はじめに
マンション空室のハウスクリーニングの話題です。
今回は作業員が仕事を開始する前にこれだけは絶対確認した方がいいと思ったことを書きたいと思います。
おそらく作業員の90%は意識なさっていないと思います。本来、清掃作業員が意識しなければならないことではないので…
それはトイレのタンクが水漏れをしていないか最初に確認しておくことです。
普通は清掃作業員の仕事の範囲外ですが、、
水漏れに気づいていないとすぐ下の入居者に大変な迷惑がかかり、作業にも支障が出るからです。
前に人が住んでいた部屋なのにトイレのタンクの水漏れなんかあり得るのでしょうか?
前の入居者はトイレのタンクの水漏れを放置?
ここで思ったことがあります。
トイレの水を流す度にタンクの底から水漏れする状態で、そのまま住んでいるってあり得るのでしょうか?
入居者でトイレを使わない人はいないと思います。
キッチンやバスタブを使わない人はいるかもしれませんが…
でも退去した後に水漏れが起きたわけではないので、前の入居者が住んでいた時から水漏れしていたのでしょうね〜
その都度、雑巾で床を拭いていたのでしょうか…
考えにくいですが、実際にそんな部屋があるのです。
しかも1軒や2軒ではなく時々あります。
どんな入居者だったのかは分かりませんが、それが現実です。
しかし、そういう部屋はだいたい築30年以上のマンションがほとんどです。
それより新しい物件でそのような現象は今のところないです。
築30年以上経つ部屋のトイレは特に注意
幸い仕事の依頼者が大きな賃貸マンションの管理者なので、物件はたくさんあり、築40年以上経つマンションや、去年オープンしたものもあります。
何度か水漏れを経験したマンションはだいたい同じ建物内で、たくさんある中でも怪しい部屋は絞り込めます。
しかし比較的新しい物件でもタンクの水漏れがないとは言い切れないので、どの部屋でも一応チェックした方がいいと思います。
今回水漏れがあったトイレはこんなトイレです。
どう見ても築30年以上は経っている部屋で、便器とタンクは最初からあるものでしょう。
便座はここ数年前に取り替えた感じです。
清掃作業のため部屋に入り、トイレを使用しました。
普通に水洗したわけですが、、
30分程経ってから、トイレの換気扇を掃除するために足をつけた瞬間…
ベチャっと床が濡れていました。
これはまずいと思い、急いで雑巾で拭き上げて便器に絞った水を流しました。
何度か繰り返して床は乾きましたが、もう一度バケツをタンクの下に置いて水を流すとタンク底の水漏れが原因でした。
もともとのタンク内の水だけが漏れていた状態だったのでまだ良かったです。
となると、自分が作業している間、このトイレは使えないのでしょうか…
結構辛いですね。
いちいち外に出るのも面倒ですし。
自分が作業する時はトイレは使えない?
そんなことはありません。
便器は問題ないからです。
自分が使った後、小バケツ1杯分の水を普通に流し込めば、汚物は綺麗に流れてくれました。
たまたま1人だったのでよかったのです。
複数で同じ部屋にいる場合は、あらかじめ小バケツに水を汲んで持ち込む必要があります。
仕事を終えて床にWaxを塗る前にトイレの水が綺麗かどうか確認する必要があります。
(因みに床にワックスを塗る体験で感じたコツを書きましたので参考まで)
床ワックス塗り 髪の毛やモップ跡が残らない知られていないコツ
ゴミや髪の毛が見えていたら、ちょっと手間ですが広い上げる必要があります。
仕事の依頼者には必ず報告する
建物の管理者は自分がその部屋のトイレを使わない限り、トイレのタンクの水漏れのことには気づいていないようです。
清掃の前に内装業者も入室しているはずですが、その業者は管理者に報告していないようです。
結局トイレは清掃業者が触るところなので、もしわたしが水漏れを報告しなかったとしたら新しい入居者が入ってからの水漏れになってしまい、大事になります。
なので、面倒ですが設備の不具合があれば報告するということも仕事になってしまいました、、
まあメールを送るだけのでいいですけど。あとは設備の業者の方、修理お願いいたしまーす。
そんな思わぬ出来事が仕事にはつきものです。
終わりに
この記事では本来清掃作業員が気にしなくていいことでも、念のために最初に確認した方がいいことをお伝えしました。
作業する間にトイレで水洗した際、タンクの水漏れがないかどうかです。
万一水漏れしている状態に気づかず作業に勤しんでいると、下の階の部屋から絶対苦情がくるでしょう。
自分のせいでもないことで作業がストップしてしまい、労力帯効果が余計に悪くなります。
自分がトイレを使用した後に水漏れしていると本当に不快です。
確認した後、水漏れがあったらタンクの水洗は使わずに、バケツに水を汲んで流せばそれで済むことです。
それにしても前の入居者はどんな人だったのだろうか
その疑問は未だに分かっていないというお話でした。
最後にハウスクリーニングに30年携わっているので、体験から作業効率に役立つと思ったことをご紹介して終わりにします。
【ハウスクリーニング】少しでもはやくきれいに仕事するコツ2選
では。
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