の項目は想定していないということですね。
そこで考えたのが、別の方法です。
それは、このようなポップアップを無理に使わず、氏名のリストを記した表3を別に作り、その該当者をコピペして入力するというもの。
なるほど、了解です。
ExcelとNumbersはそもそも仕様が違うので、無理にExcelの真似をする必要はなく、Numbersなりの効率的な別の方法を考えることが、Numbersをストレスなく使うポイントだと思いました。
ネットで検索すると、NumbersでもExcelのようなリストでの入力規則ができそうなことが書いてますが、試してみたところどれもダメでしたね…
もし、本当にそうできるのであれば教えていただきたいです。
以前に、Numbersの関数は数字を入力するよりセルに数値を入れよ、と書いたことがあります。IF関数で数値を入れるとエラーが出るから…
【Numbers】関数式は数値ではなく数値を入力したセルで作成せよ
ところが、VLOOKUP関数では、「返す列」は数値の入力になります。この点も一概に言えないみたいですね。
ということで、今回はここまでです。最後までご覧いただきありがとうございました。では。
参考記事→【完成版】Numbersでタイムカード作成方法(分単位の時給+給与計算まで)
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