【注意】部屋の換気口のフィルターの水洗いは後で壁に汚水が垂れる

はじめに

ハウスクリーニングの際、部屋の換気口のフィルターの清掃は意外と手間です。

下の写真のように何もしなくても結構汚れている割には洗いにくいからです。

これだけ汚れていると、ちまちま拭くのは面倒に思えます。

それで外側のベランダか部屋の中からホースで水を流して洗いたくなるかもしれません。

経験から言えば、水で流すのはやめた方がいいと思います。

手間はかかりますが、雑巾とタオルでちまちまと清掃することをおすすめします。

その理由をお話ししたいと思います。

換気口本体は通常外れない

上記の部品は内装作業によってボンドなどで固着されています。

なので清掃作業員が取り外すことができません。

その状態でホース等で水を流すとどうなるでしょうか?

中に水が溜まった状態になります。

しかもそれは黒汚い水です。

それをすべて拭き取るのはなかなか大変です。

時間をかけて大方拭き取れたとしても、数日経ってから厄介な現象が起きます。

水で流すと数日経ってから汚水の垂れ跡が壁について取れなくなる

わたしは取り外せない部品を水で流すのはこわくてできません。

なので写真を撮れないのですが、水を流すと下の写真の部分から黒汚い汚水が際限なく垂れてきます。

壁と部品の隙間から汚水が垂れてきます。

壁には新品の白いクロスが貼ってあります。

そこに黒い汚水がつくと、完全には取れなくなります…

なぜなら、絶えず汚水が垂れてくるのですぐに処理することができないからです。

それだったら、一見手間に思えますが、乾いた雑巾で黒い汚れを吸いとる方が結局は楽になります。

少しずつ黒いすすをタオルで吸い取る方が結局は楽

まずは乾いた状態できれいなタオルで汚れを吸い取ります。

この時もうまくやらないと壁を黒いすすで汚してしまいます。

ですが、多少壁についたとしても、息を吹きかければすすはきれいに飛んでいってくれます。

もしくは乾いたタオルでパタパタとはたくか、吸い取るでも大丈夫です。

まだ黒いすすは乾いた状態で壁に軽く付着しているだけだからです。

中の方もドライバーなどにタオルを巻いて吸い取ってやります。

何度かそれを繰り返します。

それで大方きれいになります。

最終的にはこれくらいにはなります。

率直なところ、中の汚れが100%除去できている状態ではありません。

それでも中の状態を何も知らない人が外から見た感じは十分きれいに見えます。

そのようなわけで、部屋の空気穴のフィルターやパーツを水洗いしていない理由をお話ししました。

これに関しては、作業者によっては異論が色々あることは覚悟の上です。

終わりに

部屋の換気口をきれいにすることも気を使いますが、取り外しにも注意が必要です。

なぜなら、パーツの爪は本当に小さく、ちょっとしたことでポキっといきやすいからです。

まあそうなっても対策はあります!

その点に関しては過去に以下のような記事を書きました。

部屋の換気口のフィルターの爪がポキっ!セロテープで解決できた

いずれにしても結構手間のかかる部屋の空気穴の清掃を、出来るだけ手こずらないようにこれからも方法を考えていきたいと思います。

最後になりましたが、わたしはハウスクリーニングに携わってから30年以上経ちました。

我流と言えば我流ですが、経験から仕事の質をキープしつつ時短するコツを書いた記事がご紹介しますので、興味がありましたらご覧下さい。

ガラスサッシをホースで洗う知られていないコツ(ハウスクリーニング)

洗面台のコンセントの穴にホースの水が入るとどうなるか?(ハウスクリーニング)

【ハウスクリーニング】少しでもはやくきれいに仕事するコツ2選

では。

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