はじめに
比較的新しい浴室壁のバスタブの縁に赤黒くカビがいることがあります。
マンション自体は古いのですが浴室を全て改装して1年ほど入居していた空室清掃で入った部屋の時のことです。
風呂場自体は全体的にきれいでしたが、バスタブの縁にうっすら赤黒いカビが…
写真では見えにくいかもしれませんが、他の箇所がきれいなだけに実際には結構目立っています。
まだ年数は経っていませんし、何とか真っ白にならないだろうか…
結論から言えば、年数が浅くてもカビが完璧には落ちないことがあります。だいぶマシにはなりますが…
そんな時にどうしたらいいのか、冷静になってあらためて考えてみました。
そんなお話をしてみたいと思います。
スポンサーリンク
カビ落としにはラップ等で密着させて長時間放置させてみる
よく言われていることですが、
カビ落としを色々試行錯誤した結果、たっぷりとカビキラーを噴霧してラップ等で密着させて長時間放置するのがベストだと感じました。
ジェル状のカビ落とし剤とかありますが、どれでやっても完璧に落ちない時は落ちないので、安い漂白剤で十分だと思っています。
2時間くらいしたらあらためてたっぷり噴霧すると、そのまま時間を置くより効果があることもあるので、高い洗剤を買う必要もないかな、と。
※因みに風呂場のゴムパッキンは市販のカビキラーで何とかなりましたのでよかったら以下の記事をご覧ください。
パッキンの黒カビ→カビキラー+梱包テープ密着で5時間(体験レポ)
では、最初のバスタブの縁のカビについては?
風呂場の壁には粘性のあるドメストを塗り梱包テープで密着させてみた
カメラの手ぶれでボケてしまって見にくいかもしれませんが、市販のトイレ用洗剤ドメストをたっぷり塗っているところです。
カビキラーもドメストも漂白剤には違いありませんが、ドメストは異様に粘性があり壁に長時間密着してくれると思ったので、あえてこちらを選びました。
そして、梱包テープで密着。
ちょっと黄色がかっているのがお分かりでしょうか。これがドメストの色ですね。
カビキラーは真っ白の泡が特徴です。
完全にピッタリと密着できませんでした…
ですが、2時間くらいしてテープを剥がし、再度たっぷりとドメストをかけて1時間くらいした結果がこれです。
さっきより少し薄くなったかなあ、という感じになりましたが、よく見ると残っています。
でも新しい入居者が見た時に、「うわっ汚い〜」と言われるほどではないと思ったのでここで止めました。
研磨剤でこするという手があるかもしれませんが…
スポンサーリンク
研磨剤でこするのは傷がつくのでNG
何とかしてもう少し白くしたい…
このような思いが別の方法へと自分の思考やアイデアを導くわけですが、ジフなどの研磨剤でこする、というアイデアが思いつきます。
ですが、それはおすすめできません。
理由は傷がつくからです。
風呂場の排水のキャッチなどのパーツやトイレの便座の裏のゴムを漂白剤で漬け込んでうっすら汚い色が残っていたので、研磨しようとすると傷がついただけで色も薄くはならなかったことがありました。詳細は下記の記事をご覧ください。
便座裏のゴムの黄ばみの除去は汚れか変色を見極めるのがポイント
風呂場排水の髪の毛キャッチの茶色い変色?の清掃のコツと諦め時
漂白剤で落ちるところまで落としたら、残りは諦める
これまでの作業経験から、カビ汚れは漂白剤が一番有効ですが、完全に落ちない時には仕事の依頼主に素直に説明した方がいいと思いました。
もちろん、何かで密着させるとか、数回同じことを繰り返してみるとか、それなりの時間をかけてみたにも関わらず、というのが前提です。
一つのことにムキになりすぎると、かなり消耗してしまって他の作業の効率やクオリティーに足を引っ張ってしまうので…
作業している本人は気になるかもしれませんが、相手から見たらだいぶ変化しただけでも喜んでいるかもしれませんし、何も言わなければ、新しい入居者などは気づくことすらないかもしれません。
そんなことのために、ムキになるのは時間も体力も無駄になるだけです。
では、相手にもし何か言われたらどのように上手に説明するのか?
自分が努力したことをそのまま話せば良いでしょう。
おそらく、その人もそれ以上何もできないですから。
スポンサーリンク
終わりに
カビ汚れについては完全に取れたらすごく嬉しいですが、うまくいく場合とうまくいかない場合があります。
うまくいかない場合と言っても完璧に落ちなかっただけの話で実際にはだいぶマシになっているものです。
ですから、漂白剤で落としきれなかったカビについてはあまり気にしないことにして、他の場所をよりきれいにするよう尽くすことによって、相手に頑張ってくれたんだな、と思ってもらえるように切り替えるように心がけています。
ハウスクリーニングの仕事のモチベーションを維持するためには、ポジティブな考え方も大きな要素です。
最後に、一生懸命作業したにも関わらず、相手からクレームを言われた時の心がけについて過去に書いた記事を紹介して終えたいと思います。
では。
コメント