はじめに
ある時、自転車後輪キーが軸ズレで全く噛み合っていない状態になり、指の力では直らない程だったので、諦めて自転車屋で交換しようと出向きました。
ところが、店員は5分程でドライバーで軸ズレを直し、スライド部分に油をさすことで前より快適になりました。
しかも、無料で!
客の視点でプロがどのように直したのかしっかり見ていたので、今度は自分でもやってみようと思います。
参考になれば幸いです。
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イタズラでなくても、後輪キーの軸ズレは起きる
ある時、自転車に乗ろうとすると、いつも止めている自転車置き場に前後逆に向いて止まっていました。
おかしいなあ、と思いながら、誰かが何かで邪魔になってちょっと動かしたんだろうと思っていると、乗る時は鍵はスムーズに動いたものの、
帰ってきた時に、「あれ?全く動かない!」という現象が起きました。
「誰かイタズラしたのか?」
と疑いながら、人為的なイタズラ跡がなかったのが不思議でしたが。
それで、なんとか自転車店に持っていって、「後輪キーが壊れたので、もうダメだったら交換お願いします。」と相談しました。
店員が見たところ、
「多分、タイヤが回転している時に軸をはめようとして曲がったと思われます。タイアのスポークが曲がっているところがあるので。」
「ということは、私が気づかずやってしまったのですかね?」
「それは分かりませんが…」
「直るかどうか、ちょっとやってみます。」
スポーク?
聞きなれない用語なのでWikipediaを引用します。
外周部分を支えているリムと、車輪の中心にあるハブをつなぐ。基本的にはハブから放射状に伸びている。ただし鋳造・射出成形などの一体成形後に生ずる過大な熱収縮応力を逃がす為、わざと斜めや渦巻き状にする事は珍しくない。
スポークを持つ車輪をスポークホイールと呼ぶ。スポークに相当する部分が円板状になっている車輪も存在し、こちらはディスクホイールなどと呼ばれる。ディスクホイールの中には、通風や重量軽減あるいは意匠のためにディスク面に穴を開けたものがあり、穴の形状によっては残った部分がスポーク様を示す場合があり、両者の境界はかならずしも明確ではない。
イタズラではないことが分かりましたが、曲がった軸ずれが直るのか…
店員はドライバーで軸ズレを直した
後輪キーが全く動かなかった原因はこの穴です。
後輪キーをロックする時に赤丸のところから軸が出てくるわけですが、穴が塞がっていたので全く動きませんでした。
それで、店員はこのように作業。
- マイナスドライバーを穴に突っ込んで、軸が出てくるようにこじ開け
- そうすると、何度かつまみを動かしているうちに軸が出てくるようになり
- 軸が出てきても、軸受けがずれているならうまく入らないので
- 軸の出る向きを軸受けに向かってまっすぐ進むようにドライバーで調整
これで直りました!
さすが!
後、軸の通り道に油をさすと嘘みたいにスルスル動くようになりました。
工賃は無料
その後、店員とはこんなやり取り。
「あの〜、工賃がいくらかいるのですか?」
「ドライバーでこじ開けただけですからいいですよ。」
「本当ですか。ありがとうございます。また利用させていただきます。」
月に1回くらい軸に油をさしたらいつでも快適ですね。
ついでに、月に1回くらいタイヤの空気を補充したいと思います。そのために1,000円の空気入れを買いました。
ダイソーの百円空気入れはやめた方がいい→千円で買い直して正解
自分でもできそう
以上の作業工程はこれだけなので、次に同じことが起きたら自分で直してみたいと思います。
- プロなら5分作業
- 使用道具はマイナスドライバーと自転車用オイル
余談になりますが、プロに頼まなくても自分でできることを増やしていけば自信が持てるようになりますね。
例えばこんなことにトライしてみました。参考になれば嬉しく思います。
トイレの換気扇(カバーがビスのタイプ)を外して15分で綺麗にできました。
エアコン洗浄で本体カバーを外すのが不安な方へ ツメを壊さないためのポイント
洗面台排水管に歯ブラシを落として上から取れない時は…こうする
ということで、今回はこの辺にしたいと思います。
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終わりに
思わぬ時に自転車の後輪キーが動かない…
焦ります。
しかし、冷静になれば5分で解決。
マイナスドライバーと、オイルがあれば十分。
自転車店員から全く動かなかった後輪キーの軸ズレを直していただいた上に、自分にもスキルアップの勉強になって感謝しています。
是非トライしてみてください。
今回の記事は、全く動かない軸ズレの修理方法でした。
下記の記事は、動きが固い時の解決方法です。体験記ですが、良かったらエンタメ程度にご覧ください。
では。
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