【プロ清掃員が教える】入居後「即チェック」!前の住人のミスで 敷金が消える 3つの水漏れリスク

🚨 はじめに:前の住人の「面倒くさい」があなたの敷金を壊す

 

賃貸物件に入居したあなたへ。

前の住人が「まあ、いいか」と放置した“小さな不具合が、あなたの部屋に「時限爆弾」として残されているかもしれません。

そしてその爆弾は、退去時の敷金をゼロ**にするどころか、高額な賠償請求につながるリスクを秘めています。

私は30年にわたり、ハウスクリーニングの現場を渡り歩いてきました。

清掃プロの視点から見ると、入居前の空室は単なる「汚れた部屋」ではなく、前の入居者が残した不具合という名の「時限爆弾」が仕掛けられた場所です。

この記事では、私が実際に遭遇した「放置された水漏れ現場」から、あなたが金銭的な損害を避け、敷金を守るために、入居直後と普段の生活で「今すぐ」チェックすべき3つのヤバい場所をお伝えします。


🚽 放置厳禁!前の入居者の水漏れ現場トップ事例

 

【事例1】トイレの水は「あふれる」ものじゃない

 

ハウスクリーニング作業中、一番肝を冷やしたのはトイレのタンクの水漏れでした。

水を流すと、最初は穏やかだった水が、徐々に勢いを増し、最終的にタンクの穴に落ちる水量よりも出てくる水量の方が勝ってしまうのです。

ついには水がタンクを伝って床へ溢れ出し、水たまりができました。

「前の住人は、毎日こんな水漏れを放置して生活していたのか?」

設備担当者によると、タンク内のボールタップ(部品)が故障していたとのこと。

  • 読者へのメッセージ:これが起こす「最悪の事態」

    • これは部品故障の初期段階のサインです。放置すると部品が完全に壊れ、ある日突然、大量の水が階下へ漏水する大事故につながります。

    • 最大のリスク: 階下の家財道具への賠償責任や、大家への高額な設備修理費請求が発生し、敷金が消えるどころか、家計に大きな打撃を与えます。

【事例2】エアコン洗浄後の「底からの水滴」は地獄のサイン

 

トイレの次に危険なのがエアコンです。

洗浄作業後に本体カバーを付けてテスト運転すると、本体の右下から水がポタポタと垂れてきました。

ドレンホースの詰まりではなく、結露水が内部でうまく排水されずに漏れる現象だったようです。

  • 読者へのメッセージ:これが起こす「最悪の事態」

    • 水漏れは壁の内部に浸透し、断熱材や石膏ボードを腐食させ、カビの温床となります。

    • 最大のリスク: 退去時に「入居者の管理不足によるカビだ」と判断され、高額な壁紙・ボードの交換費用を請求される可能性があります。

【事例3】ぐらつき・水道管の滲みは「事故の前触れ」

 

現場では、トイレのタオルかけやキッチンの棚がグラグラだったり、洗濯機の水道接続部が微妙に濡れている「滲み(にじみ)」を見かけることがあります。

  • 読者へのメッセージ:これが起こす「最悪の事態」

    • 小さな滲みは、水道管のパッキンや接合部の劣化が原因です。放置すると、ある日パッキンが破れて噴水のように水が吹き出すことがあります。

    • ぐらつきは、壁の強度不足や部品の欠損のサイン。無理に使うと破損し、入居者の過失と見なされます。


🛡️ 【敷金を死守せよ】入居後あなたがすべき「3大防御策」

 

私の現場経験から、あなたが金銭的な損害を避けるために「入居時」と「普段の生活」で必ずチェックしてほしい防御策を3つ挙げます。

1. トイレは「10回」流して水の勢いを確認する

 

  • 単に流れるかだけでなく、**連続して10回流し、**タンク内の水が安定しているかを確認してください。

  • タンク上部の手洗い部分から出る水が、時間とともに勢いを増したり、止まらなくなったりしたら、すぐに管理会社に連絡してください。これは水道代の増加にも直結します。

2. エアコンは「10分間」冷房運転する

 

  • 入居直後、結露水が十分に発生するよう、最低10分間は冷房を最強で運転させ、本体の下や横から水滴が垂れてこないかをチェックしましょう。

3. 水道管と棚の「不具合」を全て記録する

 

  • 洗濯機の水道接続部や、キッチンのシンク下の水道管に**微細な水滴や「滲み」**がないか確認してください。

  • 棚やタオルかけのぐらつきも見逃さず、必ずチェックリストに加えます。

📸 鉄則:不具合は**「日付入り写真」**で管理会社に即報告

 

不具合を発見したら、面倒くさがらず、日付機能付きで写真を撮り、メール(記録が残る方法)で管理会社に報告してください。これが最大の防御策です。

「入居時に言わなかった」は、退去時には「お前の責任」と判断される可能性が高まります。入居時の報告こそが、敷金返還のトラブルを防ぐ最強の証拠になります。


❓ Q&A:水漏れに関する読者の素朴な疑問

 

質問(読者の不安) 回答(プロの視点から)
Q1: 「水漏れかも?」と思ったら、まず誰に連絡すべき? A: まずは管理会社または大家さんです。絶対に自己判断で修理しようとしないでください。状況が悪化すると、修理費用を全額負担させられるリスクがあります。
Q2: 賃貸の設備が古くて水漏れした場合、費用は誰が払う? A: 経年劣化による故障は、基本的に**貸主(大家さん)**が負担します。ただし、「入居者の不注意や過失」が原因の場合は、入居者負担です。入居時の不具合報告があなたの過失ではない証明になります。
Q3: もし階下に水漏れさせたら、保険で対応できる? A: はい。賃貸契約時に加入している**「個人賠償責任保険」**でカバーできる場合がほとんどです。しかし、保険を使うのは大変です。普段からの水漏れチェックが最高の防御策です。

🤝 結び:清掃作業員からの切実な願い

 

私たち清掃作業員は、あなたが気づかない「時限爆弾」を日々処理しています。

しかし、これらの不具合は「あなたが住んでいる間」に突然、あなたの生活を脅かす大事故になる可能性を秘めています。

【今日からできる対策】

あなたが物件の不具合に気づいたら、「面倒くさい」と思わず 「その場で」 管理会社に写真付きで連絡してください。

このひと手間が、あなたの敷金と、そして何より階下の住人の方の財産を守ることにつながります。

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