はじめに
主婦の方なら、トイレのお掃除にトイレクイックルを使っていることかと思います。使い捨てられるのが汚らしくなくていいので…
無論、トイレを綺麗にする方法は他にもたくさんありますが、もしあなたがプロのハウスクリーニング作業者なら、トイレ清掃の際にトイレクイックルを使うことがあるでしょうか?
私はハウスクリーニング作業者として長年従事していますが、これまでトイレ清掃にトイレクイックルを使ったことがありませんでした。
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理由は、トイレクイックルってすぐになくなるので、なんかもったいない印象があるからです。
ところが、今日の空室作業現場で前の入居者がトイレクイックルを忘れて退去… 上の戸棚に忘れていた…おそらく見えなかったからでしょう。
写真はそこにあった現物ではなく、よく似た商品のイメージですが、もったないのでその現場で使ってみると、それほど便器が汚れていないので使いやすいのに気がつき、
もしかして100均で買い足してでもトイレクイックルを活用する方が、ハウスクリーニング作業の効率が上がる?と思ったので、記事を書いてみました。
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最近のトイレはほとんどがウォシュレット
ハウスクリーニングの作業者ならお気づきだと思います。おおよそどの現場でもトイレはこのようなウォシュレットタイプですよね?
パッと見て、うあー汚いという状態だと、トイレクイックルだけでは歯が立ちません。
ですが、汚れているのは便器の中だけで、便座やタンクがそれほど汚れてなければ、汚れていない部分はクイックルで十分では?と再考しました。まさに写真のトイレがそうだったので。
赤い枠で囲っている部分は便座の付け根。そこは奥まで手が入らないので洗剤を噴霧してシャワーの霧で流すのがベスト。ガチガチに固まった汚れでなければそれで綺麗になります。
ウォシュレットはサイドにレバーがあって簡単に外れるので、外から見えていない部分やウォシュレットの裏側の汚れもクイックルで拭くだけで十分綺麗になりました。
と言っても、相手は汚物なので使ったものはさっと捨てられるのがクイックルのいいところですね。
トイレクイックルを使うメリット
ペットを飼っていたり、よほど使い方が汚い人でない限り、水洗タンクの正面や、便座のカバー、便器の下などがクイックルで拭いても取れない汚れがついていることは少ないです。
例外として、クロスなどの内装後についたノリの跡や水洗タンクの上の水が固まった汚れ、便器の中の尿石などの汚れは別途の作業が欠かせません。その辺りはこの記事では省略します。
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水洗タンクや便座、便器などをクイックルで拭いた時に、髪の毛などがつかないのがメリットです。
持参した雑巾で拭いた時は髪の毛がつかないようにするために結構苦労しました。
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ですが、清掃作業のプロではない主婦の方が普通に使うトイレクイックルで室内の埃かぶった備品や床も全て拭き上げて、ポイっすると髪の毛が備品やタンク便器につかないではないか!
便座の表面や裏の汚れ、ウォシュレットのホースや床についたほこりや汚れをクイックルで拭き上げて、それを使い捨てることで、ほこりや髪の毛も同時に便器に流せるので、雑巾に髪の毛が絡むのを防ぐことができるのも大きなメリットです。
結構な枚数使うのでもったいなく感じますが、100均で35枚入った商品が一番安い?で贅沢に使ってもそれほど費用がかからない、こんな当たり前のことに気がつきました。
それで、今度からトイレにはクイックル使うぞと気が変わってきた…衛生的だし。
もちろん、よく汚れているウォシュレットの部品とその周り、便器内、水洗タンクの上は別作業です。
ウォシュレットのパーツの掃除は?
当然、ウォシュレットのパーツなどの部分は、汚物が固まっていたり、カビが生えていたりするので、クイックルだけでは綺麗になりません。
そこで、カビキラーなどの漂白剤をたっぷり噴霧して数分時間を置き、それから細い道具で汚れを除去する必要があります。
詳しくは過去に書いたよかったらこちらの記事を参考に。
ついでながら、ウォシュレットの便座の蓋は外れるタイプのものがあるので、外せるなら外した方が細かいところが綺麗になります。
ウオシュレットの便座の蓋を外して細部の清掃(外す力の入れ方のコツ)
便器内を綺麗にするには?
最初にドメストなどの洗剤を便器につけて数分おくことにより、表面の汚れはだいたい取れますが、
尿石などのガチガチに固まった汚れが便器内の淵についていることがほとんどで、それはドメストをつけておくだけでは取れていないことがあるので、
その場合は酸性の洗剤をつけてやや固いものでつつくようにすると綺麗に取れます。
底に溜まったガチガチな汚れはなかなか苦労しますが、これは一発で魔法のようには取れないので根気が必要ですね。ガチガチをつつくための専用のプラスチックを使いましょう。マイナスドライバーなどでつつくと間違いなく傷がつくので。
水洗のタンクの上のガチガチ汚れは
水洗タンクの上を洗剤で噴霧してメラミンスポンジで擦るとおおよその汚れは落ちます。
ですが、それではガチガチは取れません。
経験から言えば、スクレーパーで素材に傷がつかない程度の力でツンツンと削るのがベストだと感じています。
どの箇所にも言えますが、中性洗剤を少し加えたスプレーを噴霧して拭きあげればピカッとした仕上がりになるでしょう。一見手間ですが、試してみてはいかがでしょうか?
ということで、結論に入ります。
まとめ
ハウスクリーニングのトイレ掃除で、部品や床などの噴き上げはトイレクイックルを使うことにしました。
確かに、すぐに消費してしまうのがデメリットですが、たかが100円で知れています。
メリットはこうでした。
- 拭いた箇所に髪の毛やほこりがつかない
- 雑巾にほこりや髪の毛がつくことがない
- すぐにトイレに流して捨てられるので衛生的
今回の家の人が忘れたウォシュレットで思いました。たまには、作業方法を変えてみるものだと。メリットにあらためて気がつくので。
ということで最後までご覧いただきありがとうございました。
ある意味で、当然の内容なので参考になるかどうか分かりませんが…
では。
関連記事→トイレの換気扇(カバーがビスのタイプ)を外して15分で綺麗にできました。
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