この記事に目を留めた方は、天井エアコンのクリーニング作業をする方ですね?
おそらく、私と同じように洗浄のためのエアコン本体の分解と復旧作業にある程度慣れてきたレベルの方だと思います。
私はハウスクリーニングの作業歴は長いですが、二年ほど前から天井エアコン洗浄にも携わるようになりました。こういう電気製品の分解は得意ではないので気が進まなかったのですが、今後はエアコン洗浄の需要が増えると思ったからです。
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この記事の内容は、作業のベテランの方、もしくは電子工事の有資格者にとっては当たり前の内容になります。
でも、誰かの注意喚起にもなればと思って、自分が注意を受けるまで普通にやっていたNGの養生をお伝えするので、参考程度にご覧ください。
さて本題です。
YouTubeで天井エアコンの本体分解の解説動画はたくさんあるの、それを見て学んでいる方は少なくないことでしょうし、私は今でも時々見て学んでいます。
本体分解の時にパーツを外す順序、ネジをなくさないための方法や、どこのネジだったか忘れないようにするためのアイデア、固いネジをどうやって外すかなど… 挙げていけばキリがありませんね。
実際に天井エアコンを分解していくと、必ず配電の基盤が出てきます。
その基盤には、配線のコネクタやら、接続端子やら、結束バンドでいっぱい線が束ねてあったり、何がなんだか最初はよくわからない…
ところが、数をこなすうちにだんだん慣れてくるものですね。苦手と思えることでもやればできることを実感…ネジの頭が舐めたり失敗も結構ありましたが。
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そして、ドレンを本体から外すために電装部分の基盤を外したいわけですが、そのためには下の写真の図のように、面倒でも接続端子を外さないと取れないという壁に当たります。
ネジを緩めたら外れるので、そのこと自体は簡単です。
ただし、再度接続する時にこの3つを間違ってつけるとショートしてしまいます。
なので、写真を撮るか、左から赤白黒などメモを残すことが必要でしょう。
言うまでもなく、それは誰もが注意していることでしょう。
私は、今までそのことだけと言っていいくらい特に注意していましたが、もう一つ注意が必要なことがあります。
それが、この記事で一番言いたいところです。意外と知られていないかもしれない…
この接続端子は基盤を外した後に、タラ〜ンと垂れた状態になります。
そして、下の写真のように、洗浄の際に水をかけるので濡れないようにしなければなりません。
写真の左下にうっすら見えるでしょうか?
垂れたコネクタや接続端子の先に養生テープをくっつけているわけですが、今まで接続端子は3つあるので、まとめて一つにして水がかからないようにしていました。
それが、この記事で言いたかったNG養生。水がかからなかったら別に問題ないと思っていましたが…
ベテランの作業員から、「接続端子をテープで養生する時は、3つまとめてではなく、一つ一つお願いします!」と注意された!
なぜ?
一応、ブレーカーをあげてから作業していますが、万一誰かが間違ってブレーカーを入れてしまうとどうなるか…
3つの端子がくっついた状態でブレーカーを入れるとショートしてしまいます。
なので、電気が通る時にはくっつけてはなりません。
それで、正解は面倒ですが、一つ一つの接続端子を分けて養生テープを貼ることです。
そうするなら、万一、誰かが間違ってブレーカーを入れてもショートすることはありません。
いかがでしょうか? それがこの記事で一番言いたいことでした。
では、まとめです。
そういうことですか…
別々の接続端子どうしを絶対にくっつけないことは、電気関係に素人の清掃作業員には結構な盲点です。
一つ勉強になりました。
ハウスクリーニング作業は、通常1人で作業しているので誰かから何かを言われることがあまりありません。
ですが、自分が普通にやっていることでも、人から見たら異様に見えたり、「それはNGでしょう」と言われるようなことがあるかもしれません。自分では気づいてないか、別に問題ないと思っているだけで…
なので、時々は他の人と共同で作業することにより、自分の作業のやり方を見直すことが必要かな、という教訓を得ました。
ということで、最後までご覧いただきありがとうございました。
最後に関連記事をご紹介して失礼します。
では。
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