はじめに
あなたが会社の従業員でありながら、給料は現場の歩合制。
ある現場の仕事をしている途中で(もちろんその現場をこなして報酬が入る)、会社から「締切日が明日までの急ぎの現場が入ったからすぐそこに行ってほしい」という急な連絡があった時どうしますか?
社名なので必ず応じなければならないのでしょうか?
あるいは、ちょっと考えて以下のような迷いが出てきませんか、というお話です。
- 従業員である以上、歩合制のため自分の仕事の効率を犠牲にしてでも会社の指示に従うのは絶対?
- 急であっても、自分の仕事の効率を固守し、最初に依頼された現場(歩合制)を仕上げるのが優先?
このように言うわたしは、会社の従業員で給料は現場歩合制で働いていますが、このような場合は会社の指示であっても、最初に依頼された現場を優先していいと考えています。
その理由を体験からお話しますが、わたしと同じように、仕事中に会社の急な指示で、振り回されて困っている方に参考になれば嬉しいです。
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仕事中に急な連絡が入るのは、スタッフとしては迷惑なくらいストレス!
一生懸命自分のノルマを果たそうとしている時に、会社から「別の現場に行ってほしい」などと急に言われたらどう感じますか?
それは、人それぞれだと思います。
別にそれを受け入れてあげたらいいやん。会社も急に困ることがあるのはつきものだし、今仕事中の現場を放置することになっても、それは言い訳の理由ができる。逆に拒否すると後で何かのツケが回ってきそうな気がする。
確かに、現実問題、従業員である以上、会社の都合で振り回されるのはある程度仕方がないですが…
逆の視点で言えば、こういう意見も出てきます。というかわたしの考え。
今の現場を自分に割り当てたことや、その現場を仕上げて報酬がもらえるシステムにしているのも会社。こちらが今日出勤したのはその現場を仕上げるため。その現場で消耗してから、会社都合で別の現場に来いと言われても仕事は捗らないし、後日、急な病気などで残った現場に自分が行けなくなった場合、誰かが続きをしないといけないことを考えると余計面倒なことが起こる。
自分はこういう考えを強く持っているので、自分の現場の仕事中に、会社が困っているとはいえ、自分に関係ない連絡が入るのは迷惑なくらいストレスに思ってしまうわけです…
でも他の同僚はそうは思わないみたい。
普通、従業員はできるだけのことをして会社のお役に立ちたいと考える
一般に従業員は会社の売り上げに貢献してなんぼ。
だから同僚が言っていることもご最もです。
会社が困ったなら、自分の手を止めてでもできるだけのことをしてお役に立てれば光栄だし、会社からの信頼も得られる!
ですが、わたしにも言い分があります…
それに対するわたしの言い分
急な連絡が入るまではその現場の仕事に身を捧げていたので、午後からはぼちぼちとペースダウンして体を休ませながら仕事をするつもりだった。今から別の現場を新たに取りかかると言われても体力がもたない…もちろん一人でしろとは言わないだろうけど、誰が来てくれるか分からないし…
夏の暑い時で、年齢も50代半ばなので、できることに限界があることを理解していただけないでしょうか?という気持ちです。
会社視点から言えば、ちょっと甘い考えかもしれませんが。
でも、丁寧にお願いすれば会社は理解してくれました!
急な連絡に応じかねることをお願いすると会社は理解してくれた!
結局のところ、「締切日が明日までの急ぎの現場が入ったからすぐそこに行ってほしい」という急な連絡に対してこのように返答しました。
言い忘れていましたが、ちょうど昼食時のことです。
「困っているところ、連絡していただいたのに申し訳ないのですが…」と前置きして、
午前中に、この現場でキッチンの油がギトギトだったことや、キッチンの流しに水漏れがあってうまく雑巾をすすげなかったこと、ベランダの排水溝が隣の家にあった上に人がいてたため、汚い水を流せなかったためにヘトヘトになりました。そちらに向かっても仕事がはかどらないと思います。
こう言うと、こう言われました。
だから、その現場は次の日でいいから、今日はこっちで数人で仕事したらどう?
そう言われて、
もしかして、今の現場を一人で続けるより、何人かで別の現場の仕事をする方が賢明?
と思いましたが、
お昼からは、午前中で疲れた体ですが、なんとか今日中に今の現場を仕上げるつもりでした。次の日、自分に突然のことが起きて仕事ができないかもしれないので、心苦しいのですが、今の現場を続けさせていただけないでしょうか?
とお願いしました。
そうですか。仕方ないなぁ。では頑張って今の現場は今日仕上げてください。
そう言ってもらえて、なんとかその場は凌げました。
そのかわり、今の現場は責任を持ってその日中に仕上げる
そのかわり、今の現場を続けさせてとお願いした以上、そこは責任を持ってクレームが出ないように仕上げなければなりません。
この現場を続けさせてくださいと、お願いしておいてクレームを出しているようでは、急な連絡に応じた方がよかった!ということになるからです。
そうならなように気をつけます。
頑張ってその現場はその日中に仕上げました。
くれぐれもクレームなんかきませんように!
参考までに、万一自分の作業でクレームが出た場合の対応について過去に書いた記事を載せておきます。
【ハウスクリーニング】クレーム対応への心配・不安をなくす考え方
急な現場は自分が断った後、結局どうなった?
自分が断った後、連絡を受けた二人の同僚が昼から急ぎの現場に駆けつけて、その日中には仕上がりました。
彼らは偉いなあ。やっぱり見倣わないといけないのかな…
と思いましたが、もう済んだことなので、同僚の一人にLINEで「断ってごめん。」というメッセージを送りました。
自分の現場が結構汚かったこと、途中で配管水漏れのアクシデントがあったこと、自分の現場はその日中に仕上げたかったことなどを添えて…
すると、その同僚は、「お疲れ様でしたね。こちらも4人がかりでなんとか終えました。」と返信がありました。
この写真は、その同僚とのやり取りの一部です。
同僚も、断ったわたしに悪い感情は抱いていないと受け取りました。
結局、両方の現場が無事に終了したので、これ以上考えないようにします。
人は人、自分は自分、最初の自分の責任は果たしたわけだから!
では、話の結論です。
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終わりに
結局のところ、どんな場合でも、従業員は自分の割り当ての仕事中に、会社の急な連絡に応じなければならないのでしょうか?
わたしは、自分の今の仕事にフォーカスすれば良いと思います。
なぜなら、その日はその指示で出勤し、自分なりの仕事ペースもあるので、途中で急なこと言われても必ずしも応じられないからです。
ただ、頑張って応じることができればその方が良いかもしれません。
自分に何かがあれば相手から助けてもらいやすくなりますし、柔軟性のない人だと思われないですみます。
わたしは、すでにそう思われているかもしれないので、これからはちょっと考えた方がいいかも。
こういうことは持ちつ持たれつですし、同僚との関係を良いものに保つことも視野に入れる必要があります。
あいつは自分勝手な奴だ、と誤解されないためにも。
そんなモヤモヤした体験談でしたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
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