🚨【天カセ洗浄の盲点】配線端子3つをまとめて養生テープで貼るとショート!? 経験者が陥るNG行為と正しい養生手順

この記事に目を留めたあなたは、おそらく私と同じように、天井埋め込み型エアコン(天カセ)の洗浄作業に慣れてきて、分解と復旧のステップをルーティン化し始めた頃ではないでしょうか。

さて、質問です。

電装基盤を外し、垂れ下がった電源の接続端子(赤・白・黒の3つ)を養生する際、「水濡れしなければOK」と、3つまとめてテープでグルグル巻きにしていませんか?

私はつい最近まで、この方法が「絶対にやってはいけないNG行為」だと知りませんでした。

これを知らないと、作業後の思わぬ事故でショートを起こし、最悪の場合、エアコンを破損させるリスクがあります。

この記事では、電気関係の素人である清掃作業員が見落としがちな、端子を「まとめてはいけない」決定的な理由と、ベテラン作業員が実践する正しい養生手順を解説します。


1. 天井エアコン洗浄で必ず直面する「3つの接続端子」の壁

YouTubeなどで天井エアコンの本体分解の解説動画を見て学んでいる方は少なくないことでしょう。

パーツを外す順序、ネジの管理、固いネジの外し方など、学ぶべきことは尽きません。

実際に天井エアコンを分解していくと、必ず配電の基盤が出てきます。

数をこなすうちに慣れてくるものですが、苦手と思えることでもやればできることを実感します。

さて、ドレンを本体から外すためには、電装部分の基盤を外さなければならず、そのためには下の写真のような接続端子を外す必要があります。

ネジを緩めるだけなので、それ自体は簡単な作業です。

しかし、再度接続する時にこの3つ(赤・白・黒など)を間違ってつけるとショートしてしまいます。

そのため、写真を撮るか、左から赤白黒などメモを残すことは誰もが注意しているはずです。

しかし、私が今までそのことだけを特に注意していて、もう一つ見落としていた注意点があります。

それが、この接続端子の「養生方法」です。

2. 💡【これがNG!】端子を「まとめて養生」が危険な理由

この接続端子は基盤を外した後に、タラ〜ンと垂れた状態になります。そして、洗浄の際に水をかけるので濡れないように養生しなければなりません。

私は今まで、水がかからなければ問題ないと思って、垂れた3つの接続端子をまとめて一つにして水がかからないようにしていました。

これが、この記事で一番伝えたいNG養生です。

危険な盲点:水濡れ対策だけでは不十分だった

私は今まで水がかからなければ問題ないと思っていましたが、ベテラン作業員から「一つ一つお願いします!」と厳しく注意を受けました。

⚡ 決定的な理由:ショート(短絡)の危険性

私たちは作業前、必ずブレーカーを落として(あげてから)作業していますが、この作業は共同作業や管理物件で行うこともあります。

接続端子をテープでくっつけた状態で、万が一、誰かが誤ってブレーカーを入れてしまうとどうなるでしょうか?

異なる電位を持つ3つの端子が接触しているため、高確率でショート事故が発生してしまいます。

電気が通る可能性がある時には、別々の接続端子どうしを絶対にくっつけてはなりません。

これは電気関係に素人の清掃作業員にとっては、かなり大きな盲点です。

3. ✅ 【正解】絶対にショートさせない「正しい養生」の手順

この教訓から得られた、面倒でも必ず守るべき正しい養生手順はこちらです。

手順 詳細
1. 記録 接続端子を外したら、必ず再接続のための写真またはメモ(色・場所)を残す。
2. 分けて包む 各端子の金属部分を、養生テープで一つ一つ独立してしっかりと包み、金属面が露出しないようにする。
3. 接触を避ける 養生した端子同士が触れ合わないよう、離れた位置にテープで固定する。

この「手間をかけた一つ一つの養生」こそが、水濡れだけでなく、誤通電によるショートという最も危険な事故を防ぐ唯一の対策となります。

4. まとめ:ニッチな情報こそ、共有が必要な「安全の教訓」

別々の接続端子どうしを絶対にくっつけないことは、電気関係に素人の清掃作業員には結構な盲点です。私もこの注意を受けて、一つ勉強になりました。

ハウスクリーニング作業は、通常1人で作業していると誰からも注意を受けることがありません。

しかし、自分が普通にやっていることでも、ベテランから見れば「それはNGでしょう」と言われるような、安全に関わるミスがあるかもしれません。

今回の体験を通じて、時々は他の人と共同で作業することにより、自分の作業のやり方を見直すことが、安全と作業品質の向上に繋がるという教訓を得ました。

同じ作業をされる方が、私と同じ失敗をしないよう、安全第一で作業に臨んでください。

 

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