はじめに
ハウスクリーニングにおいて、キッチンの仕上がりは全体の見栄えや印象に大きく影響します。
築25年になる賃貸マンションの空室のキッチンを清掃した時に、キッチンの壁の仕上げに中性洗剤を入れたスプレーを噴霧してホースで霧状の水を流しただけで、乾燥した時にピカピカになっていたことに気がつきました。
こんなふうに。
この壁に微妙に人影が映っていますが、撮影した私です。
清掃前は油でくもっていましたが、油を除去してから中性洗剤を薄めた液体で仕上げたらびっくりするくらいピカピカに!
という体験話をしたいと思います。
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壁の掃除は簡単
キッチンの壁の最初の状態はなんとなくくもっていました。
ツヤなんかなかったです。
まずは、全体的にマジックリンを噴霧して、100均のコゲ取りスポンジで擦り、水で流しました。
そうすると、壁にツヤが出てきました。元々はツヤツヤだったんですね。
その後、目地の部分にカビキラー噴霧して、5分放置後水を流しました。目地も真っ白になってくれました。
自分の家ならこれで十分綺麗な仕上がりですが、仕事なのでまだ完璧ではありません。
一番しぶといのが、壁についたぶつぶつ油です。
壁の一番しぶとい汚れは透明色になったぶつぶつ油
レンジフードの下やガスコンロの辺りに油の飛び散りが多いわけですが、黄色いぶつぶつ汚れです。
先程の清掃の時に、この黄色のぶつぶつはなくなったいるように見えるのですが、乾いてからよく見ると、透明色のぶつぶつが残っています。
つまり、油が完全に取りきれていないということです。
この汚れがなかなかしぶとい…
どうすればいいのか?
中性洗剤を薄めた水のスプレーを噴霧して、熱湯をハケで塗り込み、下の写真のようなカッターでツンツンと滑らすようにこそぎとる…これが一番ベストかなと思っています。
カッターの刃は新品よりも、少し古くなったくらいがちょうどいいですね。鋭すぎると勢い余って素材に傷をつけてしまうので。
その後、先程の中性洗剤を含めたスプレーで仕上げればピカピカになりました。
ついでながら、同じキッチンの銀色の五徳の部分に黒色の腐食かコゲか見分けがつきにくいものがついていましたが、100均の厚手スクレーパーでガリっとひっかいたら嘘みたいに一発で取れました。
ひっかくタイプのスクレーパー→ハウスクリーニング作業の必需品
流しの付近の白いゴムパッキンはカビで黒くなっていましたが、カビキラーをたっぷり噴霧したら取れてくれました。
余談はそこまでにして、
それ以来、キッチンの壁を清掃する時は仕上げに中性洗剤を使うようにしています。
タイルなどの素材がピカっと顔を出すように光るからです。
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中性洗剤の仕上がで壁が光ってくれたキッチンの例
このキッチンは築30年以上経ちます。
材質はタイルです。
よく見ると、洗剤焼けしたような跡がありますが、全体的にはピカッと光っています。
こちらも壁はタイルですね。
先程のピンク色と違って白色なので洗剤焼けは目立っていませんでした。
こちらは築10年以内、もしくはリノベーションで改装して入れ替えたタイプの壁です。
何の模様も障害物もない壁ですが、汚れが少しでも残っていると目立ってしまうので逆に仕上げに時間がかかってしまいます。
新しいタイプなのに皮肉です。
こちらは築5年ほどのキッチンです。先程と同じ模様も障害物もないストレートな壁。
最近のデザインでしょうか。
五徳の天板や、
キッチンの流しも清掃後に光りやすい材質になっている印象です。
光るものは光らせると新しい入居者にイメージが良くなることを念頭においているものだと思われます。
何はともあれ、ピカピカに光るのが今どきの人気なのでしょう。
ということで、今回は以上にしたいと思います。
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終わりに
ハウスクリーニングの仕事はスピード勝負なので、二度手間や余計な仕事を加えたくありません。
【ハウスクリーニング】作業効率アップ・時短のポイント2つを仕事経験から紹介
ですがキッチンの壁は、ある程度離れたところから新しい入居者が見た時にピカピカだと印象が全然違います。
油や汚れを全て除去した後に、手間にはなりますが中性洗剤で仕上げるのはおすすめです。
築25年とか30年のキッチンでもピカピカに見えるので。というか本当にピカピカです。
最後にハウスクリーニングに関する仕事上の体験を書いた記事を紹介して終わりにしたいと思います。
ハウスクリーニングの細かいクレーム(キッチンの扉、小物入れ、取手)に対応して学んだこと
最近の入居者は以前よりも神経質な人が増えています…
上手に対処するスキルが必要ですね。
では。
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