はじめに
とある賃貸物件管理会社の方から、このような落書きは落ちるのかどうか教えてほしいとの依頼を受けました。
これです。
玄関から廊下を歩き、キッチンに通じる扉にガラスがはめ込まれています。
中が見えないようにガラスに薄い膜が貼られているタイプです。
そこにちょっと水で拭いただけでは落ちない落書きがありました。
おそらく子どもがなんか書いたのでしょう。
今は空室になっています。
この落書きが取れなかったら新しい入居者が入るまでにガラスを交換しなければなりません。
それで清掃業者になんとか落ちないかと頼んでいるという背景です。
結論から言いますと、素材を傷つけずにきれいに落とせました。
その体験レポートをお伝えします。
念のため繰り返しますが、素人の方が洗剤拭きしても消えなかった落書きです。
台所洗剤とメラミンスポンジで根気強く軽くこする
落書きを消した方法をこの見出しに短くまとめました。
ガラスに薄い膜が貼ってあるので、固いものでこするのはNGです。
メラミンスポンジのような柔らかいものでも強くこすり過ぎると素材を傷つけます。
それで洗剤を多めにつけながら、メラミンスポンジで軽くなでるようにこすりました。
すると少しずつ落書きが薄くなっているのに気付きました。
という事は、落ちるか落ちないかで言えば落ちるということを示しています。
一度にサッと落とせたらいいのですが… そこが辛いところですね。
時々乾拭きをして、再度同じ作業を繰り返します。
だんだん落書きが薄くなってきました。
後、もう一息!
3Mのシール剥がし剤も試す→落書きに反応あり
もうちょっといい方法はないものか…
3M製のスプレー式のシール剥がし剤を少しだけ噴霧してみました。
少し汚れが反応しているのが見て取れました。
1分ほど置いてみてきれいに乾拭きしました。
その仕上がりはこうです。
落書きを落とした仕上がり状態
ここまで落とせたら合格ラインかなと思えるまで、かれこれ40分くらい作業しました。
これがその仕上がり状態です。
この写真はドア全体が見えるように2メートルくらい離して撮影しました。
15センチくらいの距離でジロジロ見ると、うっすら跡が残っているかなと思えます。
ですが、以前の状態を知らない人には全く気づかれないようにはなりました。
清掃としては合格範囲です。
メラミンスポンジは色々な汚れに超優れもの
メラミンスポンジは使い方次第で汎用性が高いですね。
参考までに以前にもそれを記事にしました。
興味のある方はご覧ください。
メラミンスポンジの応用例です。
洋式トイレ内底のたわしで擦った黒傷→メラミンスポンジでとれた
では話を締めくくります。
終わりに
汚れに関しては一発でスッと取れたら一番いいです。
しかしながら素材によっては強い洗剤は使えません。
固いものや、柔らかいものでも力を入れてこすりすぎると素材を傷つけてしまうことがあります。
こういう素材についた汚れは、時間がかかりますが、軽く根気強く作業するのがコツですね。
ガラスに貼ってある薄い膜の落書きは台所洗剤、メラミンスポンジ、3Mのシール剥がし剤スプレーできれいになりました。
写真では分かりにくいですが、実際に最初の状態と作業後の仕上がりを見た人は「どうやって落としたのですか?」と聞いてくれました。
この記事でその答えを書きました。
同様のことでお困りの方に参考になれば幸いです。
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