はじめに: 今回のキッチン小物入れ清掃と直面した問題
皆さん、こんにちは。
ハウスクリーニング清掃作業員からの仕事体験レポートです。
今日作業した現場のキッチンはそれほど汚れていなかったのですが、引き出しの中にある、スプーンなどを収納するプラスチックの白いケースが、うわっ黒汚い〜
この清掃になかなか悩みました。
おそらく漂白しても元には戻らないだろうなあ、と予測できましたが…色々試してみたということは言えないといけないし。
それに、普通、新しい入居者はこんな状態のものを衛生上使う気がしないと思います。
百聞は一見にしかずなので、清掃後の写真はこれです。

残念ながら清掃前の写真がないので、ビフォーアフターが見ていただけないのですが… すみません。
というようなことを毎回の作業後にブログ記事にして投稿しています。
ちなみに、前回はこんなことを書きました。
日光によるキッチン天板の黄ばみ、どうする?プロが実践した対処法と判断基準
この記事は同じキッチンの白い天板の黄ばみについてです。残念ながらこの変色も落ちませんでした。笑

では本題。
試行錯誤の清掃プロセス
今回、ダメ元で試してみたのは下記のことです。
メラミンスポンジで擦る
メラミンスポンジは水だけで汚れを落とせるため、プラスチックの黒ずみにも効果的です。
- メラミンスポンジを水で濡らして、軽く絞る。
- 黒ずんだ部分をやさしく擦る。
メラミンスポンジも研磨作用で汚れを削り落とすので、強く擦りすぎるとケースに傷がつくことがあるため注意が必要ですが、そこらは経験値から加減しました。
もうこの作業歴30年は超えるので。
ハウスクリーニングを辞めたい!30年続いた自分が継続の秘訣をお伝えします
100均の多目的クレンザーを使う
100均の多目的クレンザーはジフよりもやや研磨力が強いです。
- クレンザーをスポンジにつける。
- 全体をそれでを磨く。
クレンザーには研磨剤が含まれているため、材質によっては傷がつく可能性がありますが、すでに傷傷だったので、結構擦ってみました。
最後に漂白剤を塗って30分放置
それでも、ダメだったので、漂白剤をたっぷり噴霧して30分放置しました。
案の定最初の写真の状態が限界です。
もう、前の入居者?もしかしたらそれ以前の人かも、が長年使っていたようで、綺麗にしようと思って全体的に擦りまくっていたんでしょうね。
素材の下地が擦り出てしまっている状態だからです。
それで、これ以上気にせず、担当者に取れなかったということを説明しました。
担当者への報告:プロとしてどう説明するか
では、清掃の限界をどう判断したと言えば、
すなわち、プラスチックの劣化による汚れだと確信できたのは、クレンザーで擦っても、漂白してもほとんど状態が変わらなかったからです。
- 担当者への報告内容
- 「清掃を試みましたが、これは単なる汚れではなくプラスチック自体の劣化によるものです」
- 「物理的に表面が削れており、そこに汚れが定着しているため、これ以上の改善は見込めません」
- 「見た目の問題だけでなく、衛生面も考慮すると、新品への交換をご提案するのが最善と考えます」
このように言うと、今回の担当者はあっさり、「仕方ないな…」と了承してくれました。
依頼者との関係を良好に保つためのコツ
一般的にはこのようにすると、手抜きをせずちゃんと作業したということが伝わります。
- 「現状の正確な共有」:写真や動画などで、清掃前の状態と清掃後の状態を比較して見せること
- 「専門的な視点でのアドバイス」:単に「落ちません」で終わらせず、「なぜ落ちないのか」を専門家として説明すること
- 「代替案の提案」:清掃が無理なら、新しいものへの交換という解決策を提示すること
ですが、今回は作業後の写真しか撮りませんでした、というか最初の状態を取り忘れた… これはあるあるなんですよね… 今後はビフォーを取る癖をつけておいた方が賢明だと思いました。これは反省点。
なぜ、落ちないのかは、汚れではなく素材の劣化だから… これは担当者なら説明しなくても察してほしいけど… 汚れか素材の変色または傷みかの見極めくらい… まあ彼らには難しいか…
ということでまとめに入ります。
まとめ:今回の清掃から学んだこと
最後に、今回の経験から得た教訓をまとめます。
- 「清掃で落ちない汚れは、素材の寿命である可能性が高い」という結論を早い段階で上手に見極める
- 「無理に清掃を続けることは、時間やコストの無駄になりかねない
- 「お客様に納得してもらうためには、『清掃の限界』と『その理由』を明確に伝えることが重要」
作業レポートは以上です。
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