ハウスクリーニングで先日入ったワンルームの空室。
このように風呂場は石鹸カスが層になっていました。
うわっ、汚い〜と思いましたが、アルカリ洗剤とキッチンペーパーシップ1時間で、思ったより手こずりませんでした。
バスタブについた白い積層→キッチンペーパーとアルカリ洗剤でみるみる溶けた
ということは、トイレの便器も汚い?
案の定、こんなふうによく汚れていました。
特に便器の縁が…
このカリカリは、ちょっと洗剤をかけてトイレ用ブラシで擦るだけでは完全には落ちません。
本格作業の前に事前に固い汚れを柔らかくする下準備が必要ですね。
どのようにするのか?
まず、この汚れが何なのかを特定できなければなりません。
今は、検索で簡単に情報が入ります。「便器の縁」「カリカリ」で検索してみました。
すると、このように書いてましたね。
それは尿石と呼ばれる汚れ。
尿石とは、尿に含まれるリン酸カルシウムという有機成分が、尿素やたんぱく質などの無機成分と結合して固まったもので、尿素がアンモニアに分解され、アルカリ性の結晶となります。
尿石ができる原因は、排泄後に流し切れなかった尿で、文字通り石化した状態である尿石は、他の汚れよりもこびり付きやすく、取りづらい厄介。
アルカリ性の結晶ということなので、酸性の洗剤で中和させるのがベストだと思われます。市販で有名なのはサンポール。
でも、それをチュ〜とかけただけでは、すぐに洗剤が流れてしまってつけ置き効果が薄いように思います。
そこで、バスタブの石鹸カスの時に使用した方法で、汚れに対して洗剤を噴霧し、その上からキッチンペーパーを被せてさらに洗剤をかけるという方法。
実際にそのようにしてみました。
アルカリ洗剤のつけ置きと違って5分も経てば十分です。酸性洗剤の場合、つけ置き長時間の効果はあまり感じられないので…
でも大丈夫。この程度ならおおよそ5分で反応してくれたので、水で流しながら茶パットで擦るだけでこのように綺麗になりました。
実はこの写真は最後の仕上がり確認の時に撮影したものです。便器の手間の縁を綺麗にした後のアフターを撮影するのを忘れていました… 申し訳ありません。
上からでは縁の中が見えにくいですが、見えない部分も綺麗になったものとご想像していただけると思います。
今日の作業であらためて実感したのが、きつい汚れに対しては最初にどれだけ汚れを溶かす、もしくは柔らかくするかが作業効率アップの決め手ということです。
例えば、レンジフードのフィルターの油汚れも洗剤にちょっとつけ置くだけで随分労力が変わってきます。
窓の網戸もいきなり水をかけて洗うよりも、濡れないうちに絡みついている埃はできるだけ除去した方が後々楽ですね。
ということで、今回の投稿は以上です。
このように、ハウスクリーニングの仕事で気づいたことを一つだけ毎日アップしていきたいと思います。これくらいのボリュームなら毎回でもレポートがてら可能だからです。
ちなみに昨日はこのようなことを投稿しました。
作業前に全ての髪の毛をとってしまえ(ハウスクリーニング効率アップ)
よかったら、エンタメ感覚参考程度に色々見て回ってください。
では。
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